人気シリーズ「スター・ウォーズ」の劇場長編映画「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」が5月22日、日米同時公開されます。同シリーズの新作が劇場公開されるのは、7年ぶり。ドラマシリーズ「マンダロリアン」で描かれてきた孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、フォースの力を秘めた幼い存在グローグーの物語を、壮大なスケールで描きます。そこで現在、製作が決定し、劇場公開&配信が待たれる「スター・ウォーズ」新作について、最新の動向をまとめてお届けします。
※この記事でまとめた情報は、2026年5月13日現在のものです。
<目次>
【公開&配信決定タイトル】
●「スター・ウォーズモール/シャドウ・ロード」
●「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」
●「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」
●「スター・ウォーズアソーカ」シーズン2
【続報が待たれるタイトル】
●「X-MEN」シリーズのサイモン・キンバーグによる新3部作
●“過去”“現在”“未来”を描く新作映画3本
●「ランド」&タイカ・ワイティティ監督SW作品
【事実上消滅したタイトル】
●ライアン・ジョンソン監督による新3部作計画
●ソダーバーグによるカイロ・レン/ベン・ソロ映画
【公開&配信決定タイトル】
●「スター・ウォーズモール/シャドウ・ロード」(ディズニープラスで配信中)
「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の悪役、ダース・モールを主人公に描く新作アニメーションシリーズ。「スター・ウォーズクローン・ウォーズ」の直後、ジェダイ・オーダーが崩壊し、銀河帝国の支配が始まった暗黒の時代が舞台になっている。
「帝国は俺を殺そうとした。裏切りには制裁を下さねば」。師であったシス卿ダース・シディアスに見捨てられ、帝国への復讐心に燃えるモールは、帝国の影響が及ばない惑星で自らの犯罪組織を築こうと画策する。そんな中、彼は銀河の現状に絶望したひとりの若きジェダイ・パダワンと出会い、自らの執念深い復讐を果たすための「弟子」として、そのパダワンを陣営に引き込もうと目論む。
本作でも、トレードマークであるダブルブレードの赤いライトセーバーで敵を一網打尽。かつて、クワイ=ガン・ジンやオビ=ワン・ケノービを追い詰めた圧倒的な戦闘能力は健在だ。日本版では、「スター・ウォーズエピソード1 ファントム・メナス」から長年にわたり、ダース・モール役を務める山路和弘が続投している。
●「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」(2026年5月22日 日米同時公開)
「スター・ウォーズ」シリーズから派生したドラマシリーズ「マンダロリアン」(ディズニープラスで配信中)の続編となる映画版。孤高の賞金稼ぎであるマンダロリアン/ディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)と、フォースを秘めたグローグーの冒険がスクリーンで繰り広げられる本作。「スター・ウォーズ」の新作が劇場公開されるのは、「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」(2019)以来、実に7年ぶりとなる。
ドラマシリーズに引き続き、舞台は「スター・ウォーズジェダイの帰還」後の銀河。帝国崩壊後も新共和国の統治は行き届かず、無法者や帝国軍残党がはびこる混沌とした時代が続いている。すでに公開されている予告編では、成長したグローグーがルーク・スカイウォーカーのもとで特訓を積んだフォースの力を駆使する姿も。帝国残党との激しくスピーディーな戦闘など、「スター・ウォーズ」シリーズならではのスケール感あふれる展開にも期待が寄せられる。
新キャラクターとして名優シガーニー・ウィーバー演じるウォード大佐が登場。ルーカスフィルムの最高クリエイティブ責任者(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)であるデイブ・フィローニが製作総指揮、ジョン・ファブローが監督を務めるなど、「マンダロリアン」シリーズを手がけてきたクリエイターが集う。
●「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」(26年ディズニープラスで配信予定)
人気SFシリーズ「スター・ウォーズ」のレガシーを受け継ぎながら、日本をはじめ、各国のアニメーションスタジオの斬新な“ビジョン”を通して、正史にとらわれない自由でユニークな物語を構築する「スター・ウォーズビジョンズ」。現在までにVolume1~3が製作されている短編アンソロジーシリーズ、バラエティ豊かな27の新しい物語が紡がれている。
特に高く評価されたエピソードが、日本のアニメ業界の第一線を走り続けるプロダクションI.Gが制作した「九人目のジェダイ」(Volume1に収録)だ。「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」以降の銀河を舞台に、“ジェダイの再生”にスポットを当て、「スター・ウォーズ」の象徴であるジェダイやライトセーバー、そして“親子”の物語をダイナミックに描き、Volume3では、続編「The Ninth Jedi: Child of Hope」が配信された。
