日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『マテリアリスト 結婚の条件』をレビュー!

結婚相談所で働き、恋愛を感情だけでなく資産価値として判断するマテリアリスト(=物質主義者)のルーシー

日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『マテリアリスト 結婚の条件』をレビュー!

5月29日(金) 17:00

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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。NYを舞台に現代の婚活市場を描く、ロマンチック・ラブストーリー!***

『マテリアリスト 結婚の条件』

評点:★3点(5点満点) Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved

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「スペック」はとっかかりに過ぎないはずだが......ニューヨークの結婚相談所でマッチメーカーとして働く主人公ルーシーは、その仕事柄、人々を「スペック」でみる癖が染み付いてしまっている。

身長、年収、職業、性的魅力。「スペック」を巡る顧客の要求は高く、しばしば無理難題としか言いようのないものとなる。

そんな中、自分がマッチメイクしたカップルの結婚式で出会った男は、業界で「ユニコーン」と呼ばれる超ハイスペック男性だった。

なぜ「ユニコーン」かといえば、「実在しそうにない夢の存在」だからである。

一方ルーシーには、別れた後も連絡を取り続けている売れない役者の元彼もいて、彼はいまも貧乏暮らしをしつつ夢を追いかけている。

ルーシーは劇中、自分のことを「計算高い人間だ」という。結婚相手候補と話していても、常に「スペック」を考えてしまうというのである。

それは職業病とも言えるし、現代人の性とも言えるかもしれないが、本作で気になるのは登場人物の誰もが「結婚後」の人生について夢みたいなことしか言わないところだ。

「スペック」はとっかかりに過ぎないのであって、「その先」の2人の関係性こそが「結婚」のはずだが、そこが「マテリアリスト」たる所以であり呪いなのだろう。

STORY:ニューヨークの結婚相談所で"マッチメーカー"として働くルーシー。しかし、彼女自身は仕事一筋の独身を貫く。そんな彼女の人生が、スペックが正反対なふたりの男性との出会いと再会によって激しく揺れ動く



監督・脚本:セリーヌ・ソン

出演:ダコタ・ジョンソンほか

上映時間:116分

全国公開中



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