【写真】“友人以上”の深い間柄を演じた大場久美子と一ノ瀬康子
大場久美子主演のサスペンスドラマ「濡れた心 レズビアン殺人事件」(1981年放送)が、6月3日(水)夜6時30分よりJ:COM BS(BS260ch※全国全番組無料放送)で放送される。江戸川乱歩賞作家・多岐川恭の小説を原作とした本作は、大場がレズビアンの女子高校生を演じた異色作。少女たちの複雑な愛情や嫉妬、欲望を描いた甘く危ういエロティシズムとサスペンスが話題を呼び、放送当時20%の視聴率を記録した。
■女子高生と親友を巡る複雑な人間関係が殺人事件へ発展
本作の主人公は、刑事の兄・釣一(太川陽介)と二人暮らしをする女子高生・小村トシ(大場)。ごく普通の高校生活を送るトシには、同級生で親友の御厨典子(一ノ瀬康子)がおり、2人は友人以上の深い絆で結ばれていた。
しかし典子を巡って、水泳部の後輩・南方(谷川みゆき)や教師の野末(岸田森)、河合(飛島裕子)、さらに好意を寄せるカメラマンなど、さまざまな人物の思惑が交錯。典子を中心に複雑な人間関係が形成され、それぞれの感情が少しずつ絡み合っていく。
そんな中、典子に想いを寄せる2人の男性が相次いで不審な死を遂げる事件が発生。トシは親友の身を案じながら真相を追い始めるが、やがてその先にある想像を超えた闇へと引きずり込まれていく――。
■大場久美子が挑んだ異色作、放送当時の視聴率は20%を記録
主演の大場が演じるのは、親友に特別な想いを抱く女子高校生・トシ。当時トップアイドルから俳優へ転身した大場が、それまでのイメージとは異なる大胆な役柄に挑戦した作品としても知られている。
脚本は山浦弘靖、監督は瀬川昌治が担当。大場をはじめ多くの実力派キャストが集結し、人間の愛憎や執着を描き出した。放送当時には20.0%の視聴率を記録しており、40年以上経った今でも異彩を放つサスペンスドラマだ。
原作は、江戸川乱歩賞を受賞した多岐川恭の小説『濡れた心』。少女たちの愛情や嫉妬、周囲の欲望を軸に描かれる物語は、1981年当時としては非常に挑戦的な題材だった。甘く危ういエロティシズムと、ミステリーが融合した独特の世界観も本作の大きな魅力となっている。
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