ピーター・ジャクソン監督が、新作「タンタン」の脚本を執筆中であることを明らかにしたと、英スクリーン・デイリーが伝えた。ジャクソン監督は、スティーブン・スピルバーグ監督との「タンタン」をそれぞれ1本ずつ撮るという約束を、15年越しに果たそうとしている。
「タンタンの冒険」シリーズは、ベルギーの漫画家エルジェ(Hergé)による「タンタンの冒険旅行」が原作だ。世界を飛び回る少年記者タンタンと、相棒の白いフォックステリアのスノーウィが、なぞの暗号や財宝、世界規模の陰謀に巻き込まれていく姿を描き、ヨーロッパでは世代を超えて読み継がれてきた。
スピルバーグ監督による「タンタンの冒険ユニコーン号の秘密」(2011)はそのシリーズを初めて長編映画化したもので、モーションキャプチャを使ったアニメーション作品だった。ジャクソン監督は、この作品にプロデューサーとして参加している。
「スティーブンが1本撮って、私がもう1本撮る、というのが約束だった」
カンヌ国際映画祭のトークセッション「ランデブー」に登壇したジャクソン監督はこう告白する。「スティーブンは自分の作品を撮ったのに、その後の15年間、私は自分の分を撮っていない。とても気まずく感じている」
そのジャクソン監督は現在、「タンタン」の準備を進めているという。
「『タンタン』の脚本をフラン(パートナーのフラン・ウォルシュ)と一緒に書いていて、ここのホテルの部屋でも書いていたんだ。本当に動いている、リアルな話だよ。タンタンの世界に戻ってきていて、これが本当に楽しいんだ」
ジャクソン監督はカンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーで名誉パルム・ドールを授与されたばかりだった。今回の「タンタン」が形になれば、2014年の「ホビット決戦のゆくえ」以来となるジャクソン監督の劇映画になる。
【作品情報】
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タンタンの冒険ユニコーン号の秘密
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Photo by Scott Dudelson/Getty Images