“人生の視点が変わる”おすすめドキュメンタリー映画30選映画.com編集部が本当に面白い傑作・秀作・必見作を厳選

「ヨコハマメリー」

“人生の視点が変わる”おすすめドキュメンタリー映画30選映画.com編集部が本当に面白い傑作・秀作・必見作を厳選

5月31日(日) 18:00

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「事実は小説よりも奇なり」を、肌で感じてみませんか?

“ドキュメンタリー映画”と聞くと「なんだか難しそう…」なんて思っている方もいるはず。でも、もしそう考えているなら、その固定概念を取っ払っちゃいましょう!

“ドキュメンタリー映画”は時としてフィクション以上に衝撃的で、どんなミステリーよりも不可解な「現実」の断片をとらえることもあって、さらに、人間の怒りや欲望や祈り、美しさをも映し出しています。

「最近、面白い映画に出合えていないな~」

「もっともっと刺激が欲しい!」

「世界の“いま”を知りたい!」

そう感じている方に猛プッシュしたい“おすすめドキュメンタリー映画”を、映画.com編集部がピックアップ!

あなたの価値観をアップデートし、人生の視点が変わる30本を紹介します。

※一部作品には、編集部の“おすすめポイント”も記載していますので、是非参考にしてみてください!

1:「アダマン号に乗って」

【概要・あらすじ】

フランスのドキュメンタリー監督ニコラ・フィリベールが、パリのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船「アダマン号」にカメラを向けたドキュメンタリー。

パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船「アダマン号」は、精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートしている、ユニークなデイケアセンターだ。そこでは自主性が重んじられ、絵画や音楽、詩などを通じて自らを表現することで患者たちは癒しを見いだしていく。そして、そこで働く看護師や職員らは、患者たちに寄り添い続ける。誰にとっても生き生きと魅力的なアダマン号という場所と、そこにやってくる人々の姿を、フィリベール監督によるカメラが優しいまなざしで見つめる。

【編集部のおすすめポイント】

フィリベール監督のフラットであたたかな視点が、患者とそうではない人々の境界線を緩やかにし、社会と繋ぐ柔らかな社会派作品。セーヌ川に浮かぶ、自由で創造的なユートピアのような空間が、患者だけではなく、観る者の心も解きほぐしていきます。

2:「アメリカン・ファクトリー」

【概要・あらすじ】

アメリカにある中国企業の工場について描いたNetflixオリジナルのドキュメンタリー映画。

米オハイオ州にある工場が不況のために閉鎖されてしまうが、そこに中国企業が進出し、工場を再開させる。しかし、やがて労働やそのほかさまざまなことに対する、米中の価値観や考え方の違いが浮き彫りになってくる。

【編集部のおすすめポイント】

価値観や文化の衝突だけでなく、労働環境の法的にデリケートな部分を生々しく映し出している。時給を以前の半分以下にして、月に28日勤務を求める中国の経営陣が堂々と語った「安全は利益を生まない」という言葉が刺さった。この状況を許しているのは誰なのか。私たち消費者の責任の重さを改めて感じる。

3:「イ・チャンドンアイロニーの芸術」

【概要・あらすじ】

「オアシス」「シークレット・サンシャイン」などで知られる韓国の名匠イ・チャンドンの創作の原点と人生に迫るドキュメンタリー。

イ・チャンドンが自ら水先案内人を務め、作品のロケ地や幼少期に過ごした場所などゆかりの地を訪れながら、43歳にして小説家から映画監督に転身した異色の経歴や、自身の芸術に対する思い、創作の原点について率直に語る。さらに、ムン・ソングン、ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリ、ユ・アインら、これまでイ・チャンドン監督作を彩ってきた豪華俳優陣や制作スタッフも登場し、撮影当時を振り返る。

【編集部のおすすめポイント】

自身の映画のように現在から過去へ遡り、映画制作の原点と人生の意味を見つめ直していく構成が心憎い。俳優たちが撮影時を振り返り、各作品の名シーンとロケ地が映し出され、監督と一緒に聖地巡礼をしているような感覚を体験できます。

