クリストファー・ノーラン監督の新作「オデュッセイア」を巡り、イーロン・マスクが再びキャスティング批判を強めていると、米エンタテインメント・ウィークリーが報じている。マスクは、トロイのヘレネ役にルピタ・ニョンゴを起用したノーラン監督を「賞欲しさにやっている」と非難し、エリオット・ペイジがアキレウス役を演じるという未確認の噂についても「これまで聞いたなかで一番バカげた、ねじ曲がった話だ」と切り捨てた。
マスクが「オデュッセイア」のキャストに噛みついたのは、これで3度目だ。2月にはニョンゴ起用の段階で「ノーランは誠実さを失った」と投稿していた。今回再燃したきっかけは、米タイム誌の最新インタビューで、ノーラン本人が「ニョンゴはトロイのヘレネだけでなく、その姉妹であるクリュタイムネストラ役も務める」と二役起用を明かしたことだ。
マスクの攻撃はXの他ユーザーとも連動して広がっている。保守系コメンテーターのマット・ウォルシュが「ノーランは技術的にはうまいが臆病者だ。少しでも時代の空気に逆らうのが怖いのだ」と書くと、マスクは「真実だ。ハリウッドは偽善的だ」とリプライした。
ペイジに過剰に反応する背景には、個人的事情もある。マスクは現在、自身のトランスジェンダーの娘ビビアン・ジェナ・ウィルソンと長く絶縁状態にあり、2024年7月にはジョーダン・ピーターソンとのインタビューで、ウィルソンの性別移行について「リベラル思想に殺された」と表現、本人から強い反論を浴びていた。
ペイジは2010年の「インセプション」以来のノーラン作品となる。2025年10月にニューヨーク・コミコンに登壇した際には、再共演への喜びをこう語っていた。
「『インセプション』でクリスと組めたのは本当に楽しかった。今回も役の話を聞き、脚本を読んだとき、戻ってこられて最高の気分でした」
「オデュッセイア」にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤ、ジョン・バーンサル、マット・デイモン、ロバート・パティンソン、ベニー・サフディ、トラヴィス・スコットらも名を連ねる。7月17日に全米公開、日本では9月11日に公開予定だ。
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オデュッセイア
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Photo by Andrew Harnik/Getty Images