【漫画】本編を読む
新卒で入社した会社のボーナスが、なんと「0.1カ月分」。みなし残業に無茶なノルマ、理不尽な納期が当たり前……。2026年5月現在、SNSやブログで「うちの会社かと思った」「メンタルの強さに脱帽する」と現役会社員たちの共感と涙を誘っているのが、かっぱ子(@kappacooooo)さんのノンフィクション漫画『220人の会社に5年居て160人辞めた話』だ。
古い体制が色濃く残る中小企業を舞台に、理不尽な環境を「キィー!」と怒り「ヒー!」と嘆きながらも生き抜いていく主人公・かっぱ子さん。読者を惹きつけてやまない、クセが強すぎる社内の実態と驚きのエピソードを紹介する。
■「部署不明の仕事はすべて企画部へ」
かっぱ子さんが配属されたのは「企画部」。しかし、待っていたのはネコ美先輩からの「仕事は自分で見つけてくるもの」「一度しか言わないから」という昭和スタイルの厳しい指導だった。
誰も読まない新聞や雑誌のスクラップ、お茶くみといった雑務から始まり、かっぱ子さんの業務は“企画”の枠を大きく飛び越えていく。「どの部署がやればいいのかわからない仕事は全部やらせていただきました」と語る通り、400人規模のイベント司会、月ごとの損益計算書作成、特許関連の管理、さらには「ノコギリで木を切って机を作る」というDIY作業まで網羅。1年目にして、あらゆる無茶振りに耐えうる強靭なメンタルが鍛え上げられていった。
職場の面々も、バリバリ働くネコ美先輩、自分の部署の仕事内容を把握していない温厚なイカ課長、メンタルを病んでしまった同僚など、一筋縄ではいかない曲者ばかり。そこに営業部のサンマ副本部長も加わり、社内の人間関係はさらにカオスな方向へと加速していく。
■「お年玉かよ!」と友人も絶句した初ボーナスの衝撃
作中で特に読者に強い衝撃を与えたのが、初めてのボーナス支給エピソードだ。同世代の友人に話すと「お年玉では?」とツッコミを入れられるほど少額だったその額は、基本給のわずか「0.1カ月分」。入社1年目だからかと思いきや、実際は「業績悪化のため年々減っていきました」という、笑うに笑えない現実がかっぱ子さんの口から明かされている。
徹夜や残業が常態化し、「早く帰りたい」と言えない同調圧力が満ちたオフィス。そんな“ゆるブラック”な環境で5年間をサバイブしたかっぱ子さんの物語は、2021年の連載開始から時を経て、いよいよ退職まで残り1年というクライマックスへ突入する。
「これからジェットコースター展開になるので、シートベルトをしっかり締めて付いてきてほしいです!」と語るかっぱ子さん。全300話を超える壮大な奮闘記は、ライブドアブログでまとめ読みするのがおすすめだ。週1回更新される彼女の激動の5年間は、いま組織で戦うすべてのビジネスパーソンに、一歩を踏み出す勇気と笑いを届けてくれる。
取材協力:かっぱ子@ゆるブラック企業漫画(@kappacooooo)
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