結婚相手に求める「年収の最低ライン」はいくら?“都会”と地方で違う、婚活男女の結婚観

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結婚相手に求める「年収の最低ライン」はいくら?“都会”と地方で違う、婚活男女の結婚観

5月16日(土) 15:47

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これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。

男性で育休を取得する人が増え、女性管理職も増え、共働きがスタンダードになりつつあります。婚活の現場にいると、男性も一定以上の年収がある女性を希望している人が増えてきていることを感じます。

とはいえ、結婚観は個人差が大きいものです。そこで、マッチングアプリ「Omiai」と共同で、結婚後の働き方に関するユーザーアンケート(※)を行いました。

回答者:1117人(男性795人、女性322人)
年齢:29歳以下19.9%、30代50.3%、40代19.5%、50歳以上10.3%
調査期間:2026年4月10日~12日

調査結果から見えてきたのが、住んでいる地域による差です(東京、関東<東京以外>、東北・北海道、中部、関西、中四国、九州で集計)。

回答者数が少ないのであくまで傾向ですが、私が婚活現場で感じていることと一致するように思いました。
(ただし、これは「結婚観」であって、現実の「女性の働き方の地域差」とはズレがあることは後述します)

結婚後も正社員で働きたい女性は、東京、次いで九州が多かった



まず、20~40代女性で、「結婚後も正社員で働き続ける」ことを希望する人が半数を超えているのは、「東京」61%だけでした(小数点以下、四捨五入。以下同)。
ついで高いのは「九州」42%。

最も低いのは、意外にも「関東(東京以外)」27%です。少数派ではありますが、「結婚後すぐ専業主婦になりたい」女性が一番多いのも、「関東(東京以外)」でした。

共働きがスタンダードというのは、今のところ東京の「結婚観」なのかもしれません(実際の共働き率は、地方のほうが高い傾向があるのですが)。

九州男性は、妻がフルタイムで働くことを望まない?



次に、20~40代男性の「妻の働き方への希望」を調べてみました。「東京」は「フルタイムで働いて欲しい」という男性が35%と最多ですが、女性ほど他の地域と大きな差はありません。

物価上昇に加えて、東京は家賃・マンション価格が高騰していますし、一馬力では心もとないでしょう。

ついで高いのが、「東北・北海道」32%でした。

他の地域と最も異なる特徴があるのは九州です。

妻が「フルタイムで働く」ことを希望する男性は、わずか9%。「パートなど収入があればOK」という九州男性が47%と多いのです。

一方で、九州の女性がそうした働き方を希望しているかというと、そうではなく、「結婚後も正社員で働き続けたい」女性が東京の次に多いのは「九州」41%なのです。

以前、「さす九(“さすが九州”を略したネットスラング)」という、九州の男尊女卑っぷりや男女の役割分担意識の強さが、SNSで話題になったことがありました。一方で「さす九」は偏見だ、という声も。

アンケート結果だけみると、九州男性の場合、「女性は結婚したら正社員を辞めるもの」と思っている人が多いのかもしれません。

実際に女性が働いている率は、北陸や山陰が高い



ただし、前述のとおり、この「結婚観」と現実はズレがあります。

女性が就業している率が高いランキングは、東京、沖縄、福井、愛知、石川、長野、佐賀…と続きます(2020年国勢調査、15歳以上)。35~39歳に限っても、女性の就業率は北陸・山陰・東北の日本海側がもっとも高く、都市圏のほうが低いのです。

理由は、「地方は三世代同居が多くて、育児・家事と両立しやすい」とか「農業などで女性も働くのが当然だった」などの仮説があるようです。

つまり、女性の働き方について「地方は遅れている」というイメージは偏見だということです。

首都圏の女性は、男性に「年収は最低500万円」を望む



結婚後の理想の働き方を叶えるため、婚活中の男女はそれぞれどんな相手を探しているのでしょうか?

婚活において、女性は男性の経済力を重視し、一定基準以下の年収のお相手は足切りします。

そこで、アンケートで20~40代女性が相手に求める希望年収下限(年収足切りライン)を調べてみました。

「東京」は年収500万円以上を希望する女性が79%と、大半でした。女性も結婚後に正社員で働き続けることを希望する人が多いこともあり、自分と同じかそれ以上の年収がある男性を探しているのかもしれません。

「関東(東京以外)」も年収500万円以上を希望している女性が62%と、高比率です。

大都市圏以外の地方は、年収400万円以上を希望する女性が大半です。
このあたりは予想どおりの結果かもしれません。

都会は女性にも「年収300万円~」を求める男性が多い



男性が相手女性に求める希望年収下限を聞くと、「東京」の男性は65%が「年収300万円以上」の女性を希望していました。その中で、「年収500万円以上」を希望する男性も17%います。

「関西」「中部」も、「年収300万円以上」を希望する男性が約半数います。
それ以外の地域では、女性の年収に「こだわりがない」や、年収100~200万円台でも気にしない男性が多数派を占めます。

女性に「300万円以上」を希望している男性の多くは、雇用形態も気にしており、正社員かどうかも見ています。要するに東京は、正社員で働き年収300万円以上の女性でないと、足切りされやすくなるシビアな場所なのです。

北関東在住・実家暮らしの女性相談者から、しばしば「県内にいい男がいない。東京に行けば結婚できるかな」というボヤキを聞くことがあります。ですが、このアンケート結果を見ても、それほど甘くないことが分かるのではないでしょうか。正社員で結婚後も働き続ける女性が有利になるのが、東京の婚活です。

一方、女性の年収にこだわりがない男性は雇用形態を気にしません。女性がフリーターでも非正規雇用でも気にしないのです。

年収が高い同士がくっつく、シビアな婚活市場



東京は、年収が高い男性が多いです。そして、年収が高い男性ほど、相手女性に求める年収も高い傾向があります。
ある高学歴・高収入の婚活男性から、「友達に派遣社員とかの女性と結婚した人はいないし、そういう女性を選ぶメリットもない」と言われたことがあります。私の感覚でも、年収1000万円以上の男性が結婚するのは、年収600万円以上の女性であることが多いです。

結婚相談所でも年収を公開している女性のほうが成婚率が高くなっており、都会の婚活女性ほど年収を公開しています。高収入男性の理想が高くなっているというより、彼らの基準で「普通のちゃんとした女性」を探すと、正社員で一定の収入がある女性になっていくのです。

一般の恋愛では「惚れたら年収は関係ない」ということもありえますが、婚活サービスはまず条件で絞るので、こんなシビアな現実があるのです。

<文/菊乃>

【菊乃】
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

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