4:「A」

【概要・あらすじ】

オウム真理教の広報部副部長、Aこと荒木浩を中心に、オウム事件以後の彼らを追った長篇ドキュメンタリー。

TBS問題を契機に封印されるはずだった150時間にも及ぶ素材を作品にまとめた。監督は森達也。家庭用デジタルカメラを手に様々なオウムの施設に足を運び荒木浩を追った。

【編集部のおすすめポイント】

唯一内部から教団に留まった人々の声を記録し、同時に狂騒するマスコミと社会の姿を切り取った衝撃作。自ら転倒させ、後頭部を打って苦しむ信者の横で、大袈裟に痛がる公安警察の転び公妨の映像は、常識が揺らぐ。

5:「カンフースタントマン龍虎武師」

【概要・あらすじ】

香港映画界が生み出した数々のアクション作品を支えたスタントマンと、彼らが活躍した年代を振り返るドキュメンタリー。

1970年代から90年代にかけて、数多くのアクション映画を生み出し、世界中に大きな影響を与えた香港映画。サモ・ハン、ブルース・リャン、ユエン・ウーピン、ドニー・イェン、ツイ・ハーク、エリック・ツァン、アンドリュー・ラウら香港映画人や実際に活躍した武師たちの証言。さらに映画の本編シーンや貴重なメイキングなど膨大なアーカイブ映像を交えて、香港映画界のスタントやアクションの歴史をひも解き、世界最高峰のアクションを生み出すことができた香港映画の光と影に迫っていく。

【編集部のおすすめポイント】

香港映画の歴史をひも解き、その光と影に迫っていく。アナログ時代の撮影現場で理不尽にも命を懸けたスタントマンたちの生き様と悲哀に胸が熱くなり、生身のアクション映画がもたらす興奮や感動を思い起こさせてくれます。

6:「こどもの時間」

【概要・あらすじ】

埼玉県桶川市のいなほ保育園の6年間に密着し、人生のはじまりの時間をのびのびと過ごす0歳から6歳までのこどもたちの姿を記録した長篇ドキュメンタリー。演出は野中真理子。撮影を夏海光造が担当している。

【編集部のおすすめポイント】

広大な敷地の中で火と水と動物と共に暮らし、時に素っ裸で駆け回り、冬は焚火で暖を取り、魚を焼いて食べる子どもたちの目は輝いている。自主上映会でしか見られない幻の作品だが、劇場で目撃した自分を幸せに思う。

7:「至福のレストラン三つ星トロワグロ」

【概要・あらすじ】

ドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、親子3代にわたりミシュラン三つ星を55年間持ちつづけるフレンチレストラン「トロワグロ」の秘密に迫ったドキュメンタリー。

樹々と湖に囲まれたフランスの村ウーシュにあるレストラン、トロワグロ。メニューが創造される瞬間、厨房での調理、食事風景をはじめ、市場や、オーガニックの農園、牧場、チーズ工場へ赴き、人と自然が共存するパーマーカルチャーに取り組む姿などを通して、創業以来94年間、家族で始めたレストランがなぜ変わることなく愛されつづけてきたのか、その秘密をカメラがとらえていく。

【編集部のおすすめポイント】

伝説のレストランの厨房内だけでなく、マルシェでの買い物、生産者たちのこだわり、そしてワイナリーまで、ドキュメンタリーの巨匠ととともに旅するような気分が味わえる4時間。目に楽しく美しく、豊かな時間を受け取れる、三つ星級のドキュメントです。

8:「茅ヶ崎物語 MY LITTLE HOMETOWN」

【概要・あらすじ】

これまで数々のミュージシャンや文化人などを輩出した「芸能の地」茅ヶ崎の秘密を独自の視点で探る音楽探訪記。「サザンオールスターズ」の名付け親としても知られる、洋楽ポップスのプロモーター・宮治淳一。親友である桑田佳祐への還暦プレゼントとして、茅ヶ崎と芸能の関係性を探る映像作品の自主制作を思い立った宮治が、より多角的に茅ヶ崎を捉えるために人類学者の中沢新一と、「パーク アンド ラブホテル」で日本人初となるベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を受賞した映画監督の熊坂出に協力を依頼。

