日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『オラン・イカン』をレビュー!

ディーン・フジオカ主演太平洋戦争下のインドネシアを 舞台に繰り広げられる、クリーチャー・ホラー

日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『オラン・イカン』をレビュー!

5月22日(金) 17:00

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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。史実に残る"UMA目撃情報"から生まれた、新たなる半魚人伝説!『オラン・イカン』 評点:★3点(5点満点) オールド・スクールなモンスター映画

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極めてオールド・スクールなモンスター映画である。

太平洋戦争末期、とある事情により鎖で足を繋がれた日本兵とイギリス人捕虜が絶海の孤島に漂着し、そこでモンスターに遭遇する。

戦争中の敵同士が隔絶された環境に放り込まれ、サバイバルのためやむなく共闘する中で友情を育んでいく、という設定は『太平洋の地獄』(1968年)や、そのSF版ともいえる『第5惑星』(1985年)などでおなじみのもので、最近の例としては『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)があった。

文化も精神性も異なる者同士であっても、そこには常にコミュニケーションの可能性が開かれている、というこの設定が持つ根源的な嬉しさはもちろん本作でも活かされている。

ただ本作の場合、やりたいことはよく分かるとはいえ、あまりにもミニマルに過ぎる印象は否めない。

ほとんどのシーンにおいて登場人物が2人だけであり、襲い来るモンスターも基本的には1体なので、展開が限られてしまうのだ。

それを補うためのセッティング上の工夫はあるものの(たとえば戦闘機の残骸が登場するなど)、ラスト近くのいわゆる「胸熱」パートも含め、ドラマ部分がおしなべてクリシェに終始していたのは残念。

STORY:1944年、日本兵と英軍捕虜が鎖でつながれたまま無人島へ漂着してしまう。敵同士のふたりは生存のため協力するが、島にはマレー神話の怪物、オラン・イカン(半魚人)が潜んでいた。人間と怪物の死闘が始まる......





監督・脚本:マイク・ウィルアン

出演:ディーン・フジオカ、カラム・ウッドハウスほか

上映時間:83分



全国公開中





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