米国のハリウッドにおいて、配信プラットフォーム発のアニメ制作部門には労組契約が及ばない領域が長らく残されてきた。そのなかで Netflixの自社アニメ制作スタッフが、米国の労働組合と初の契約を結んだことが、米バラエティの報道で明らかになった。
相手は、米アニメ業界の労組「アニメーション・ギルド」(IATSE Local 839、1952年設立)だ。Netflixの自社制作部門「Netflix Animation Studios」の長編アニメ制作スタッフが対象となる。組合化のキャンペーンは2023年8月に始まり、25年12月30日の米労働関係委員会(NLRB)の選挙で公認された後、今回の契約締結に至った。
投票では、対象スタッフの89%が締結に賛成した。新契約には賃金の最低額、解雇手当、職場保護に関する規定が盛り込まれる。なかでも、製作アシスタント職の最低賃金は、同ギルドがこれまでに結んだ制作契約のなかで過去最高の水準となったという。
アニメーション・ギルドのオーガナイザー、アリソン・スマートは声明で「これまで交渉してきた制作グループは皆、先人たちが築いた土台の上に積み上げてきました。Netflix Animation Studios のスタッフは、当ギルドの制作契約のなかで過去最高の製作アシスタント賃金を勝ち取ったのです」と語った。同ギルド副業務代表のチャズ・キャロルも「望むものすべてを得たわけではないが、可能な限りの最善の合意を勝ち取った。Netflix がスタッフの優先事項に向き合うまで、交渉団は席を立たなかった」と続けた。
2026年1月には、DreamWorks Animation の在宅勤務スタッフも、アニメーション・ギルドや姉妹組合のエディターズ・ギルド(IATSE Local 700)への加入を投票で決めるなど、配信業界全体に労組の動きが広がっている。Netflix Animation Studiosの直近作には、「ウルトラマンライジング」「The Twitsアッホ夫婦」「イン・ユア・ドリームズ願いがかなうなら」などがある。
【作品情報】
・
イン・ユア・ドリームズ願いがかなうなら
【関連記事】
・
【最新版】本当に面白いおすすめ映画ランキングTOP30絶対に何度も見るべき“傑作”を紹介
・
Netflixで観てほしいおすすめの人気映画30選~編集部厳選~
・
【本当に怖い映画30選】トラウマ&衝撃作を“ジャンル不問”で編集部が厳選
写真:AP/アフロ