さらに「スター・ウォーズビジョンズ」としては初となるシリーズ化も実現し、26年にオリジナルアニメシリーズ「Star Wars Visions Presents -The Ninth Jedi」が、新たに配信されることが決定している。
●「スター・ウォーズアソーカ」シーズン2(27年ディズニープラスで配信予定)
物語の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河。二刀流のライトセーバーを手にした元ジェダイのアソーカ(ロザリオ・ドーソン)が、ダース・ベイダー亡き帝国の新たな後継者・スローン大提督(ラース・ミケルセン)を相手に、銀河の命運をかけた壮絶な戦いに身を投じる。
シーズン1には、アソーカのかつての師であるアナキン・スカイウォーカーも登場。「スター・ウォーズエピソード2 クローンの攻撃」「スター・ウォーズエピソード3 シスの復讐」に続き、ヘイデン・クリステンセンが演じ、互いのライトセーバーを交えながら、再びアソーカを導く姿が描かれ、世界中を大きな感動で包み込んだ。
27年にはシーズン2の配信も予定されており、主要キャストが続投。昨年4月に幕張で開催された「スター・ウォーズ セレブレーション2025」に出席したクリステンセンも、「僕が語れることなんてほとんどない。でも、1つだけ言える。シーズン2にアナキンは帰ってくる!」と宣言し、ファンを熱狂させた。アソーカの運命、アナキンとの“帰還”に注目したい。
●「スター・ウォーズスターファイター(原題)」(27年5月28日全米公開予定)
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が大ヒット中のライアン・ゴズリングが主演を務める「スター・ウォーズ」の新作映画。「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」の約5年後が舞台になっており、“スカイウォーカー・サーガ”とは切り離した単独作品として製作されている模様だ。
監督は「デッドプール&ウルヴァリン」のショーン・レビ。22年から入念な準備が進められ、レビ監督と「アダム&アダム」でコンビを組んだ脚本家ジョナサン・トロッパーが、1年以上かけて脚本を仕上げてきた。撮影は昨年秋から始まり、レビ監督が自身のInstagramアカウントで初公開した現場写真には、ゴズリングと子役のフリン・グレイが地中海を背景に写っており、“スター・ウォーズと海”という意外な組み合わせも大きな反響を呼んだ。
また、スティーブン・スピルバーグが撮影現場を訪問したり、ヘリコプターで撮影現場に飛来したトム・クルーズが、カメラマンを務めて、ライトセーバーの対決シーンを撮影したりと話題に事欠かないが、果たしてどんな映画に完成するのか?なお、ルーカスフィルム社長を退いたキャスリーン・ケネディは、プロデューサーとして本作に関わっている。
キャストには、ホラー映画「X エックス」3部作で注目を集めるミア・ゴス、「ドクター・フー」11代目ドクター役から「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」まで幅広く活躍するマット・スミスらが参加。加えて「アメリカン・ハッスル」「アライバル」のエイミー・アダムス、「ライオン・キング」実写版のアーロン・ピエール、英国コメディ「The Inbetweeners」のサイモン・バード、「I Hate Suzie」のダニエル・イングス、ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」出演のジャマール・ウェストマンの参加も発表されている。
【続報が待たれるタイトル】
●「X-MEN」シリーズのサイモン・キンバーグによる新3部作
続報が待たれるタイトルのうち、最も現実味があるとされるのが、「X-MEN」シリーズのサイモン・キンバーグによる新たな映画3部作だ。キンバーグが脚本を執筆し、キャスリーン・ケネディが共同プロデュースを務める予定になっているが、24年11月の報道以来、大きな動きは見られない。
詳細は明かされておらず、“スカイウォーカー・サーガ”を継承するエピソード10~12になるとの噂がある一方、単独の新作映画になるという関係者の声も。キンバーグは過去にルーカスフィルムとアニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」(14~18)を手がけ、同作はエミー賞にノミネートされた。また、J・J・エイブラムス監督の映画「スター・ウォーズフォースの覚醒」(15)ではコンサルタントを務めた。
●“過去”“現在”“未来”を描く新作映画3本
キンバーグによる新3部作よりも早く、23年に製作が発表された“過去”“現在”“未来”を描く新作映画3本も、いまだ正式なゴーサインは出ていない。
ジェームズ・マンゴールド監督による、過去にスポットをあてる「スター・ウォーズドーン・オブ・ザ・ジェダイ(ジェダイの夜明け)」は、「スター・ウォーズエピソード4 新たなる希望」の2万5000年前を舞台に、ジェダイの誕生を描くとされる。
脚本はドラマシリーズ「スター・ウォーズキャシアン・アンドー」でも数話の脚本を執筆しているボー・ウィリモンが担当するが、ウィリモンについては先日「ゲーム・オブ・スローンズ」映画版に参加していることが明らかになったばかりだ。
