俳優のエミリー・ブラントが、スティーブン・スピルバーグ監督の「ディスクロージャー・デイ」でAIの使用を拒んでいたことが明らかになった。
最新作「ディスクロージャー・デイ」は21年ぶりにUFOを題材に選んだ巨匠の大作で、ブラントはカンザスシティのお天気キャスターを演じている。物語では、生放送中に主人公が突如として地球外の力に取り込まれていく。ハイライトは、主人公が地球外の存在に少しずつ乗っ取られていく様子を描く4分間にもおよぶワンカットシーンだ。
問題は、この異星の言葉をどう作るかだったという。ブラントは人気番組「Hot Ones」で、こう打ち明けた。
「やり方はいろいろありました。AIを使う手もあったのですが、それが私にはちょっと怖くて。それなら自分で、本当に奇妙な音をいくつか出せるんじゃないかと思ったんです」
そしてブラントは、自ら録音スタジオに入ったという。
「いろんな変な音を出してみましょう、と提案して、実際にそうしました。カチカチという音を出したり、ハミングのような音、子音だけの音、奇妙な息づかいの音を出したり」
巧みに配置されたマイクがその一つひとつを拾い、音響デザイナーがそれらを加工して、最終的に不気味な異星の声を作り上げたのだという。AIの活用をめぐっては、ハリウッドでも賛否が分かれているが、スピルバーグ監督とブラントは人間の手による表現を選んだことになる。
「ディスクロージャー・デイ」は、7月10日に全国公開される。
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ディスクロージャー・デイ
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Photo by Jon Kopaloff/Getty Images