プロレスラー“ザ・ロック”として活躍し、ハリウッドスターに上り詰めたドウェイン・ジョンソンが自ら主演兼プロデューサーを務め、総合格闘技界で“霊長類ヒト科最強”と恐れられた伝説の格闘家マーク・ケアーの知られざる軌跡を描いた『スマッシング・マシーン』。5月15日(金)に日本公開を迎えた本作から、ジョンソンとエミリー・ブラントのインタビュー映像を独占入手した。
【写真を見る】「この役を演じるのは怖かった」数々の映画で“無敵”を体現してきたドウェイン・ジョンソンが新境地に挑む!
1997年の総合格闘技デビュー以降、無敗のまま頂点へと駆け上がったマーク・ケアー(ジョンソン)。UFCでの連覇を経て、日本のPRIDEでも快進撃を見せる一方、勝利を重ねるほどにその重圧に心を侵蝕されていく。同棲する恋人のドーン(ブラント)との関係も次第に悪化し、鎮痛剤への依存を深めていったマークは、初めての敗北を機に自らの弱さに向き合い、人生の再起をかけてもう一度リングに挑むことを決意する。
映像のなかでジョンソンは「このような機会を何十年と待っていました。そのチャンスにやっと恵まれた」と明かしつつも、「“この僕にできるのか?”と。初めての経験だから不安を抱いていた」と吐露。「今回のように無敵ではない役はいままで演じたことがなかった。マークは周囲に刺激を与えるヒーローのような存在で、待ち望んでいた役だから、正直なところ緊張しました」と、自らのパブリックイメージを覆す役柄への葛藤と覚悟を語る。
一方、そんなジョンソンの姿を現場で見守っていたブラントは「カメラテストで初めて彼を見た時のことを忘れない。外見だけではなく、振る舞い自体がいつもと違っていた。登場した瞬間、完全に役に入り込んでいるのがわかり、現場の空気が一変するのを肌で感じました」と証言。そして「解き放たれた人を見ているようだった。無敵の“ザ・ロック”でいる必要はないんだと。とにかく美しくて、見ていて感動しました」と、ジョンソンの渾身の熱演に賛辞を送った。
『神様なんかくそくらえ』(14)や『アンカット・ダイヤモンド』(19)などを手掛けた“サフディ兄弟”の弟ベニー・サフディが初めて単独で監督を務め、第82回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞する快挙を成し遂げた本作には、現役の格闘家のほか、大沢たかおや布袋寅泰ら日本人キャストも出演。リアリズムを追求した映像のなかでエモーショナルに描かれる、人間の脆さと再生する力、そして“本当の強さ”を、劇場のスクリーンでその目に焼き付けてほしい。
文/久保田 和馬
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