「第1回しずおか映画祭」が5月23日・24日の2日間、静岡県静岡市で開催された。同映画祭では、映画「ちひろさん」の上映後舞台挨拶が行われ、出演した有村架純と監督の今泉力哉、そして映画祭の企画・プロデュースを務めた磯村勇斗が登壇。静岡県内を中心に撮影された同作の裏話やキャスト陣のプライベートでの交流について語った。
メガホンをとった今泉監督は、有村をキャスティングした当時を「普段の柔らかい雰囲気だけではなく、人間の暗い部分も本当に理解している方。“ちひろさん”という役は、人の弱さや孤独を知っている人でなければ演じられないと思っていた」と振り返った。
これを受け有村は、「でも最近、自分は真面目すぎるなって思うんです」と率直な胸の内を告白。「任された役は必ずやり遂げなければならないとか、作品をちゃんと届けなきゃいけないとか、そういうことを考えすぎてしまう。もう少しいい加減さを持ちたいなと思う時があります」と笑う。
イベントを主催する磯村も「僕も同じです。この『しずおか映画祭』も、自分がやらなければ終わってしまうという感覚があるし、芝居でもこの役をまっとうしなければという気持ちが強い」と共感を見せた。続けて同作について「静岡の海や街並み、空気感までもが作品に映っている映画。この土地で上映できることに大きな意味がある」とコメントし、静岡の風景が“もうひとりの登場人物”のように作品を支えていることもアピールしていた。
トークは“息抜き”についての話題にもなり、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で共演した有村と磯村の仲睦まじいエピソードも飛び出す一幕も。有村が「この前、“ひよっこ”メンバーでピクニックに行きました」と明かすと、磯村も「この歳でピクニックに行くのかなと思ったんですけど(笑)。落ちていたフリスビーで遊んでいました」と振り返った。
イベント後半には、「もしこの3人で映画を作るなら?」というテーマも展開。有村が「今泉監督にはラブストーリーを撮ってもらいたい。磯村さんには鈍感な役をやってほしい」と期待を寄せ、対して磯村は「世間の中にない有村さんを見てみたい。突発的で感情的、動物的な役を演じてほしい」とリクエスト。このやり取りに今泉監督は「2〜3年後のこの映画祭で上映できるように頑張ります!」と決意を新たにしていたほか、磯村も「未来の話もできたので、いつか本当に叶ったら嬉しい。また数年後、この東宝会館に戻ってきます」と再会を誓い、イベントは幕を閉じた。
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ちひろさん
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