【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.202】
「外生活が長かったので目つきが鋭いんですが、すごく甘えん坊。甘える時が一番すごい目つきなので、キレてないのに『キレてる?』って言われてしまうんです(笑)」
愛猫おもちちゃんの魅力をそう話すのは、飼い主ちったんさん(@NYANMARUKE)。おもちちゃんは、元野良猫。
ガリガリな状態で保護された後、ちったんさん宅でたっぷりと愛情を注がれ、別猫級の変化を遂げました。
団地の改装工事によって行き場を失った野良猫と出会って…
出会いのきっかけは、2018年頃に近所の団地が改装工事となったこと。ちったんさん宅の周辺には、団地でご飯を貰っていた野良猫たちが一斉に流れこんできました。
おもちちゃんも、その中のひとり。ちったんさんは近所の人たちと連携して野良猫たちに避妊・去勢手術を行い、一代限りの命を全うしてもらう“地域猫”になってもらったそう。おもちちゃんは人間への警戒心は強く、捕獲器を設置して2週間後にようやく保護できました。
「捕獲器の中でも、すごく怖がっていました。出ようとしたのか、爪と口から血が出ていました」
長年、外で暮らしていたものの、幸いおもちちゃんは健康優良児でした。しかし、人間に対する警戒心の強さは変わらず、触れ合うことができない日々が続いたと言います。
“触れない日々”に終止符を打ったのはユニークな勘違いだった!
触れない日常が変化したのは、保護から3ヶ月ほど経った頃。実はちったんさん、おもちちゃんをお迎えする前に、おもちちゃんの子どもを保護していました。
その日、ちったんさんはおもちちゃんの娘・雑煮ちゃんだと思い、後ろから体を撫でたそう。
「わしゃわしゃと激しめに触った時、振り向いた顔がおもちそっくりで。やっぱり親子だなあ……と思ったら、おもちだったんです(笑)」
ユニークな間違いにちったんさんは戸惑ったものの、この日を境におもちちゃんとの距離感が変化。触れるようになり、おもちちゃんのほうから甘えてくれるようにもなったのです。
「今はとにかく、甘えん坊さん。人間の手を知ってからは、ずっと触っててほしいみたいで誰よりもスリスリしてきます。遊ぶのも大好きで、ずっと飽きずに遊んでくれます」
「うちの子になってくれてありがとう」 同居猫たちと絆を深める姿に感無量…
現在、おもちちゃんは娘の雑煮ちゃんや長毛猫もんじゃちゃんといった同居猫と共に暮らしています。
「おもちは子猫たちを保護してから3年後くらいに保護したので、雑煮たちが自分の子どもだとは分かっていなかったかもしれません。ただ、最初から誰も威嚇せず手も出さず、自然と一緒の空間にいることができました」
おもちちゃんは、雑煮ちゃんやもんじゃちゃんに毛づくろいしてもらうことが多いそう。遊ぶことが好きな同居猫・助六くんとはおもちゃの取り合いをする良きライバルです。
猫らしい無邪気さを見せ、人間に心を許してくれたおもちちゃん。保護時とは内面も別猫級になったことを実感するたび、ちったんさんは嬉しくなり、「うちの子になってくれてありがとう」としみじみ思うのだとか。
「保護するのが遅くなってしまってごめんねの気持ちもありますが、生きていてくれて本当によかったです。長い外生活でたくさん頑張った分、もう何も頑張らず、何も心配することはないよと伝えたい」
命のレスキューを諦めなかったちったんさんと、勇気を出して人間に心を開いてくれたおもちちゃん。強い絆で結ばれたふたりはこれからもたくさんの笑顔を共有しながら、穏やかな日常を過ごしていきます。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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