5月19日(火) 5:20
格安SIMが安い最大の理由は、通信設備の維持費や店舗運営費を抑えているためです。大手キャリアは全国に多くの店舗を持ち、対面サポートを提供しています。また、自社で大規模な通信設備を保有しているため、維持費にも大きなコストがかかります。
一方、格安SIM事業者の多くは、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しています。さらに、オンライン契約を中心にすることで、人件費や店舗費用を抑えています。その分、月額料金を安くできる仕組みです。
例えば、大手キャリアでは月額7000円前後になるケースでも、格安SIMなら3000円以下に収まることがあります。特に、動画をあまり見ない人や、自宅ではWi-Fiを使う人は、少ないデータ容量のプランでも十分な場合が多く、通信費を大きく削減しやすいでしょう。
ただし、料金だけで判断すると、後から「思ったより使いにくい」と感じることもあります。そのため、安さだけではなく、自分に必要なサービスが含まれているかも確認することが大切です。
格安SIMでも、オプションを追加すると月額料金は上がります。ただし、それでも大手キャリアより安くなるケースは少なくありません。例えば、よく追加されるオプションには以下のようなものがあります。
・かけ放題
・端末保証
・データ追加
・セキュリティサービス
これらをすべて追加すると、毎月1000〜3000円程度上乗せされることがあります。
たしかに、オプションを多くつけると料金差は小さくなります。しかし、大手キャリアでも同じようなオプションは有料であることが多いため、「完全に同じ金額になる」とは限りません。
例えば、格安SIMの基本料金が月2000円で、オプションを追加して4000円になったとしても、使い方やプラン次第では大手キャリアが6000〜8000円程度になることがあります。
また、不要なオプションを外しやすい点も格安SIMの特徴です。大手キャリアでは契約時に複数のサービスを勧められる場合がありますが、格安SIMはシンプルなプランが多く、自分に必要なものだけを選びやすい傾向があります。
そのため、「本当に必要な機能は何か」を整理して契約することが、通信費を抑えるポイントになります。
一方で、すべての人に格安SIMが向いているわけではありません。スマホの設定が苦手な人や、店舗で相談しながら契約したい人は、大手キャリアやサブブランドのほうが安心感を得やすいでしょう。
また、昼休みや夕方など、利用者が多い時間帯には、格安SIMの通信速度が遅くなることがあります。動画視聴やオンラインゲームを快適に楽しみたい人は、ストレスを感じる可能性があります。
さらに、家族割や光回線とのセット割を利用している場合は、大手キャリアのほうが結果的に安くなるケースもあります。
例えば、家族4人で同じキャリアを利用している場合、割引額が大きくなり、1人あたりの料金差が縮まることもあります。そのため、「格安SIM=必ず最安」とは限らない点には注意が必要です。
格安SIMは、必要なサービスだけを選べば、通信費を大きく節約できる可能性があります。
一方で、不要なオプションを多く追加すると、料金差が小さくなることもあります。そのため、「周囲が使っているから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の使い方に合っているかを確認することが重要です。
スマホ料金は毎月発生する固定費です。少しの差でも、1年単位で見ると大きな節約につながります。自分に必要な機能を整理し、無理のない範囲で通信費を見直してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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