映画『Michael/マイケル』主演の“甥”に絶賛の嵐も…大ヒットの裏に流れる不穏な空気

マイケル役を演じるジャファー・ジャクソン

映画『Michael/マイケル』主演の“甥”に絶賛の嵐も…大ヒットの裏に流れる不穏な空気

5月31日(日) 15:45

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伝説の“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの軌跡を描いた映画『Michael/マイケル』が4月24日に全米および各国で一斉公開された(日本公開は6月12日)。マイケル役を演じた実の甥ジャファー・ジャクソンの圧倒的な歌とダンス、そして圧巻のライブパフォーマンスにファンは熱狂し、伝記映画として過去最高のオープニング記録を樹立した。

一方で、ストーリーが「不誠実」「美化しすぎ」とメディアや批評家から厳しい声が噴出。またマイケルの娘や息子、兄弟の間でも本作をめぐって意見が割れているという。

「マイケルがよみがえった」甥の演技には高い評価も……



公開されるやいなや世界中で大ヒットを巻き起こしている『Michael/マイケル』。興行収入は早くも8億ドル(1270億円超)に迫る勢いで、あの『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)を超える歴史的メガヒットへと突き進んでいる。

鮮烈に再現された名曲のステージの数々、まるで「マイケルがよみがえった」と思わせるようなジャファーの歌とダンスのすさまじい再現度に、ファンや観客から「圧巻だった」と高い評価を受けている本作。けれども、マイケルのスキャンダルや負の側面(児童性的虐待疑惑など)が描かれていないことから、映画としての誠実さを疑問視する声も。

英紙『The Guardian』が「いら立つほど浅く、無気力な作品」と厳しいレビューを下すなど、「都合の良いように美化されている」と酷評するメディアや映画批評家も少なくない模様。異例の大ヒットの裏側で、かなり賛否が分かれているようだ。

そして実は、マイケルの家族のなかでも、作品に対する反応が分かれているという。

娘と妹は関与を拒否! ジャクソン家のなかでも温度差



Paris Jackson and her aunt Janet Jackson were noticeably missing as many of their family members gathered in Los Angeles for the premiere of the new Michael Jackson biopic, Michael. https://t.co/sUebmrR6cI— Us Weekly (@usweekly) April 21, 2026

先日、オーストラリアのテレビ番組に出演し、父マイケルを「最高の父親」と語っていた長男プリンス。映画にかなり協力的だったという彼は、製作総指揮として作品に関与したと報じられている。

一方で、本作に反対の立場を明確にしているのが、長女パリス。初期の脚本を読み、不誠実に感じた点について制作側に意見を出したが聞き入れられず、SNSで「手を引くことにした」「私はこの映画に0%も関わっていない」と断言している。

次男ビギは、プリンスほど深く映画に関わっていないものの、特別上映会などには出席。あくまで中立的、もしくは控えめに支持しているといった印象だ。

またジャクソン家の兄弟間でも温度差が。ジャッキー、ジャーメイン、マーロン、ラトーヤらは映画を支持しているとされ、試写会にも駆け付けた。

そんな兄や姉たちと一線を画しているのは、マイケルと仲良しだったはずの妹ジャネット。この作品と距離を置いているようで、キャラクターとして作中に登場もしていない。

これについて、製作にも関わった姉ラトーヤは米誌『Variety』に対し、「みんなで映画に登場できたら良かったのですが。ジャネットにも出演依頼をしましたが、丁重に断られました。彼女の意思を尊重せざるをえなかったんです」と明かした。

報道によると、ジャネットは、マイケルの遺産管理団体が制作に関わっていることに不信感を抱いているとのこと。遺産管理団体にとって都合の良いストーリーに仕立てられ、兄のイメージが歪められることを懸念しているそうだが、「マイケルと仲が良かったジャネットが出ないのは不自然」とアメリカのファンをざわつかせている。

本人が憑依!? 撮影中に足が血まみれになったことも



賛否渦巻く中、本人さながらのパフォーマンスを劇中で披露して、方々で大きな話題を呼んでいるのがマイケル役のジャファー。歌やダンスを完璧に再現し、「まるで本人が蘇ったよう」「本人が憑依したとしか思えない」と大絶賛されている。

叔父マイケル・ジャクソンを演じることに全身全霊を注ぎ、足から血を流すほど撮影に没頭したという彼だが、当初は演技に迷いを抱いていたそう。また主演の候補には、別の俳優の名前も挙がっていたという。

けれども、アントワーン・フークア監督は自らテストを行い、ジャファーを抜擢。いきなり投げかけた質問にも、“マイケルとして”完璧な受け答えをしていたそうで、それは「霊的な瞬間」と感じるほどだったと後に振り返っている。

プロデューサーのもとで特訓を積み、自室の壁を資料で埋め尽くして研究を重ねたジャファー。スタジオに1000人のエキストラを集めた『Bad』の撮影で、納得がいくまでダンスを繰り返した結果、足が血まみれになったことも。叔父を力強く演じる姿に涙を流したスタッフもいたそうだ。

フークア監督は、火の中に放り込まれるような過酷な状況下でも、マイケルになりきったジャファーの姿勢を絶賛している。

https://youtu.be/06EgQUQGof4

日本公開を前に来日決定! ベストアルバムやネトフリ作品も



6月12日の封切りを前に、主演のジャファーやフークア監督らが来日し、6月4日にはジャパンプレミアが行われる予定。

5月20日には、映画『Michael/マイケル』の公開を記念して、ベストアルバム『マイケル・ジャクソン&ジャクソン5 -ザ・ベスト-』も発売されている。

さらに6月3日、マイケルが少年への児童性的虐待容疑で訴追された2005年の刑事裁判を描いた番組『マイケル・ジャクソン:ザ・バーディクト』が、Netflixで配信開始。最終的に全件無罪となった裁判の裏側に迫る全3部のドキュメンタリーシリーズで、当時法廷の中にいた陪審員や目撃者、メディア関係者らの新たな証言を交え、多角的な視点から検証が行われる。

2009年6月25日、麻酔薬「プロポフォール」や鎮痛剤の過剰摂取により心停止に陥り、50歳という若さで死亡したマイケル・ジャクソン。間もなく命日を迎えるが、映像や音楽を通して、あらためて“キング・オブ・ポップ”の軌跡をたどることになりそうだ。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>



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