コンビニ弁当の底が不自然に膨れ上がり、ごはんが多く入っているように錯覚させる“上げ底”は以前から指摘される。このたび、“コンビニ飯”に関する新たな違和感が報告された。
先日、ファミリーマートの「オールドファッションドーナツ(チョコ)」(税込135円)に塗られているチョコの少なさを指摘するXのポストが大きな反響を集めた。同商品のパッケージではドーナツの約半分にチョコが塗られていたが、当該ポストに添付された実物の画像ではチョコはほんのわずか。むしろ「間違ってチョコがついてしまっている状態?」と錯覚するレベルだ。
今回のポストで指摘された“ドーナツのパッケージ詐欺”、実際のところどうなのか。「オールドファッションドーナツ(チョコ)」を含め、コンビニ3社のチョコを使用したドーナツを購入して実状をチェックする。
パッと見では中の様子がわからないパッケージ
まずは今回の主人公「オールドファッションドーナツ(チョコ)」から。
購入前、パッと見では中の様子はわからない。しかし、透明になっている部分がパッケージのサイドにあり、そこからチョコの塗られ具合は何となくわかる。
しかし、店内で入念にチェックするとただの不審者でしかない。やはり包装されている状態からチョコの量をチェックすることは難しい。
パッケージよりもチョコの量は少ないが
中を見てみた。パッケージよりもチョコの量は少ないが誤差の範囲内。Xでバズった投稿者はたまたま「ハズレ」を引いただけなのかもしれない。
ちなみに裏面にはあまりチョコがかかっていない。
せっかくなので味のレビューもする。外側はサクッとしているが、中身はとてもしっとりしており、芳醇さもある本格的な仕上がり。仮にチョコが全然かかっていなくても、そこまで怒りが芽生えることはなさそうなほど、クオリティは高い。
パッケージとうりふたつのチョコドーナツ
ファミリーマートからもう1つ「も~っちり食感キャラメルドーナツ」(税込178円)を取り上げたい。こちらも「オールドファッションドーナツ(チョコ)」同様、店頭でのパッと見ではチョコのかかり具合はわからない。
開けてみると、パッケージ通り、チョコはしっかりと全体にかかっていた。また、裏側にはチョコがついていない仕様になっている。
味については、袋を開けてみるとキャラメルの風味をしっかり感じられるが、生地のボリュームがあるため、甘さはそこまで強くない。甘いものが苦手な人でも美味しくいただけそうだ。特筆すべきは食感。「も~っちり食感」と謳っているだけあり、噛み応えがすごい。ただ、顎が疲れるようなもっちり感ではなく、咀嚼を楽しめるドーナツである。
セブンのチョコドーナツは「詐欺の心配なし」
次にセブン-イレブンとローソンのドーナツを紹介したい。ただ、2社が扱っているチョコを使ったドーナツはパッケージが透明のため、パッケージ詐欺に引っかかる余地はない。そこで普通にレビューしたい。
まずセブン-イレブン「チョコオールドファッション」(税込138円)。
冒頭で紹介したファミリーマート「オールドファッションドーナツ(チョコ)」と似たような商品名ではあるが、こちらはチョコが裏面にこそかかっていないが、表面の全体にかかっているタイプだ。
生地の味は「オールドファッションドーナツ(チョコ)」よりも芳醇さやしっとりは抑えめで、サッパリとした印象。チョコが全体にかかっており、チョコの甘さを邪魔しないように、生地の味はシンプル設計になっているのかもしれない。個人的には「オールドファッションドーナツ(チョコ)」のほうが骨太感があって好みだ。
ローソンも詐欺の心配無用、コスパ最強チョコドーナツ
最後はローソンの「ツイストドーナツ」(税込160円)。
「ドーナツ」という名前はついているが、ツイストドーナツのビジュアルはどちらかと言えば「パン」だ。「ドーナツも広義ではパンの一種だろ!」と言われそうではあるが、それでも「ツイストドーナツ」の味は「ドーナツ」よりも「パン」のほうが近い。
生地はフワフワしており、食べ進めやすい。挟まってるカスタードホイップは脂っこくなく丁度良い。とはいえ、ボリューム感があり、これ1つで満腹感を得られる。もう10~20歳年を取ったら3口くらいでお腹いっぱいになりそうなだ。ある意味コスパに優れたドーナツと言えるかもしれない。
今回いろいろなドーナツを調べてみたが、上げ底のような露骨なケースはなかった。ドーナツのパッケージ詐欺は今後話題になることはなさそうだ。
<写真・文/望月悠木>
【望月悠木】
フリーライター。社会問題やエンタメ、グルメなど幅広い記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。X(旧Twitter):@mochizukiyuuki
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