「ひろしまアニメーションシーズン2026」コンペ選出作品発表!110の国・地域から3181作品の応募、76作品が入選

「ひろしまアニメーションシーズン2026」コンペ選出作品発表!110の国・地域から3181作品の応募、76作品が入選

5月19日(火) 12:00

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2026年8月19日から23日にかけ広島市で開催される、米国アカデミー賞公認のアニメーション芸術の祭典「ひろしまアニメーションシーズン2026」(HAS)のコンペティション入選作品が発表された。今年のコンペティションには、110の国・地域から、3181作品の応募があり、全76作品(短編71作品・長編5作品)が入選した。

HASは、世界4大アニメーション映画祭のひとつである「広島国際アニメーションフェスティバル」が2020年に終了したのち、2022年より新たに生まれ変わった2年に1度の国際アニメーション映画祭。アニメーション映画祭としては日本唯一のアカデミー賞公認の祭典であり、伝説的なアニメーション作家から新進気鋭の作家まで、世界中から広島の地に集い、長編、テレビ、ウェブメディアなど、短編にかぎらず、古今東西・商業非商業の枠を超えて紹介する。

コンペティションは「短編」「長編」「環太平洋・アジアユース」「日本依頼作品」の4部門で、日本を含む環太平洋・アジア圏の才能を発掘するとともに、世界中の優れた作品が一堂に会するショーケースとして、世界の最新の潮流が見えるセレクションを行う。短編コンペティションのグランプリ受賞作品は、米アカデミー賞短編アニメーション部門への応募資格を獲得する。国際審査員は、ジョルジュ・シュビッツゲーベル(スイス)、エリザベス・ホッブス(イギリス)、モハメド・ガザーラ(エジプト)、カタジナ・スルマチ(ポーランド)、田中栄子(日本)の5名。長編のみ観客投票審査となる。

今年は、110の国・地域から、3181作品の応募があり、前々回(HAS2022)の2149作品、前回(HAS2024)の2634作品を大きく上回り、過去最多の応募作品数を記録。入選した76作品は、映画祭期間中(8月19日〜23日)に広島市のJMSアステールプラザおよび横川シネマにて上映、国際審査員や観客による審査を行い、グランプリおよび各賞を競う。受賞作品は8月23日の閉会式・授賞式にて発表される。

▼HAS2026コンペティション:4つのカテゴリ<概要>

1.短編コンペティション(入選:40作品)

全世界で製作された上映時間30分以内の短編作品を対象。国際審査員が短編グランプリのほか、作品のジャンルに合わせ4つの賞(「寓話の現在」賞、「社会への眼差し」賞、「虚構世界」賞、「光の詩」賞)を決定する。短編グランプリ受賞作品は、米アカデミー賞ノミネート権を獲得する。HAS2026では、米アカデミー賞に2度のノミネート歴を持つドン・ハーツフェルトの最新作「Paper Trail(紙の痕跡)」や、昨年の新千歳空港国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得したジョスリン・チャールズ監督の「God is shy(神は恥ずかしがり屋)」をはじめとした40作品が入選した。

2.長編コンペティション(入選:5作品)

全世界で製作された上映時間が30分を超える中編・長編作品を対象。観客審査・投票にて長編グランプリを決定する。アビッド・リオンゴレン監督による、フィリピン初のクィア・スーパーヒロインマンガの長編アニメ化作品「Zsazsa Zaturnnah(シャシャ・ザトゥーナ)」の他に、カザフスタンの英雄伝説をモチーフに描かれた「The Golden Man(アルティン・アダム)」をはじめ、全5作品が入選。すべての作品が日本初上映となる。

3.環太平洋アジア・ユースコンペティション(入選:12作品)

環太平洋・アジア地域で製作された学生作品及びデビュー作(教育機関卒業後の第1作)を対象。上映時間は不問。国際審査員が環太平洋アジア・ユースグランプリを決定する。広島市立大学大学院芸術学研究科に在籍する影山晴也監督の「鮮やかな日々」など12作品が入選した。

4.日本依頼作品コンペティション(入選:19作品)

日本で製作された依頼作品(CM、MV、テレビ特番、教育・広報用コンテンツなど、 クライアントの依頼により制作されたもの)を対象。上映時間は不問。国際審査員が日本依頼作品グランプリを決定する。TVアニメ「上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花」OP(OPディレクター:ちな、TVシリーズ監督:佐久間貴史)、アニメ『キャンディーカリエス』第1話「狂人歯医者に気をつけろ」(監督:見里朝希)、「ふくしままっぷ」ブランドムービー「ふくふくの地図」(監督:片渕須直)など19作品が入選した。

▼HASアーティスティック・ディレクター/コンペティション選考委員山村浩二コメント

多くの応募作が興味深く、高い水準の作品での競争となり、全てを紹介できないのが残念です。今回は新たな選考委員とともに、作者の制作に対する考えや姿勢を重視しました。また、アニメーションの幅広い様相を感じられる選出を心掛け、見る側に考えを催すもの、流麗なビジュアルのもの、技術的な挑戦からユーモラスなものなど、様々なタイプの作品を選びました。前回の応募作品には戦争関連をテーマにした作品が目立っていましたが、世界が政治的により混迷しているためか、明確なメッセージやテーマ性の強い作品が減りました。答えの出ない社会情勢の中で、ドキュメンタリーの語り方の質が変化し、クィアやフェミニズムを取り上げた作品も減少しました。メタレベルでの思考が必要な抽象作品が減ったことも、時代の影響かもしれません。一方、AI作品は爆発的に増えました。今後のアニメーションの方向性を揺るがす大きな存在なのは確かで、今回は物語表現と技術がうまく絡んだ数作品を選出しました。

▼【ひろしまアニメーションシーズン2026概要】

■名称:ひろしまアニメーションシーズン 2026

■開催日程:2026年8月19日(水)~ 8月23日(日)

■会場: JMSアステールプラザ(〒730-0812 広島市中区加古町4番17号)

■主催 :ひろしま国際平和文化祭実行委員会

■メイン企画 :コンペティション(短編、長編、環太平洋・アジアユース、日本依頼作品)、特集上映、シンポジウム、トーク、展示、ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)

■映画祭プロデューサー:土居伸彰(ニューディアー代表)

■共同プロデューサー:宮﨑しずか(アニメーション作家/比治山大学短期大学部教授)■アーティスティック・ディレクター:山村浩二(アニメーション作家/東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)

■第3回ひろしま国際平和文化祭: https://hiroshimafest.org

■ひろしまアニメーションシーズン2026: https://animation.hiroshimafest.org

【作品情報】
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