英国で行われた研究調査で、過去3年間に英国興行収入上位に入った映画では、60歳以上の女性俳優が主演する作品よりも、「クリス」という名前の男性俳優が主演する作品のほうが多いことが明らかになった。米バラエティが報じた。
この調査は、ウェスト・ロンドン大学の映画・メディア・デザイン学部、デニス・A・オルセン教授率いるチームによって行われた。この調査では、2023~25年の各年における興行収入上位100作品を対象に分析。60歳以上の女性俳優が主演を務める映画よりも、しゃべる動物が主人公の作品のほうが4倍多いという。また、主演が「クリス」という名前の男性だった作品は6本。一方、60歳以上の女性が主演を務めた作品はわずか5本だった。
アカデミー賞受賞俳優のエマ・トンプソンは、映画界における年長女性の表現改善を求めるAge Without Limitsのキャンペーンを支持している。トンプソンは同団体への声明で、「女性は人口の半分を占めており、私たちも年を重ねます。では、私たちについての物語はどこにあるのでしょうか」とコメントした。
トンプソンは、「年齢を重ねるほど、私たちはより興味深い存在になります。年を重ねた女性を中心に据えた映画をもっと見たい。私たちは魅力的で、共感できる存在であり、すでに主役の座に就くべき時期を過ぎています。年長の女性たちは、スクリーン上に存在するための許可など必要としていません。彼女たちは現実の世界にすでに存在しています。映画が追いつく必要があるだけです」と述べている。
調査では、過去5年間に英国で公開され、60歳以上の女性俳優が主演した5作品として、ドラマ「Absolutely Fabulous(原題)」で知られるジェニファー・ソーンダース主演の「Allelujuah(原題)」、ニア・バルダロスの「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング3」、ダイアン・キートンの「ブッククラブネクストチャプター」、デミ・ムーアの「サブスタンス」、ジェイミー・リー・カーティスの「シャッフル・フライデー」が挙げられている。
Age Without Limitsは、映画により多くの年長女性を登場させることについて、英国の一般市民に意識調査を行っている。女性回答者の39%は、60歳以上の女性俳優を主人公にした映画が十分に作られていないと回答。一方、全体の16%は、60歳以上の女性が登場する映画であれば「より観に行きたくなる」と答えており、これは「観に行く可能性が低くなる」と答えた人の割合の2倍にあたる。
【作品情報】
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シャッフル・フライデー
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