旧型のエアコンを15年使っています。買い替えに「15万円」かかるなら、このまま使うほうがお得でしょうか?それとも節電性能の高い最新型にすべきでしょうか?

旧型のエアコンを15年使っています。買い替えに「15万円」かかるなら、このまま使うほうがお得でしょうか?それとも節電性能の高い最新型にすべきでしょうか?

5月19日(火) 3:10

15年使っているエアコンを前に、「まだ動くなら買い替えなくてもよいのでは」と考える人は多いでしょう。とくに買い替えに15万円かかる場合、すぐに決断するのは簡単ではありません。 ただし、エアコンは使用年数が長くなるほど、電気代だけでなく故障や安全面のリスクも考える必要があります。 この記事では、15年使った旧型エアコンを使い続ける場合と、節電性能の高い最新型に買い替える場合の考え方を、家計の目線で分かりやすく解説します。

15万円の買い替え費用は電気代だけで元が取れるとは限らない

15万円の買い替え費用を電気代の節約だけで短期間に回収するのは、簡単ではありません。たとえば、買い替えによって年間の電気代が1万円安くなる場合でも、15万円を回収するには単純計算で15年かかります。年間で5000円の節約なら、30年かかる計算です。
 
ただし、この計算だけで「買い替えないほうが得」と判断するのは早計です。エアコンの電気代は、部屋の広さ、使用時間、地域、冷房と暖房のどちらを多く使うかで大きく変わります。リビングのように毎日長時間使う部屋なら、節電効果は出やすくなります。一方、寝室で夏の夜だけ使う程度なら、電気代の差は小さくなりやすいです。
 
また、最新型でもすべての機種が大きく節電できるわけではありません。高性能な機種ほど本体価格が高くなる傾向があります。買い替えを考えるときは、本体価格だけでなく、年間の目安電気代も見て比べることが大切です。
 

15年使ったエアコンは故障リスクと修理費も考える必要がある

15年使っているエアコンで注意したいのは、電気代だけではありません。長く使った家電は、内部の部品が劣化しやすくなります。冷えにくい、暖まりにくい、変な音がする、においが強い、水漏れする、ブレーカーが落ちるといった症状がある場合は、使い続ける前に点検や買い替えを考えたほうがよいでしょう。
 
特に、異音や焦げたようなにおいがある場合は注意が必要です。そのまま使うと、故障が悪化するだけでなく、安全面の不安も出てきます。症状があるときは無理に運転せず、販売店やメーカーに相談しましょう。
 
15年たつと、修理したくても部品がない場合もあります。仮に修理できても、数万円かかることがあります。修理後に別の部分が故障する可能性もあるため、古いエアコンに大きな修理費をかけるより、買い替えたほうが結果的に安心なケースもあります。
 
つまり、買い替え費用15万円は高く見えますが、今後の修理費や突然使えなくなるリスクも含めて考える必要があります。真夏や真冬に故障すると、すぐに工事の予約が取れないこともあります。生活に欠かせない部屋で使っているなら、早めに検討する価値はあります。
 

買い替えるなら使用頻度が高い部屋ほど効果が出やすい

節電性能の高い最新型にするメリットが大きいのは、使用時間が長い部屋です。たとえば、家族が集まるリビングで朝から夜まで使う場合、エアコンの効率が電気代に大きく影響します。暖房もエアコン中心で使っている家庭なら、買い替えによる差はさらに出やすくなります。
 
反対に、あまり使わない部屋のエアコンであれば、買い替えても節電額は当然小さくなります。その場合は、すぐに15万円をかけるより、フィルター掃除や室外機まわりの整理、設定温度の見直しなどで様子を見る方法もあります。
 
フィルターにほこりがたまると効きが悪くなり、余計な電気を使いやすくなります。月に1〜2回を目安に掃除しておくと、無駄な電気代を抑えやすくなります。
 
買い替える場合は、部屋の広さに合った性能の機種を選びましょう。小さすぎる機種は常に強い運転になり、電気代が高くなりやすいです。大きすぎる機種も、本体価格が高くなりがちです。家電量販店で相談するときは、「何畳の部屋か」「木造か鉄筋か」「日当たりは強いか」「暖房にも使うか」を伝えると、合う機種を選びやすくなります。
 

まとめ

15万円の買い替え費用を、電気代の節約だけで見ると、すぐに元が取れるとは限りません。使用頻度が少ない部屋なら、今すぐ買い替えるより、掃除や使い方の見直しで様子を見る選択もあります。
 
一方で、15年使っているエアコンは、故障や部品劣化のリスクが高くなっています。リビングなど長時間使う部屋であれば、電気代の削減に加えて、故障しにくさや快適さ、安全面の安心も買い替えの大きなメリットです。
 
判断に迷う場合は、まず今のエアコンの型番を確認し、年間の目安電気代を調べてみましょう。そのうえで、候補となる最新型の年間電気代と比べると、買い替えによる効果が見えやすくなります。15年使っているなら、「まだ動くから使う」だけでなく、「次に故障する前に備える」という考え方で、無理のない時期に買い替えを検討するのがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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