日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『ゼイ・ウィル・キル・ユー』をレビュー!

今宵も一人のメイドが、悪魔の生け贄に捧げられる……はずだった

日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『ゼイ・ウィル・キル・ユー』をレビュー!

5月15日(金) 17:00

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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。悪魔へのいけにえのメイドがまさかの逆襲!『ゼイ・ウィル・キル・ユー』 評点:★4点(5点満点) 過剰さだけが持ちうる圧倒的な美

©2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved.

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過剰なジャンル映画は美しい。

妹を救出するため、闇の拠点たる高級マンションにメイドとして乗り込んだ姉が、次々と襲い来る悪魔崇拝者と血みどろの死闘を繰り広げる本作もまた、過剰なサービス精神に溢れた映画であり、それゆえ美しい。

全てのシーンをどうしたらより面白く楽しめるものにできるか、ありったけのアイディアを詰め込んだことにより、要約すれば1行にまとめられるほどシンプルな物語が、1時間35分ノンストップの驚くべきスリルライドになるのである。

本作はアクション満載のコメディ・ホラーなので、「ありったけのアイディア」が投入されているのはアクション場面と、それに付随する血まみれゴア描写で、その過剰さはほとんどマンガ的なレベルに達している。

が、その徹底した過剰さがあればこそ、観客に「えっ、それってアリなの?」と立ち止まる隙を与えない。

怒濤のアクションとゴアの中でジャンル映画の登場人物は光り輝く。

本作の主人公が火のついた斧を振りかざしてスローモーションでジャンプ、敵の脳天に一撃を叩き込む場面で筆者は思わず涙ぐんでしまった。

過剰でバカバカしいものだけが持ちうる圧倒的な美がそこにあったからである。

STORY:ニューヨークに立つ高級マンション。実は狂信的な悪魔崇拝者の巣窟で、月に1度、むくな女性をメイドとして雇い悪魔へのいけにえにささげていた。そして、新たなメイドが選ばれるが、彼女は思わぬ反撃に出る





監督・共同脚本:キリル・ソコロフ

出演:ザジー・ビーツほか

上映時間:94分



全国公開中



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