ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコの“最後の旅路”を描く「残響のメロディ」特報&場面写真公開

「残響のメロディ魂の放浪者ニコ、最後の旅路」

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの歌姫ニコの“最後の旅路”を描く「残響のメロディ」特報&場面写真公開

5月24日(日) 9:00

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アメリカのロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の歌姫として知られ、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルのミューズとして1960年代に一世を風靡したドイツ人ニコの音楽伝記ドラマ「残響のメロディ魂の放浪者ニコ、最後の旅路」の特報、場面写真が公開された。

【動画】「残響のメロディ魂の放浪者ニコ、最後の旅路」特報

本作で描かれるのは彼⼥の華やかな栄光の時代ではなく、88年に彼⼥が49歳で亡くなる直前の2年間に焦点をあてたもの。マンチェスターで孤独に暮らすニコは、過去の名声から距離を置きヨーロッパ各地を巡るツアーに出るが、その旅は薬物依存や不安定な精神、周囲との軋轢といった問題と向き合う過酷なものだった。ステージ上の姿と私⽣活の葛藤を交錯させながら「ニコ」という偶像から脱却し、彼女はひとりの⼥性として⽣き直そうとする。

神話化されたロックスターではなく、怒りや弱さを抱えた等⾝⼤の⼈間としてのニコを体現するのは、⾃ら歌唱も担当したデンマークの国民的女優トリーヌ・ディルホム。共演はジョン・ゴードン・シンクレア、アナマリア・マリンカら。監督・脚本は、イタリア⼈⼥性監督のスザンナ・ニッキャレッリが務める。

華やかな伝説の裏側にある孤独と再⽣を描いた本作は、⾳楽映画であると同時に、ひとりの⼥性の晩年を描く⼈間ドラマとして世界各国で⾼評価を獲得。また、80年代後半の空気感を演出するため1:1のスクエアフォーマットの採⽤や、ニコやアンディ・ウォーホルなど実際の映像素材を借りて編集したフラッシュバック映像は必⾒だ。

「残響のメロディ魂の放浪者ニコ、最後の旅路」は、7月17日から全国順次公開。ニッキャレッリ監督からのコメントは以下の通り。

■スザンナ・ニッキャレッリ(監督)

ニコの⾳楽は確かに難解でしたが、間違いなく当時最も興味深く、妥協のない作品の⼀つでした。彼⼥は個⼈的な探求と、挑発的な実験的解法、そして⽪⾁を融合させた独⾃のスタイルを確⽴し、作品の商業性を⼀切気にしませんでした。ディスコ・ミュージックが周囲で爆発的に広がる中、彼⼥はゴシックやニューウェーブムーブメント、そして80年代のアンダーグラウンド・ミュージックのほとんどに⾰命的に影響を与えた、陰鬱で不穏な雰囲気の⾳楽を頑固に作り続けました。しかし残念ながら、ニコのこの側⾯を知る⼈はごくわずかです。ニコは、彼⼥が関係を持った有名な男性たち、あるいは(アンディ・ウォーホルのスタジオの)ファクトリー、ウォーホル、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドといった経験にのみ結びつけて語られることがほとんどだけれど、ニコはそれらの経験の後に、はるかに多くのことを成し遂げました。

ニコの物語は、妥協を許さないアーティストが多くのファンを失った後になって初めて⾃⾝の芸術に満⾜を⾒出す物語であり、世界で最も美しい⼥性の⼀⼈が、その美貌を捨て去った時にようやく幸せを⾒つける物語です。私はこのことについて映画を作りたかったのです。多くの⼈が抱いているイメージの裏にある、アイコンの裏にあるニコという⼥性、つまり「ニコ」という芸名の向こう側にある本当の「クリスタ」についての映画です。そして、彼⼥の物語を通して、他の多くの⼥性たちの物語も伝えたいと思いました。なぜなら、ニコの寓話は⾮常に極端ではありますが、⼥性、芸術家、⺟親が成熟していく過程で経験する多くの困難を内包しているからです。

【作品情報】
残響のメロディ魂の放浪者ニコ、最後の旅路

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