5月19日(火) 9:00
仕事を辞めたい理由として、職場の人間関係は非常に多い悩みのひとつです。仕事内容そのものに不満がなくても、上司や同僚との関係が悪いと、毎日出勤するだけで大きなストレスになります。
たとえば、必要以上に厳しく叱責される、相談しづらい雰囲気がある、陰口が多いといった環境では、精神的な負担が積み重なりやすくなります。最初は我慢できていても、長期間続くと「会社に行くだけでつらい」と感じるようになる人も少なくありません。
一方で、親世代には「安定した会社を辞めるのは危険」と考える人が一定数います。終身雇用が一般的だった時代は、ひとつの会社で長く働くことが重視されていたためです。そのため、「人間関係くらいで辞めるのはもったいない」と言われることもあるでしょう。
もちろん、安定した収入を得られることには大きな価値があります。しかし、強いストレスを抱えながら無理を続けると、体調を崩してしまう可能性もあります。実際、睡眠不足や食欲低下、不安感などが続く場合は注意が必要です。
同じ業界や同じ職種で転職する場合は、これまでの経験が評価されやすいため、給与が大きく下がらないケースがあります。たとえば、事務職や営業職、IT関連などは、経験年数やスキルによって条件が変わることも少なくありません。
また、最近は「働きやすい職場づくり」を重視する企業も増えています。具体的には、残業時間を減らしたり、ハラスメント対策を強化したりする企業です。リモートワークやフレックスタイム制度を導入している会社もあり、以前より働き方の選択肢は広がっています。
もちろん、「働きやすい会社=給料が低い」とは限りません。人材確保のために、給与と職場環境の両方を整えている企業もあります。
ただし、転職後に「思ったより年収が低かった」と後悔するケースもあります。そのため、求人を見る際は月給だけでなく、賞与や手当も含めた年収で比較することが大切です。
また、口コミサイトや転職エージェントを活用すると、実際の職場環境を把握しやすくなります。特に転職エージェントは、離職率や社内の雰囲気について参考情報を持っている場合があるため、「人間関係を重視したい」と相談するのもよいでしょう。
転職で後悔しないためには、「何を優先したいのか」を整理することが重要です。「多少給料が下がっても精神的に楽な環境がいい」のか、「収入はできるだけ維持したい」のかによって、選ぶ企業は変わります。すべての条件を完璧に満たす会社を見つけるのは簡単ではないため、自分の中で優先順位を決めておく必要があります。
また、人間関係の問題が会社全体なのか、特定の人物だけなのかを見極めることも大切です。もし部署異動で改善する可能性があるなら、すぐに転職を決断しなくてもよい場合があります。
一方で、会社全体にパワハラ体質がある、相談しても改善されないという場合は、環境を変えた方がよいケースもあります。同じ場所で無理を続けるより、新しい職場で力を発揮できる人も多いからです。
さらに、転職活動は退職後ではなく、在職中に進める方が安心です。収入が途切れないため、焦って転職先を決めずに済みます。最近はオンライン面接を行う企業も増えており、働きながらでも活動しやすくなっています。
まずは求人情報を集めたり、転職エージェントに相談したりするだけでも、自分の可能性を広げるきっかけになるでしょう。
「安定している会社だから辞めない方がいい」という意見には、一理あります。安定した収入は生活の安心につながるからです。
しかし、働くうえで大切なのは給料だけではありません。毎日強いストレスを感じながら働き続けると、心や体に不調が出ることがあります。結果的に働けなくなってしまえば、収入にも大きな影響が出てしまいます。
そのため、「今の会社に残るべきか」だけではなく、「自分が無理なく長く働ける環境か」という視点で考えることが大切です。
働きやすい会社へ転職できれば、精神的な負担が軽くなり、仕事への意欲が戻る可能性もあります。また、気持ちに余裕ができることで、将来のキャリアを前向きに考えやすくなるでしょう。
まずはすぐに辞めるかどうかを決める必要はありません。今の市場で自分にどのような選択肢があるのかを知るだけでも、不安は少し軽くなるはずです。収入と働きやすさの両方を意識しながら、自分に合った働き方を探してみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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