不気味な演技でネットをザワつかせた37歳俳優の“まさかの父親”。父は『徹子の部屋』で息子を激推し

WOWOWのリリースより

不気味な演技でネットをザワつかせた37歳俳優の“まさかの父親”。父は『徹子の部屋』で息子を激推し

5月22日(金) 15:47

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2008年公開の映画『トウキョウソナタ』で、長男役を演じた小柳友を初めて画面上で見たとき、これは素晴らしい才能が現れたなと思った。

巨匠・黒沢清監督の演出と噛み合った、彼の演技は第23回高崎映画祭で最優秀新人男優賞を受賞した。2026年1月期放送ドラマ『再会〜Silent Truth〜』(テレビ朝日系)でも兄役を演じた。

薄暗いスーパーの店長室を根城にする不気味な怪演が、ネット上で話題になった。不気味過ぎて演じている俳優が誰だかわからないくらいだったのだ。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

暑い夏の記憶から熱い父の発言へ……



2023年の夏は歴史的な酷暑だった。東京は7月10日に同年初の猛暑日となり、強烈な日差しが照りつける屋外に出ただけで汗が溢れた。

室内以外で涼しい場所は夜の海辺くらいだったろうか。その前月、海といえばの湘南エリアに位置する神奈川県、平塚の老舗ソウルバー「BOOGIE」で周年パーティーイベントがあり、夜の海風を求めて筆者も参加した。

だが予想に反して、地下のクラブ会場は一際、熱気に溢れていた。スペシャルゲストが豪華だったからだ。

バブルガム・ブラザーズのブラザー・トムが代名詞のアフロヘアーをゆっさゆっさ揺らし、イントロから何度も繰り返しながら、1990年リリースの名曲「WON’T BE LONG」を歌ってくれた。とにかく盛り上がった記憶がある。

バブルガム・ブラザーズは、2025年にデビュー40周年を迎えた。同年9月2日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)出演回でブラザー・トムが、二人の息子たちについて「他の人がどう言ったらいいと思うぐらい、うちの子はカッコいいです」と熱弁していたのが印象的だった。

暑い夏の記憶から熱い父の発言へ……。俳優の息子にも熱い視線を注いでみたい。

小柳友の怪演がネット上で話題に



「WON’T BE LONG」リリース前の、1987年と1988年にそれぞれ、長男・小柳心と次男・小柳友が生まれた。ともにスターダストプロモーションに所属。兄は2026年3月31日、同事務所を退所している。弟は2026年1月期放送ドラマ『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)に出演し、その怪演がネット上で話題になった。

同作は、過去の事件についての秘密を共有する、同級生たちのシリアスな再会を描く。その内の一人、井上真央演じる岩本万季子の息子が、スーパーで万びきをしたことを発端として、ドラマは展開する。小柳友が演じる、スーパーの店長・佐久間秀之がくせ者だった。

彼は、同級生のもう一人、佐久間直人(渡辺大知)の兄であり、店長用の薄暗い一室で何やら怪しげな雰囲気を漂わせている。呼び出された万季子が店長室に行くと、扉の曇りガラス越しに秀之が見えた。不気味なシルエットだ。

扉が開く。扉の隙間からねっとりした表情で「悪りぃな、仕事中に」と言う、声色がやけに生暖かい。

「小柳ファミリー」動画で赤裸々トーク



一見、(演じる俳優が)誰だかわからなかった。それくらい不気味な怪演だった。万びきを黙っておく代わりに……と、万季子を脅迫しようとする横顔を、換気ファンから差し込む日差しが、特に不気味だった。

第1話でのこの出演場面を見た視聴者たちも、この店長役が小柳友だと思わなかったといった驚嘆コメントをネット上で盛んにもらしていたほどだ。

俳優デビューは2006年。当時はさわやかな印象が強かった。初期の出演作で、黒沢清監督による傑作ファミリー映画『トウキョウソナタ』では、長男・佐々木貴役を演じた。

米軍への志願を決めた貴が、身体検査をする場面では、黒沢監督特有の照明演出が、小柳の表情を克明に浮かび上がらせた。彼の演技はどうも光の加減で際立つ気がする。

第23回高崎映画祭では、弟役の井之脇海とともに最優秀新人男優賞を受賞。風変わりなファミリー映画がもたらした栄誉だった。

2020年のコロナ禍には、父・ブラザー・トムと兄・小柳心とともにYouTubeチャンネル「小柳家の人々」を開設した。おうち時間中の彼らがリモートで、赤裸々トークを繰り広げる、このファミリー動画もまた熱を帯びている。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。X:@1895cu

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