過去に実際に起こった出来事のみならず、神話や伝説などと土地のかかわりを数万年規模でさかのぼる「アースダイブ」という手法で茅ヶ崎を探る中沢の姿や、加山雄三へのインタビューなどのドキュメンタリー要素、さらに宮地と桑田の学生時代を神木隆之介と野村周平によるドラマで再現するなど、さまざまな角度から茅ヶ崎の秘密を探っていく。

【編集部のおすすめポイント】

茅ヶ崎といえば桑田佳祐の出生地であるだけに、「サザン」の楽曲の世界観をイメージしながら観賞しようものなら、鮮やかに期待を裏切られる。人類学者・中沢新一氏が登場するくだりでは茅ヶ崎という土地そのものを紐解き、神木隆之介と野村周平が出演する再現ドラマの豪華さには素直に驚かされる。そして加山雄三、桑田の姿を本編で確認する頃には、どっぷりと茅ヶ崎の魅力に浸ることになる。

9:「TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)」

【概要・あらすじ】

豊洲への移転を控えた東京都中央卸売市場築地市場を、東京魚市場卸協同組合の全面協力のもと、1年間以上にわたり密着したドキュメンタリー。

日本の食文化を80年以上支え続けた築地市場は、仲卸の人々と料理人によるプロ同志の真剣勝負が繰り広げられ、食のプロから世界中の観光客までをも魅了している。本作では、1年を通じ表情を変えていく築地の姿や、四季折々の魚たちなど、これまでカメラが入ることがなかった築地市場のさまざまな顔が描かれる。

【編集部のおすすめポイント】

日本の食文化を80年以上にわたって支え続けた築地市場を、1年以上にわたって密着。市場で働く人々の生命力みなぎる姿はもちろんのこと、市場そのものが生きているかのように実に様々な表情を垣間見せてくれる。かつて映画.com編集部も徒歩圏内にあったため徹夜明けの早朝の賑わいに思いを馳せてしまう。市場の機能が豊洲へ移転してなお、本編を観ると築地に足を運びたくなる良作。

10:「東京自転車節」

【概要・あらすじ】

青柳拓監督が、2020年緊急事態宣言下の東京で自らの自転車配達員としての活動を記録したドキュメント。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため緊急事態宣言が発出された2020年の東京。自転車配達員として働くことになった青柳は、スマートフォンとGo Proで自身の活動を記録していく。セルフドキュメンタリーを踏襲しながら、SNS動画の感覚でまとめあげた日常を記録した映像を通し、コロナ禍によって生まれた「新しい日常」とは何かを問いかけていく。

【編集部のおすすめポイント】

不運に見舞われてもぼやきつつも前に進み、自身の恥もさらけ出す監督の人間的魅力に誰もが共感するはず。スマホとGo Proを駆使して撮影された映像も魅力的だが、東京に暮らす様々な人々の存在を感じられるのも嬉しい。

11:「DON'T DIE “永遠に生きる”を極めし男」

【概要・あらすじ】

アメリカの実業家ブライアン・ジョンソンに関するNetflixドキュメンタリー。ベンチャー企業の売却で得た富を、自身の若返りと寿命を伸ばす実験に投資する姿を追う。

起業家で投資家のブライアン・ジョンソン(1977年生まれ)は、かつて過労や家族の崩壊に直面し、心身が疲弊して自殺まで考えた経験から、「死を超越する(Don't die)」という壮大な目標を掲げる。彼が実践する徹底的な健康管理プログラム「ブループリント」には、30名以上の医療専門家チームが関わっている。

日々の生活は科学的に設計され、厳密に計算されたヴィーガン食事療法と大量のサプリメント摂取を基本としている。これに加えて精密な運動プログラムをこなし、就寝2時間前からはブルーライトカット対策を実施。さらに定期的なMRI、超音波検査、大腸内視鏡検査を含む包括的な健康診断を受ける。さらに彼は、アメリカで認可されていない療法を試すために国境を超えることも厭わない。ジョンソンとそのチームは、この前例のない人体実験の経過をSNSでリアルタイムに発信。果たして、彼の野心的な若返りの試みは成功するのか?

