きゅるりんってしてみて「生まれてきてよかった!」…涙と笑顔が交差した幕張メッセワンマンライブ<ライブレポート>

『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより/撮影=かい

きゅるりんってしてみて「生まれてきてよかった!」…涙と笑顔が交差した幕張メッセワンマンライブ<ライブレポート>

5月12日(火) 12:00

『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより
【写真】ライブのラストに号泣するきゅるして4人に思わずもらい泣き…

アイドルグループ「きゅるりんってしてみて」が、全国ツアーの集大成となる『Kyururin Heavenly
〜全部ありふれない軌跡〜』のファイナル公演を、幕張メッセ 幕張イベントホールにて開催した。グループ史上最大規模の会場に集結した大観衆を前に、彼女たちは初期から最新までの楽曲を詰め込んだ怒涛の27曲を披露。普段の“ゆるふわ”でキュートな姿だけでなく、これまでの5年間を背負った赤裸々な涙と感情が爆発する、極上のエンターテインメント空間がそこには広がっていた。

■天国へといざなう“最大火力”のロケットスタート
『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより


開演時刻。ステージに現れたのは、天国への階段を思わせる荘厳な宮殿風のセット。純白のツアー衣装を身に纏い、まるで天使のように降臨した島村嬉唄、環やね、チバゆな、逃げ水あむの4人が「Special Spell」(※)を歌い出すと、地鳴りのようなコールが会場を揺らした。「きゅるりん唱えて秘密の魔法」――その歌詞通り、幕張イベントホールは一瞬にして魔法にかけられていく。

「幕張ファイナル盛り上がっていくぞ!」というチバゆなの強気な煽りから「わんだーらんど」(※)へ。逃げ水あむの「下から上までかわいい、Muuumah!」も炸裂し、ライブの盛り上がり曲が続きひときわ大きな歓声が巻き起こる。さらに「幕張は包囲されてんのー!」というスペシャルな煽りとともに「らぶきゅんうぉんてっど」(※)「君のお顔になりたいの」と、きゅるしての“最大火力”ともいえるライブ定番のキラーチューンを連続投下。ステージの上手下手いっぱいに広がりながらファンへ手を振るメンバーの姿に、熱狂は早くも最高潮に達した。

最初のMCでは、逃げ水あむが「幕張のバカでかボイスを聞きたいです!」と笑顔を弾けさせると、島村も「今年一番だー!」と歓喜。チバゆなも「最近やらなかったけど…『絶対結婚しようなー!』」という甘いプロポーズにファンが沸き立つ中、島村が「天国での特別なきゅるちゃんとの時間をお楽しみください」と語りかけ、ライブは魅惑の中盤戦へと突入していく。

■表現力の進化を見せつけるアレンジ曲と、ファンへ近づくトロッコ演出
『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより


続くブロックでは、彼女たちの“歌”と“表現力”にスポットが当たる。「ツインテールは20歳まで♡」のピアノバージョンでは、階段に座り込んだ4人がしっとりと歌い上げ、2番からはジャズのような大人の雰囲気に乗せて大人びたダンスを披露。続く「絶対無敵ラブソング」は、クラシックアレンジに乗せた島村のアカペラからスタート。逃げ水の「愛してダーリン」と響き渡る透き通った歌声が、会場の空気を掌握する。間奏で島村の合図で客席に美しいウェーブが巻き起こり、大サビでは羽根が舞うエモーショナルな演出には、惜しみない拍手が送られた。

幕間には、ツアー各地の思い出を公式キャラクター“きゅるぬい”たちが振り返る特別映像がスクリーンに流れる。環やねがボケ倒し、逃げ水あむがツッコミ役にまわるゆる~いやりとりに会場のファンも笑顔で見入っていた。

『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより

その後、雰囲気は一変。スモークが焚かれたステージに、ブランコと巨大な三日月が登場すると、メンバーカラーの幕張公演の新衣装にチェンジした島村がソロで登場。「メドレー(アコースティックver)」として、「魅惑のあいまいみー」(島村嬉唄)、「アイドル」(逃げ水あむ)、「コーヒーゲーム」(環やね)、「クリームソーダ」(チバゆな)をソロで繋ぎ、最後は全員で「メリーゴーランド」の幕張特別バージョンを披露。メルヘンチックな世界観で観客を魅了した。

続く「LOVE l-l-ICECREAM」でダンサブルなビートを響かせた後、逃げ水とチバが「今日はもっと甘えてもいい?」と囁き、会場のボルテージは再点火。「しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばー」(※)では、島村の「これからトロッコでみんなのところににいっちゃうよ!」の合図でトロッコに乗り込み、アリーナ後方まで大移動。初めてのトロッコ演出に環は「スターになったみたい!」と喜びを明かした。

