総勢32人に及ぶ“映画界のプロ”で構成された選考委員による投票で、2025年劇場公開の邦画作品から優秀作を決定する「第35回日本映画プロフェッショナル大賞」(通称:日プロ大賞)の受賞結果が発表された。ベストテンの第1位となる作品賞、および主演男優賞(毎熊克哉)の2冠に輝いたのは、連続企業爆破事件の指名手配犯の実話を映画化した『「桐島です」』(高橋伴明監督)だった。
そのほか、今年のベストテンには、広瀬すずが主演を務めカズオ・イシグロの長編小説デビュー作を映画化した「遠い⼭なみの光」(石川慶監督)や、戦後の沖縄を舞台に壮大なスケールで時代に抗う若者たちを描いた「宝島」(大友啓史監督)といった骨太な力作がランクイン。さらに、「悪い夏」(城定秀夫監督)、「愚か者の身分」(永田琴監督)など、現代の世相を切り取った社会派作品も名を連ねている。
個人賞では、大人の男女の心の機微を繊細に演じた井川遥が「平場の月」(土井裕泰監督)で主演女優賞を受賞。また、監督賞には、実在した女優・長谷川泰子と詩人・中原中也、文芸評論家・小林秀雄らを描いた「ゆきてかへらぬ」の根岸吉太郎監督が選ばれた。
なお、第35回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式は、6⽉20⽇午後2時から東京・テアトル新宿で開催される。この日は、トークショーも行う予定だという。全受賞ラインナップは以下の通り。
▼2025年 ベストテン
1位『「桐島です」』
2位「遠い⼭なみの光」
3位「宝島」
4位「ふつうの⼦ども」
5位「悪い夏」
6位「アジアのユニークな国」
7位「⾒はらし世代」
8位「愚か者の⾝分」
8位「海辺へ⾏く道」
9位「今⽇の空が⼀番好き、とまだ⾔えない僕は」
10位「フロントライン」
※8位は2作品
▼2025年 個⼈賞
作品賞「桐島です」
主演⼥優賞井川遥さん(「平場の⽉」)
主演男優賞毎熊克哉さん(「桐島です」)
監督賞根岸吉太郎さん(「ゆきてかへらぬ」)
新⼈監督賞団塚唯我さん(「⾒はらし世代」)
特別賞「アジアのユニークな国」製作チーム
(「アジアのユニークな国」、⽇本映画に新⾵を起こしたことに対して)
特別功労賞塩⾒三省さん
(「平場の⽉」、「劇映画 孤独のグルメ」及び、⻑年の功績に対して)
【作品情報】
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平場の月
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