「マトリックス」訴訟、共同出資元が権利放棄で決着

「マトリックス」訴訟、共同出資元が権利放棄で決着

5月12日(火) 11:00

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「マトリックスレザレクションズ」(2021)の劇場・配信同時公開をめぐる訴訟が、共同出資元のビレッジ・ロードショーが権利をすべて手放すかたちで決着したと、米デッドラインが報じている。

ビレッジ・ロードショーは、「マトリックス」シリーズに長年共同出資してきたオーストラリアの製作会社だ。「マトリックスレザレクションズ」を当時のワーナー・ブラザースがHBO Maxで劇場と同時配信したことを契約違反だとして、2022年2月に提訴していた。コロナ禍の同時公開戦略をめぐる象徴的な訴訟として注目を集めていた。

仲裁では当初、1億2500万ドル(現在のレートで約190億円)の判決が下された。しかし控訴審はその判断を修正し、ビレッジ・ロードショーが作品の50%を強制的に買い取らされる立場ではないと結論づけた。残る5700万ドル(約87億円)が損害賠償として確定した。

ビレッジ・ロードショーは2025年3月に、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11条の適用を申請しており、2025年11月にはアルコン・メディア・グループが派生権利を引き継いでいる。「マトリックスレザレクションズ」はワーナーが100%所有する形になり、シリーズの権利関係はこれで完全に整理されたことになる。

【作品情報】
マトリックス レザレクションズ

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写真:Everett Collection/アフロ
映画.com

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