『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより

チバゆなの「スタッフさんお願いします。きゅるりんトロッコ~…レッツゴー!」の合図で撮影可能演出の「わたしのex.ダーリン」「えぶりで大好き記念日」と続き、至近距離で振りまかれる特大のファンサで客席は笑顔で溢れかえった。

■可愛さの限界突破? 方言告白から始まるラストスパート
『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより


ダークで小悪魔的な「カルテNo.2222」、「Maison de 520」を経て、「ジェリービーンズシューター☆」ではスクリーンにはきゅるぬいちゃんも登場してポップでかわいいパフォーマンスで魅せる。ステージ左右いっぱいに広がってスタンド席の観客にもファンサを送り、ラストは天井から大量のバルーンが降り注ぎ多幸感あふれる空間を作り上げた。

MCでは、ツアー恒例の「方言タイム」を全員で実施。「あむは〜きみのこと、だれより愛しているんやで」(逃げ水/兵庫弁)、「きみのこと、いっちゃん好きやけん」(環/香川弁)、「みんなのこと、ゆなが一番あいしとるのに」(チバ/愛知弁)、「きみのこと、うたがホントにあいしとるんだわ~」(島村/新潟弁)と、破壊力抜群の告白に、会場中が骨抜きにされた。

「まだみんな盛り上がれんの~!?」とチバが煽り、ライブはいよいよ後半戦へ。「イェイェ」でメンバーコールが響き渡り、「アイルドルライブコースター!」では定番のタオル回しで熱狂の渦へ。落ちサビでの「あいしてる~」の大合唱、そして曲を止めての「もっともっと名前を呼んでー!」というリクエストに、この日一番の大歓声がこだました。その勢いのまま、グループの代表曲「きゅるりんしてみて」へと続き、会場が一体となって踊り狂う。
『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより


熱気冷めやらぬ中、島村は幕張で初めてきゅるしてのライブ見に来てくれた観客に向けて「今まで何してたの~?出会えてよかったね!これからもいっぱいきゅるしてに会いに来てください」と優しく語りかける。そして本編のラストを飾ったのは、このツアーのための新曲「Stella Compass」。「今までで一番でっかい星空作ろうね」という言葉に応え、客席は白色のペンライト一色に。天井にはメンバーそれぞれの星座が投影され、幕張イベントホールが巨大なプラネタリウムへと変貌した。「どんなときだって隣に君がいるから」「世界で一番輝く君とのストーリー」——-ファンへのストレートな愛を歌い上げる4人が魔法をかけたかのような幻想的な景色が広がっていた。

■涙の告白。そしてKアリーナ横浜という新たな「未来の足跡」へ
『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 幕張イベントホールより


アンコールでは、ツアーTシャツに着替えて再登場。「いらんこといわんこ」では特大のバズーカでプレゼントを客席後方まで打ち込み、「ぷれしゃすはーと」では再びトロッコに乗り込んでサインボールを投げまくるなど、最後までファンを楽しませる姿勢を忘れない。

そしてMCでは、「5周年フォトブックの幕張特典ver」「コラボカフェ東京、愛知、兵庫、広島で催決定
」「ミームトーキョーとのコラボ曲が5月5日から配信」と新展開が発表された。するとメンバーの振りで突如スクリーンに“重大発表”のサプライズムービーが。夏にミニアルバムがリリースされることに加え、11月14日にグループ史上最大規模となるKアリーナ横浜での単独ライブ開催が発表された。どよめきと大歓声が交錯する中、メンバーがそれぞれの胸の内を語り始めた。

チバゆなは「本当にきゅるちゃんになってよかったなって思いました。Kアリーナはやばすぎ!最近は直接会えるイベントが少なくて、(ツアーは)ライブだけで楽しませたいけれど不安もあった。でも、頑張ってきてよかったなって。今日はすべてが大好きでした。これからもずっと一緒にいてください!」と、涙ながらに胸の内を明かす。

島村も涙を湛えながら「今まで5年間、たくさん出会いと別れがあったり、楽しいことも大変なこともたくさんあったけど……みんなとだからここまで来れたし、ここにいる全員と出会えてよかった。生まれてきてよかった!って思います。いっぱいがんばったねーって褒めたいんだ」と、声を震わせながらグループとファンへの愛を口にした。

