ギレルモ・デル・トロ監督が、製作中のストップモーション・アニメ映画「忘れられた巨人」について詳細を語ったと、米デッドラインが報じている。
「忘れられた巨人」は、ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロが2015年に発表した長編小説だ。アーサー王の死後のイングランドを舞台に、長期記憶を失った老夫婦アクセルとベアトリスが旅に出る物語が描かれる。デル・トロ監督が映画化に着手することは2023年に明らかになっていたが、その後の進捗は伝わってこなかった。
英国映画協会(BFI)からフェローシップ(最高栄誉)を授与された記念のトークセッションに登壇したデル・トロ監督は、本作を「家族向けの妥協を一切しない、大人向けの、ものすごく難しいストップモーション・アニメ」と位置づける。脚本は「マチルダ・ザ・ミュージカル」のデニス・ケリーがデル・トロ監督と共同で執筆している。
実写ではなくストップモーションを選んだ理由について、監督はこう説明する。
「もし『ピノッキオ』を実写で作って、いきなりパペットが歩き出したら、不気味の谷に陥ってしまう。同じ世界に存在してはいけない、ひどいものになる。トロルや妖精のいる風景を老夫婦が旅する物語を実写で撮って、特殊効果の生き物と俳優を混ぜれば同じことが起きてしまう。すべての生き物を同じ素材で作りたかった。何年もかかるし、きわめて困難な仕事だ」
製作はNetflixが手がける。デル・トロ監督と同社のタッグは、2025年作「フランケンシュタイン」に続く2作目となる。デビュー作「クロノス」(1993)以来の常連であるロン・パールマンも本作に参加する予定だ。
デル・トロ監督は次に、カンヌ国際映画祭のクラシック部門で「パンズ・ラビリンス」(2006)の4K修復版を披露することになっている。
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フランケンシュタイン
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Photo by Andreas Rentz/Getty Images