昨年あたりからトレンドグルメとして登場し、一気に全国に広がっているのが、麻辣湯(マーラータン)。
最近では男性芸能人がYouTube動画で紹介して話題になるほど、ますます注目度が高まっています。実は北米でもこのスタイルは大人気。有名大学のキャンパス内に店舗ができるなど、世界規模でマーラータン人気が加速しているのです。
「10キロ太った」「麻辣湯の罠にはまった」の声も
しかしながら気になることが一つ。SNSなどの反響を見ていくと、「マーラータンを食べ続けたら10キロ太った」、「麻辣湯の罠にはまった」、「太った原因は週3のマーラータン」といったような声が。
そうです、マーラータンはヘルシーそうに見えるものの具材や量を自由に選べるがゆえに、かえって食べ過ぎや体重増加になるリスクがあるのです。
そこで今回は、“太らないマーラータンの食べ方”を考えてみることに。気にせず取り過ぎてしまうことで逆ダイエットになる可能性のある食材を3つご紹介したいと思います。
太りやすい食材①ジャガイモ
ジャガイモは、マーラータンの辛味を程よく和らげ、スープにまろやかな味わいをもたらす人気食材。しかもジャガイモを野菜と考えれば罪悪感なく楽しめそうです。
確かにジャガイモは農産物の分類では「野菜」の中に分類されますが、食品の分類では「いも及び粉類」。実は炭水化物が多く主食に準ずる食品なのです。
うどんやラーメンなどの麺類にさらにジャガイモを加えることを想像すると少々不安になってくるはず。炭水化物の摂り過ぎにならないよう、取る量には注意が必要です。
太りやすい食材②ユニークな麺類
続いて注意すべきは、「麺」。マーラータン専門店では食べたことのない変わった麺類が豊富に並んでいます。
例えばさつまいも春雨、トウモロコシ麺、牛すじ麺といったもの。これらは小麦麺と比べてモチモチ食感が特徴で、スパイシーなスープとの相性はバツグンです。このこんにゃくっぽい独特の食感が、ヘルシーで低カロリーと考えてしまうと問題に。
これらの麺の多くはいも類や小麦粉、トウモロコシなどが主原料であるため、炭水化物と考えるべき食材なのです。さらに言えば、人気の「ブンモジャ」や「板春雨」などもタピオカ粉やジャガイモでんぷんから作られているため、食べ過ぎには注意が必要です。
そしてさらに注意したいのが、「サービス麺」。会計時にお好みの麺を80g足せるルールになっているお店があり、選んだ麺に加えて麺を増量してしまうと、ラーメンやパスタの大盛レベルになってしまう可能性も。ダイエットや体重増加を気にする人は、麺の誘惑にはくれぐれも気をつけましょう。
太りやすい食材③揚げパン
3つ目は、「揚げパン」です。これは「油条(ヨウティヤオ)」と呼ばれる中国や台湾で朝食の定番として親しまれる細長い揚げパンで、マーラータンに加えるとスープを吸ってふんわりじゅわっとした独特の食感に。
パンの油分がスープ全体にコクを与え、病みつきになる味わいを生み出してくれるのですが、こちらも“揚げる”という工程が入った炭水化物食材ですから、取り過ぎには注意した方が良さそう。一度体験すると独特のおいしさにハマってしまいますが、1~2個にとどめるのが安心です。
さあ、いかがでしたか? まだまだ魅力的な食材がたくさんあり、マーラータンの味わい方は無限大です。おいしいマーラータンを食べて後悔することのないよう、賢く楽しむのがオススメです。
<文/食文化研究家 スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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