逃げ水も涙ながらに語る。「昨日の幕張では、私にはまだまだ伸びしろがあるみたい、という話をしたんです。私は2つ以上のことをやるのが苦手で、特別かわいいとも思ってなくて。こんな所にいていいのだろうかって最初から思っていたんだけど……こうして幕張の景色を見たら、本当にきゅるしてでよかったなって思いました。いっぱい失敗したけれど、みんなが勇気づけてくれて、みんながいてくれたからアイドルをやれているなって。どんなに大きくなっても、みんなの近くにいたいなって思いました。ずっと近くにいるよって伝えたいです。大好き!」

そして環は、不器用ながらも真っ直ぐな言葉を紡ぐ。「このツアーを通して、自分は成長したと思いました。骨折したりとかあったけど、無事に終えることができてよかった。幕張が売り切れたことも信じられなくて。とことん自信がなくて、きゅるしての人気終わっちゃったのかなと思ったこともあったけれど……この景色を見て、まだやれるぞと思いました。私、頑固者で言うこと聞かないことも、一人で突っ走ることもあると思うんですけど、みんなに頼ることを覚えました。これからも4人で」

環が涙を見せまいと堪える姿に、チバが「やねはステージで泣かないようにしてる。がんばってる。まだまだこれからだぜ!このライブもまだ終わんねえぜ!」と力強く叫び、テープ、キャノン砲とともに「未来の足跡」へ。未来への決意を歌い上げ、笑顔でステージを後にした。

興奮冷めやらぬ観客から、ダブルアンコールの合唱が発生。鳴り止まない声に応え、4人は再びステージへ。「絶対無敵ラブソング」で「もう一回ウェーブいくよー!」と再び会場を一つにする。

最後のMCで、島村が「お姉さんチームは『マダムになってもきゅるちゃんしたい』って言ってたから、マダムになるまでお姉さんチームを支えます」と語ると、ファンからは温かい歓声が。チバゆな&島村の年下チームの2人がリーダー・環やねに「たまには…甘えてもいいよ?」という言葉に環が「楽屋でやってよ~」とツッコミを入れる一幕も。大きなステージでも変わらない、ゆるふわな空気感がいつものきゅるしてそのままだった。

そして本当のラストを飾ったのは、「可愛さ圧倒的なんばーわん!」。 「たくさん遠回りして ここにたどりつけた」——この日のために用意されたかのような歌詞を、感情たっぷりに歌い上げる。客席からは地鳴りのような特大の“ガチ恋口上”がステージへとぶつけられ、大サビではチバゆなが感極まって声に詰まる場面も。5年間の想いが凝縮された空間の最後は、全員での「幕張、最高ーーー!!」という割れんばかりの叫びで幕を閉じた。

メドレー曲含む怒涛の全27曲。キュートでポップな魔法の裏側に隠された、5年間の努力と葛藤。それを乗り越えた4人が見せた涙と笑顔は、間違いなく「ありふれない軌跡」の証明だった。11月のKアリーナ横浜へ向けて、きゅるりんってしてみては、無敵の魔法をかけ続ける。


■『Kyururin Heavenly 〜全部ありふれない軌跡〜』 ツアーファイナルセットリスト

OP映像
M1 Special Spell(※)
M2 わんだーらんど(※)
M3 らぶきゅん うぉんてっど (※)
M4 君のお顔になりたいの
M5ツインテールは20歳まで(ピアノver) (※)
M6 絶対無敵ラブソング(クラシックver)
M7メドレー
魅惑のあいまいみー(島村嬉唄)
アイドル(逃げ水あむ)
コーヒーゲーム(環やね)
クリームソーダ(チバゆな)
メリーゴーランド(全員)
M8 LOVE l-l-ICECREAM
M9 しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばー(※)
M10 わたしのex.ダーリン
M11えぶりで大好き記念日
M12 カルテNo.2222
M13 Maison de 520
M14 ジェリービーンズシューター☆
M15 イェイェ
M16 アイルドルライブコースター!
M17 きゅるりんしてみて
M18 Stella Compass

<アンコール>
EN1 いらんこといわんこ
EN2 ぷれしゃすはーと
EN3 未来の足跡

<ダブルアンコール>
WEN1 絶対無敵ラブソング
WEN2 可愛さ圧倒的なんばーわん!

(取材・文WEBザテレビジョン編集部)

(※)以下の曲名の「・」部分は白抜きハートが正式表記
「Special・Spell」
「・・・わんだーらんど」
「らぶきゅん・うぉんてっど」
「ツインテールは20歳まで・」
「しゅーぱーめるてぃらびゅふれーばー・」





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