「トップガン」が公開40周年を記念して、英ガーディアンが特集記事を掲載している。取材を受けたプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーは、トム・クルーズの起用を決定づけたエピソードを告白している。
クルーズは当時23歳だった。リドリー・スコット監督のファンタジー「レジェンド」(1985)のために髪を伸ばし、ポニーテール姿だった。出演をなかなか決めきれなかったクルーズを口説くため、ブラッカイマーは米海軍の飛行展示隊ブルーエンジェルスに同乗させる手はずを整えた。
ブラッカイマーは当時のやり取りをこう明かす。
「パイロットたちはクルーズを見て、『このヒッピーに本物の乗り心地を味わわせてやろう』と言って、実際その通りにしたよ。飛行機を降りた彼は公衆電話まで歩いていって――当時は携帯電話なんてなかったからね――私に電話をかけてきて『やります』と言ったんだ」
この体験はクルーズのキャリアを大きく変えた。クルーズはその後パイロットライセンスを取得する。36年後の続編「トップガンマーヴェリック」(2022)では、自らF/A-18戦闘機の後席に乗って撮影に臨んだ。
「トップガン」は1986年の北米興行成績で年間1位となり、世界総興収は3億5700万ドル(現在のレートで約560億円)を記録した。当時23歳のクルーズを世界的スターに押し上げた1本でもある。ブラッカイマーが製作する第3作も現在進行中だ。
シリーズが40年経っても色あせない理由について、ブラッカイマーはこう説明する。
「トム・クルーズだよ。ハリウッドで最も働き者の俳優で、素晴らしい本能を持っている。納得いくまで何ひとつ妥協しない男だ。観客のために映画を作りたいと思っていて、本当にそれを実践している男なんだ」
「トップガン」と「トップガンマーヴェリック」を9日間限定で上映する「トップガン 40th Anniversary」が、5月13日から全国の劇場で始まっている。「トップガン」は本邦初となるIMAX上映で、両作品ともDolby Cinemaでの上映も実施される。
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トップガン
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