家族は近い間柄でありながら、繊細なバランスの上に成り立っているのではないでしょうか。とくに義理の家族との関係は、「良い関係を築きたい」という思いが強いほど、些細な違和感が心に引っかかることもあるでしょう。
『義母からの手紙が悲しい。突然、義母からはがきが届くようになりました。宛名は「旦那の名前様、ご家族様」となっていたので、私宛でもあるのかと思い読んだのですが、内容には旦那のことばかりで、私や子どもたちの名前は一切出てきませんでした』
投稿者さんはこれまで、義母との関係を大切にしてきたといいます。定期的に会いに行き、贈り物の手配も行い、できる範囲で気づかいを続けてきました。せめてひと言、「嫁や孫は元気ですか」と書いてほしい……その小さな願いが満たされないことが、じわじわと心に影を落としているようです。
宛名でがっかりなんて…義母にもう贈り物をしなくていい
まず目立ったのが、投稿者さんが頑張りすぎているのではないかとの意見です。
『母の日や誕生日の贈り物、旦那さんの代わりに手配するのをやめてみたら?』
善意で続けてきた行動も、相手にとっては当たり前になっている可能性があります。
『うちの義母は、私が送っていると知っているのに、ものが届いて電話してきて私が出たら無言。旦那が出たら「〇〇が届いた。嫁にお礼を言っておいて」と』
『見返りがないことに嘆くなら、そこまで頑張らなくていい』
贈り物には、相手の好みなどへの配慮や送る手間が伴うものです。それをムリをして続ける関係は、どこかで負担になることもありそうです。
義母にとっての優先順位はある。仕方ない
一方で、少し厳しい現実を突きつける声もありました。
『嫁は他人。息子が一番大事なのは当たり前』
義母にとって中心にいるのはあくまで「自分の子ども」であり、その家族への関心の向け方には個人差があるのでしょう。ただし、
『せめて孫のことくらい書いてあってもいいのに』
という意見もあり、「まったく触れない」ことに違和感を覚えるママも少なくありませんでした。
旦那さんに気持ちを伝えてみては
現実的な対処として挙げられたのが、旦那さんに気持ちを伝える方法です。
『責めるのではなく、寂しいと伝えてみたら?少し落ち着くかも』
『なんで「ご家族様」なのに内容は違うのか旦那さんに聞いてみたら?』
旦那さんは気にしていない様子ですが、だからこそ共有されていない感情があるのかもしれません。軽く疑問を投げかけるだけでも、投稿者さんのなかのモヤモヤが整理されることがあるのでしょう。
ちょっと期待しすぎかも?相手は高齢者
ママたちが勧めるのが、期待をしないという考え方です。
『人に対して、気持ちを求めすぎかも。いい関係は、お互いが同じくらいの気持ちで成り立つから。贈り物をするのも、自分がしたくてしているなら期待しない。ただの役割だと割り切る』
『友だちでも同僚でも良かれと思ってやったけれど相手はそれほど……はよくあること。相手は同じ温度感ではないこともある』
これは義母に限らず、人間関係全般にいえることではないでしょうか。
『良い関係を築けていると思っていたのは自分だけかもしれない』
そう思うことはツライものですが、同時に関係を見なおすきっかけにもなるでしょう。また、こんな見方もありました。
『高齢になると、自分のことで精一杯になることもある』
意図的に無視しているのではなく、単純に気が回っていないだけの可能性もあるかもしれません。
「ご家族様」こそ義母の気づかい
興味深いのは、義母が宛名に「ご家族様」と書いている点です。これは完全に無関心であれば出てこない表現ともいえます。
『そこが義母なりの気づかいなのかもしれない』
形式的であっても、意識の端には存在している……そう捉えることで、受け止め方が少し変わる場合もあります。もちろん、それで満足できるかどうかは別問題です。しかし、「相手の表現の限界」だと考えると、投稿者さん自身の気持ちを守ることにもつながるのかもしれません。
自分の基準で苦しくなっていませんか?
今回の悩みの本質は、「こうあるべき」という期待と、現実とのズレにあるのかもしれません。
『自分の物差しで相手を見ると苦しくなる』
相手にどう思われたいかではなく、自分が納得できる関わり方を選ぶことが、心の負担を軽くしてくれるはずです。
すべての関係が、思い通りの形になるとは限りません。それでも、自分の気持ちに正直に向き合い、距離感を選ぶことはできます。あまり気にせず、投稿者さんの心地の良い距離感でいてはいかがでしょう?相手への期待を少し手放したとき、関係は意外なほど穏やかに続いていくのかもしれません。
文・岡さきの編集・佐藤さとなイラスト・Ponko
【関連記事】
<消えた義母>突然の失踪!私への置き手紙には…「探さないでください」託された思い【第1話まんが】
<老害になりたくない>昔の人がよく言う「私はガマンした」「耐えて頑張った」何の意味があるのかな?
<介護楽しかった>義母との思い出を明るく語ったら義姉から「偽善者」と罵られた。非常識だった?