【編集部のおすすめポイント】

大金持ちの道楽、関連商品を売るためのパフォーマンスと切って捨てるには、死を超越しようとするブライアン・ジョンソンの人生はあまりにも孤独だ。彼は社交性に欠けるぎこちないナルシシストだが、同時に低すぎる自己肯定感に苦しんでいるようにも見える。自由意志を捨て“永遠に生きる”ことにすべてを賭ける姿を目の当たりにして、幸せとは何か、自分が人生に求めるものは何かを考えずにはいられない。

12:「名付けようのない踊り」

【概要・あらすじ】

犬童一心監督が、世界的なダンサーとして活躍する田中泯の踊りと生き様を追ったドキュメンタリー。アカデミー賞ノミネート作品「頭山」で知られる山村浩二によるアニメーションで描かれた田中の子ども時代の情感を交えながら、田中泯のぶれない生き方をひも解いていく。

1978年にパリでデビューを果たし、世界中のアーティストと数々のコラボレーションを実現してきた田中泯。ダンス歴は現在までに3000回を超え、2002年の「たそがれ清兵衛」から始まった映像作品への参加も、いまや日本のみならず、ハリウッド映画にも出演するまで広がっている。40歳の時、畑仕事で作り上げた身体で踊ることを決めた田中は、74歳でポルトガル・サンタクルスの街角で踊り、「幸せだ」と語る。どんなジャンルにも属さない田中泯のダンスを、「メゾン・ド・ヒミコ」から親交を重ねてきた犬童一心監督が、ポルトガル、パリ、山梨、福島などをめぐり撮影した。

【編集部のおすすめポイント】

映画でも唯一無二の存在感を放つ世界的ダンサー田中泯の踊りと生き様に犬童一心監督が寄り添い、その独自のイマジネーションの世界と身体表現を映画で描いてみせた奇跡のような作品。まさに“名付けようのない踊り”が観る者の心を打つ。

13:「Pina ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」

【概要・あらすじ】

2009年に逝去したドイツの天才舞踊家ピナ・バウシュの世界を、ヴィム・ヴェンダース監督が3Dで撮影したドキュメンタリー。

バウシュが生前から映画のために選んでいた「カフェ・ミュラー」「春の祭典」「フルムーン」「コンタクトホーフ」の4つの舞台のほか、バウシュが芸術監督を務めていたドイツ・ブッパタール舞踏団のダンサーたちが街中や自然の中で繰り広げるパフォーマンスや、在りし日のバウシュの映像、ダンサーたちからの追悼のメッセージが収められている。

【編集部のおすすめポイント】

天才舞踏家の在りし日、圧巻のステージ、そして野外パフォーマンスをこのような映像作品で残してくれたヴェンダースにただただ感謝。3Dで見られなくとも、彼女たちの肉体からほとばしる情熱と哲学に感動させられること必至です。

14:「ゆきゆきて、神軍」

【概要・あらすじ】

ドキュメンタリー映画監督の原一男が、過激な手段で戦争責任を追及し続けるアナーキスト・奥崎謙三の活動を追ったドキュメンタリー。

神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、自らを「神軍平等兵」と名乗り、「神軍」の旗たなびく車に乗って日本列島を疾駆する。ある日、自身がかつて所属していた独立工兵第36連隊で、終戦後23日も経ってから敵前逃亡の罪で2人の兵士が処刑されていたことを知った奥崎は、その遺族らとともに真相究明に乗り出す。時には暴力も辞さない奥崎の執拗な追及により、元兵士たちの口から事件の驚くべき真実と戦争の実態が明かされていく。

【編集部のおすすめポイント】

奥崎謙三という男を、知らぬ存ぜぬは許しません!――と言いたくなるほど、奥崎氏の突き抜けた発言&行動に度肝を抜かれるはず。“言葉を濁す”相手には容赦なしの殴る、蹴る、そして――この猛追をカメラが収めていること自体が衝撃的。見たことが無い人は、一度は見てみて。鑑賞後、あなたの記憶に「奥崎謙三」が焼き付くから。

