スウィングジャズの黄金時代を築いたピアニストのドキュメンタリー「カウント・ベイシー」が、7月3日から公開される。
ジャズにブルースを持ち込み、リズム革命を引き起こしたカウント・ベイシーは、スウィングジャズの黄金時代を築き、“キング・オブ・スウィング”と称された。日本でも、長年多くのジャズファンを虜にし、現在に至るまでリスナーのみならず、ビッグバンドや吹奏楽の各世代の演奏家にも愛され続けている。
本作は、そんな華々しい表舞台での活躍のみならず、これまでベイシー自身があまり語ってこなかった知られざるプライベートにも焦点を当てる。監督は、ジェームス・ブラウン、ユッスー・ンドゥール、サンタナ、エイミー・ワインハウスら生涯にわたり、様々なミュージシャンのドキュメンタリーを制作したジェレミー・マー。
本作の制作中、家族による数多のホームムービーや膨大な写真アルバム、手紙等の貴重資料が発見され、脳性麻痺の障がいを持って生まれた娘ダイアンや、アフリカ系アメリカ人の人権啓蒙運動を初期の頃から支援し、マーティン・ルーサー・キング夫妻とも交流した妻キャサリンへの家族愛を映す。また映画には、今も活動を続けるベイシー楽団の面々や、クインシー・ジョーンズやアニー・ロスといった友人たちも登場。彼らが語るベイシー像や、フランク・シナトラやビリー・ホリデイらとの共演等貴重なアーカイブ資料によって、彼の足跡と20世紀のアメリカの激動の社会史が浮き彫りとなる。
7月3日から新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、シネマリスほか全国順次公開。
【関連記事】
・
【作品情報】「ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(Ballad)」
・
【インタビュー】亀山千広さん、ジャズ喫茶で事件は起きていますか?
(c)EAGLE ROCK ENTERTAINMENT