デイブ・フィローニ監督がメガホンをとる“現代”を描く新作映画は、「帝国残党と新共和国の間で激化する戦い」を描く予定で、「マンダロリアン」「ボバ・フェット The Book of Boba Fett」「スター・ウォーズアソーカ」などを締めくくる作品になる可能性が高い。つまり、公開を控える「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」、年内配信が予定される「アソーカ」シーズン2の成否が重要なカギとなりそうだ。
続3部作(エピソード7~9)に主演したデイジー・リドリーが、レイ役で復帰する新作映画「スター・ウォーズニュー・ジェダイ・オーダー(原題)」は、当初予定されていた26年12月18日の公開が白紙状態となっている。監督は「ミズ・マーベル」も手がけたパキスタン出身のシャルミーン・ウベード=チナーイが務める予定。
内容は、「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」から15年後の“未来”を舞台に、レイがジェダイ騎士団を築くところから始まるとされるが、こちらは脚本家が目まぐるしく交代しており、実現までは依然、遠い道のりだ。
●「ランド」&タイカ・ワイティティ監督SW作品
俳優、クリエイター、ラッパーと多方面で活躍するドナルド・グローバーと、弟のスティーブン・グローバーが脚本執筆を進めてきた「スター・ウォーズ」シリーズの新作「ランド(原題)」は、当初の予定だったディズニープラスのスピンオフドラマとしてではなく、ルーカスフィルムの長編映画として製作されることが決定しているが、こちらもこの数年、足踏み状態だ。グローバーは、18年公開の「ハン・ソロスター・ウォーズ・ストーリー」で若きランド・カルリジアンを演じている。
26年5月22日に「スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー」が公開されるが、当初、この日付で封切られる予定だったのは、タイカ・ワイティティ監督版「スター・ウォーズ」だった。こちらも大きな進展はなし。ワイティティはノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの小説を映画化した「クララとお日さま」が26年10月23日に全米公開される予定だ。
【事実上消滅したタイトル】
●ライアン・ジョンソン監督による新3部作計画
2017年に「スター・ウォーズ最後のジェダイ」を手がけたライアン・ジョンソン監督による新3部作計画は、すでにジョンソン監督本人が「事実上消滅している」と認めているが、「自分の頭の一部は常に『スター・ウォーズ』にある。それは自分の大部分であり、自分の考え方の一部だ」とも語っており、将来的な復帰の可能性を完全には否定していない。
●ソダーバーグによるカイロ・レン/ベン・ソロ映画
昨年「スター・ウォーズ」ファンを驚かせたのは、シリーズ新3部作に登場したカイロ・レン/ベン・ソロを主人公に据えた企画「ザ・ハント・フォー・ベン・ソロ(原題)」がお蔵入りしたというニュースだった。これは主演を務める予定だったアダム・ドライバーが、「実現の見込みがなくなったので、ようやく話せるようになった」という理由で、そのいきさつを明らかにしたもの。
脚本を手がけたのは、「オーシャンズ」シリーズや「トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグだ。贖罪と再生をテーマにした、この野心的な企画を、ルーカスフィルムは全面的に支持したものの、ディズニーのトップが「ベン・ソロがどうやって生きているのか理解できない」として却下。プロジェクトは頓挫したという。ドライバーが演じるカイロ・レン/ベン・ソロは、「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」で命を落としている。
ドライバーによる公表に続き、ソダーバーグも「頭の中で映画を作るのは本当に楽しかった。ファンがそれを見られないのは残念だ」と声明を発表。「完成した脚本をディズニーが却下したのは、これがシリーズ史上初のケースだった」と明かし、シナリオ開発に費やした2年間が無償だったこと、製作費の話にすらたどり着かなかったことなど、不満をあらわにした。
一連の報道に反応したのが、熱心な「スター・ウォーズ」ファンだった。SNS上では、「ベン・ソロの物語を見せてほしい」「ディズニーはファンの声を無視するな」といった投稿が相次ぎ、ハッシュタグ「#SaveTheHuntForBenSolo」がトレンド入り。カリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニースタジオ上空に「Save The Hunt for Ben Solo(ベン・ソロを救え)」と書かれたバナーを掲げた小型飛行機を飛行させた。
また、ニューヨーク市ブロードウェイのカルロズ・ベイクショップ上に看板が出現。「For Adam. No one's ever really gone. Hope lives. Ben is alive! #THBS」と記されている。「誰も本当には消えない」は、「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」でレイア・オーガナが語ったセリフだ。
【作品情報】
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スター・ウォーズマンダロリアン・アンド・グローグー
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