15:「ヨコハマメリー」

【概要・あらすじ】

白塗りの化粧と貴族のようなドレス姿で横浜の街角に立っていた老女、ハマのメリーさんを追ったドキュメンタリー。

かつて絶世の美人娼婦として知られ、本名も年齢も明かさないまま、戦後50年間にわたって街角に立ち続けたメリーさん。その気品ある立ち振る舞いは横浜の風景の一部ともなっていたが、1995年冬にこつ然と姿を消し、いつしか都市伝説としてささやかれるように。病で余命わずかなシャンソン歌手・永登元次郎さんをはじめ、メリーさんを知るさまざまな人物の証言を通してその実像を浮き彫りにするとともに、彼女が愛した「横浜」とは何だったのか検証していく。

【編集部のおすすめポイント】

インパクトの強いビジュアルが先行するが、白塗りの化粧とドレス姿で横浜の街角に立っていた老女、ハマのメリーさんを追う本編は、中村高寛監督の演出が冴え渡る極上のドキュメンタリーに仕上がっている。ナレーションを一切挟まずに見せる92分に、観る者はおいそれと目を離すことができなくなる。かつて絶世の美人娼婦として知られたメリーさんが愛した「横浜」とは何だったのかを検証するとともに、公開から20年、既に姿を消した街の景色も映り込んでおり資料的価値も含まれた逸作だ。

ここからは、「いつ見ても素晴らしい、時代を超えて愛される名作映画」1200本を選出した「映画.com ALLTIME BEST」の中から珠玉のドキュメンタリー映画を紹介します(並び:タイトル五十音順)。

16:「アメリカン・ユートピア」

【概要・あらすじ】

元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンでグラミー賞受賞アーティストのデビッド・バーンが2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案に作られたブロードウェイのショーを、「ブラック・クランズマン」のスパイク・リー監督が映画として再構築。

同アルバムから5曲、トーキング・ヘッズ時代の9曲など、全21曲を披露。バーンは様々な国籍を持つ11人のミュージシャンやダンサーとともに舞台の上を縦横無尽に動き回り、ショーを通じて現代の様々な問題について問いかける。

17:「RBG 最強の85才」

【概要・あらすじ】

85歳で現役の最高裁判所判事としてアメリカで広く知られた女性ルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称・RBG)に迫ったドキュメンタリー。

アメリカでは関連本が何冊も出版され、Tシャツやマグカップといったグッズまで作られるほどの知名度と人気を誇る、RBGことルース・ベイダー・ギンズバーグ。85歳で現役の最高裁判所判事として活躍する彼女は1993年、ビル・クリントン大統領政権下でアメリカ最高裁判事に任命される。女性やマイノリティへの差別撤廃に緩やかに寄与していった彼女の判例の数々や、ニューヨークのユダヤ系の家に生まれ、苦学の末に最高裁判事まで上り詰めていったキャリア、そして、それを支える信念や愛情を、女性監督のベッツィ・ウェスト&ジュリー・コーエンがカメラに収めた。

18:「ウッドストック愛と平和と音楽の3日間」

【概要・あらすじ】

1969年に開催された伝説の野外ロックフェス「ウッドストック・フェスティバル」の模様を記録したドキュメンタリー。

1969年8月15日から3日間にわたり、ニューヨーク郊外のベセルで開催された“愛と平和と音楽の祭典”ウッドストック。開催当日、会場には予想を大幅に上回る40万人もの若者たちが集まり、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ザ・フー、サンタナら人気アーティストたちが昼夜を通して熱演を繰り広げた。後世にまで語り継がれることとなった彼らの伝説的パフォーマンスをはじめ、会場の様子や関係者へのインタビューを交えながら、当時の熱狂を映し出す。

