マーティン・スコセッシ監督の「タクシードライバー」(1976)は、いまでは不朽の名作として知られる。だが意外にも、主演のロバート・デ・ニーロ自身は当時そうは思っていなかったようだ。82歳になったデ・ニーロが、米ページシックスとのインタビューで明かした。
デ・ニーロは「これはインパクトを残す作品になる、と思いながら撮るものではない。自分の仕事をそういう目で見ることはない」と振り返る。映画の成功は「自分の力ではどうにかなるものではない」とも明かした。
「タクシードライバー」は、ベトナム戦争帰還兵で不眠症のタクシー運転手トラビス・ビックルが、夜のニューヨークを徘徊するうちに街の闇に飲まれていくサスペンスだ。1976年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、翌年のアカデミー賞では作品賞、主演男優賞、当時13歳だったジョディ・フォスターの助演女優賞など4部門にノミネートされた。
作中、トラビスが鏡に向かって自分自身に銃を構える名場面で発する「You talkin' to me?(俺に用か?)」のセリフは、台本になく完全なアドリブだったという。デ・ニーロは2025年に米国のトーク番組に出演した際、「最良のシーンは即興で自然発生的に生まれることがある」と振り返り、スコセッシ監督のような優れた監督と組んだ経験が大きかったと語っている。
デ・ニーロは「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズの最新作「ミート・ザ・ペアレンツフィアンセの襲来」の公開を控えている。
【作品情報】
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ミート・ザ・ペアレンツフィアンセの襲来
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Photo by Roy Rochlin/Getty Images for Tribeca Festival