19:「シュガーマン奇跡に愛された男」

【概要・あらすじ】

アメリカでデビューした後、南アフリカで局地的に支持された伝説のシンガーソングライター、ロドリゲスの数奇な運命をひも解くドキュメンタリー。

1970年、著名な音楽プロデューサーに見出され、アメリカでメジャーデビューしたメキシコ系シンガーソングライターのロドリゲス。2枚のアルバムをリリースし、一部で高い評価を得るもののアルバムはまったく売れず、そのまま音楽シーンから姿を消す。しかし70年代後半、ロドリゲスのアルバムはアパルトヘイト時代の南アフリカへ渡り、「シュガーマン」をはじめとする楽曲が、抵抗運動を続けていたリベラル派の若者たちから熱狂的に支持されていた。

20:「ストップ・メイキング・センス」

【概要・あらすじ】

1980年代の音楽シーンに変革をもたらしたアメリカのロックバンド「トーキング・ヘッズ」が1983年に行った伝説のライブを記録したドキュメンタリー。

キャリア絶頂期にいた彼らが全米ツアー中の83年12月にハリウッドのパンテージ・シアターで敢行したライブの模様を収録。バンドのフロントマンであるデビッド・バーンの躍動感あふれるパフォーマンスに、彼を象徴する衣装「ビッグ・スーツ」、エキセントリックなダンスとエキサイティングな演出による圧巻のステージを映し出す。

21:「世界の果ての通学路」

【概要・あらすじ】

地球上の異なる4つの地域で、数10キロの危険な道のりを経ての通学し、学校で学ぼうとする子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー。

ケニアの15キロメートルのサバンナを命がけで駆け抜けるジャクソン、360度見渡す限り誰もいないパタゴニア平原を、妹と一緒に馬に乗って通学するカルロス、モロッコの険しいアトラス山脈を越え、友だち3人と寄宿舎を目指すザヒラ、幼い弟たちに車椅子を押されながら、舗装されていない道を学校に向かうインドのサミュエルの4人に密着。子どもたちの学習に対する意欲の高さや、そんな子どもたちを支える家族の愛情を映し出していく。

22:「ディオールと私」

【概要・あらすじ】

老舗ブランド「クリスチャン・ディオール」全面協力のもと、オートクチュールの裏側に迫ったドキュメンタリー作品。

2012年、空席になっていたディオールのアーティスティックディレクターの座に就任したラフ・シモンズ。自身の男性ブランド「ジル・サンダー」で活躍するシモンズだが、その認知度は低く、オートクチュール界での経験は皆無で、この大抜擢は世界中のファッション関係者を驚かせた。通常のコレクションでは半年近くの準備期間が必要とされている中、ディオールでの最初のコレクションまでに、シモンズに与えられた時間はわずか8週間。限られた時間の中で、世界中が注目するメゾンのコレクションを成功させるため奮闘するデザイナーや職人たちの裏側に密着した。

23:「ハート・オブ・ダークネスコッポラの黙示録」

【概要・あらすじ】

フランシス・フォード・コッポラ監督が巨額の私財を投じて撮りあげた戦争映画の傑作「地獄の黙示録」の製作過程を捉えたドキュメンタリー。

フィリピンでの映画撮影に同行した監督の妻エレノア・コッポラが撮影した約80時間にも及ぶ映像とプライベートな録音テープを中心に、マーティン・シーン、デニス・ホッパー、ジョージ・ルーカスらキャスト・スタッフ・関係者へのインタビューや、劇場公開版でカットされたシーンなどを交えながら、困難を極めた撮影の舞台裏と、全てを懸けて作品を完成させようとするコッポラ監督の姿を映し出す。

24:「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」

【概要・あらすじ】

名匠ヴィム・ヴェンダースと世界的ギタリストのライ・クーダーが再タッグを組み、キューバの伝説的ミュージシャンたちにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。

ライ・クーダーが敬愛するキューバのミュージシャンたちと制作したアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は大ヒットを記録し、1997年グラミー賞に輝いた。ヴェンダース監督はキューバを再訪するライ・クーダーに同行し、ミュージシャンたちとの交流を記録。情緒豊かなハバナの街並みや、アムステルダムでのコンサート、そしてニューヨークにある音楽の殿堂カーネギーホールでのステージを交えつつ、彼らの素晴らしい音楽とそれぞれの人生を映し出していく。

25:「フォッグ・オブ・ウォーマクナマラ元米国防長官の告白」

【概要・あらすじ】

ケネディ政権およびジョンソン政権下で国防長官を務めたロバート・S・マクナマラが歴史の裏側を赤裸々に語り、2004年・第76回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品。

第1次世界大戦下の1916年に生まれ、ハーバード大学経営学大学院の助教授、自動車会社フォードの社長を経て、ケネディとジョンソンという2人の大統領の政権下で7年間にわたって国防長官を務めたロバート・S・マクナマラ。アメリカ政府の中枢で世界史を動かしてきた彼が「11の教訓」とともに激動の20世紀を振り返り、キューバ危機やベトナム戦争などについて、知られざる真実を明かしていく。

26:「FLEE フリー」

【概要・あらすじ】

20年の時を経て祖国アフガニスタンからの脱出を語る青年アミンの姿をとらえたドキュメンタリー。主人公をはじめ、周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作され、アカデミー賞で史上初めて国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門ノミネートを果たした。また、アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞している。

父が当局に連行されたまま戻ることがなかったアミンは、残された家族とともに生まれ育ったアフガニスタンから脱出した。やがて家族とも離れ離れとなったアミンは、数年後たった1人でデンマークへと亡命する。30代半ばとなり、研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていたアミンだったが、彼には恋人にも話していない20年以上も心に抱え続けていた秘密があった。親友である映画監督の前で、アミンは自身の過酷な半生を静かに語り始める。

27:「ボウリング・フォー・コロンバイン」

【概要・あらすじ】

ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが、アメリカの銃社会に鋭く切り込んだドキュメンタリー。

1999年4月20日、コロラド州のコロンバイン高校で2人の少年が銃を乱射し、13人を殺害した末に自らの命を絶った。全米を震撼させたこの事件をきっかけに、ムーア監督はアメリカが抱える銃問題について取材を開始。なぜアメリカで銃犯罪が多発するのか、全米ライフル協会会長の俳優チャールトン・ヘストンへの突撃取材をはじめ、事件や銃に関係する人々にインタビューを行い、アメリカ社会が抱える闇をあぶり出していく。

28:「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

【概要・あらすじ】

2009年6月に急逝したマイケル・ジャクソンが、同年夏にロンドンで開催するはずだった幻のコンサート「THIS IS IT」のリハーサルとその舞台裏を収めたドキュメンタリー。100時間以上に及ぶ楽曲とパフォーマンス映像や、舞台裏でのマイケルの素顔を記録。。監督は、ロンドン公演そのものの演出も務めていたケニー・オルテガ。

29:「マン・オン・ワイヤー」

【概要・あらすじ】

1974年8月7日、フランスの大道芸人フィリップ・プティは、地上411メートルに達するニューヨークのワールド・トレード・センターの2つのタワー間で、命綱もつけずに綱渡りを始める。中止されないように、全てを事前に計画して……。当時の映像や計画を支えた友人らのインタビューを交え、“史上、最も美しい犯罪”とも言われた綱渡りの様子を追うドキュメンタリー。

30:「私は、マリア・カラス」

【概要・あらすじ】

20世紀最高のソプラノと称されたオペラ歌手マリア・カラスの人生をひも解いていくドキュメンタリー。

1977年の突然の逝去により未完となってしまった自叙伝、友人や愛する人に宛てたプライベートな手紙など、マリア・カラス本人の「歌」と「言葉」のみでカラスの人生を再構成。自叙伝で語られる言葉や手紙の朗読を「永遠のマリア・カラス」でカラスを演じたファニー・アルダンが担当。半数近くが今回初公開となる素材群、写真をもとにカラー化したモノクロ映像などから、プロフェッショナルとしての信念と、ひとりの女性としての幸せに揺れる歌姫の真実の姿が描かれる。

【作品情報】
ヨコハマメリー

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