中村悠一、早見沙織の演じる妹・深雪の作画に満足「描いた方の癖がカットごとにあって…」<魔法科高校の劣等生   四葉継承編>

劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」公開記念舞台挨拶/(C)2024 佐島 勤/KADOKAWA/魔法科高校四葉継承編製作委員会

中村悠一、早見沙織の演じる妹・深雪の作画に満足「描いた方の癖がカットごとにあって…」<魔法科高校の劣等生 四葉継承編>

5月11日(月) 14:50

劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」公開記念舞台挨拶
【動画】劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」本予告

劇場版「魔法科高校の劣等生 四葉継承編」の公開記念舞台挨拶が、5月9日に東京・新宿で行われ、司波達也役の中村悠一、司波深雪役の早見沙織、四葉真夜役の斎藤千和と、主題歌を担当するLiSAが登壇した。中村と早見がそろって舞台挨拶に登壇するのは2017年公開の劇場版「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」以来約9年ぶり。

■「魔法科」兄妹の関係の転換点となる重要な「四葉継承編」

2014年のTVアニメ第1シーズン放送開始から12年を数える「魔法科高校の劣等生」は、シリーズ累計3000万部を突破した佐島勤氏のライトノベルを原作とした学園ファンタジー。魔法が技術として確立された世界を舞台に、とある理由から学校では“劣等生”とされる兄・達也と、完全無欠な優等生と言われる妹・深雪を中心とした、波乱の日々が描かれる。

今回の「四葉継承編」は、原作でも屈指の人気を誇るエピソードで、2人の兄妹関係を根底から揺るがす最大の転換点となる物語。

■“真夜様”と「近づけた」という斎藤千和、「私のことを千和様と…」

シリーズを長く支えてきた斎藤とLiSAだが、舞台挨拶に参加するのは今回が初めて。上映前の舞台挨拶ということで、MCに何を問われても、ネタバレへの配慮で早見と中村の口が重ためになる中、この日の朝に劇場で本作を見て特典を手に入れ、「ホヤホヤな気持ち」だというLiSAにMCの矛先が。

意気揚々と語り出すも、すぐに「でも皆さんはご覧になってないのか…」と気づくと「言いたいことたくさんあるのに~~~!!」と絶叫。「しっかり見ていただいて、終わった後、一緒にお話しましょう」と語りかけつつ、「皆さんの演じられているシーンがひとつひとつとても大切で、大ボリュームなのに、集中して見ているとあっという間に終わってしまいます。見どころしかないです」と感想を述べた。

一方、演じる真夜が“真夜様”と呼ばれることにちなみ、登場時の挨拶でも「私のことは千和様と書いてくださいね」と取材陣にサービス精神たっぷりなリクエストをしてみせていた斎藤。ここでも「(いつも座って紅茶を嗜んでいる)真夜様は、今回、立つんでしょうか?立たないんでしょうか~?」と客席を煽ると、早見も「(もし立ったら)真夜様が立った!ってなりますよね」と乗っかり、和気あいあい。

斎藤は続けて、「真夜様は今回、とにかくすごくおしゃべりになられます。真夜様がしゃべるって言ったらそりゃ重い話に決まってるんですが、(本作は)真夜様がどうしてあんな感じになってらっしゃるのかの一端が分かるお話になっておりまして。TVシリーズに出ていたときはボスっぽい立ち位置の女主人みたいな、強そうな、怖そうな人だなって思っていたんですが、今回演じてみて、私は少し身近に…親近感とは違うんだけど、たくさん感情移入することができて、近づけた気がします。皆さんにとってもただの怖そうなボスっぽい人ではなく、いろいろあったんだなってことが…あああ、ネタバレになっちゃう…、皆さんにも伝わればすごくうれしいなと思います」とコメントした。

■中村悠一、早見沙織に「10年、兄妹を演ってきてよかったよ」

あらためて本作を見た感想を問われた早見は「映像的なかっこよさ、見せ方の面白さにハッとしました。深雪さんの葛藤がいろいろな形で描かれていくのも魅力的でしたし、達也さんの戦闘シーンも音楽に合わせてとってもかっこよかったです」とコメント。

一方、中村は「深雪の作画が本当にきれい。これが面白いもので、ちゃんと(作画を)担当されている方の癖がカットごとにしっかりあるんでね。僕はあの…」と性癖の合致するカットについて早口で話しかけたところで、本編の内容に抵触することを思い出し、「そのシーンを言えないから!!」と地団駄。

ここで早見が拳を動かしながら2人の動きを再現しだし、「ここ(深雪)と、ここの?アレですか?」「あ、そう、鏡のね」「鏡ぐらい(ネタバレ的に)大丈夫ですよね。鏡のシーンってことですね」「そう、本音のところ」「あぁ、本音のところ…」と中村と認識のすり合わせを。

さらに「あそこのね、画が好きなんですよ」「あ、本音のほうの?」「……何か俺と早見さん、違うところを想像している気がする」「(めげずにキャラクターに見立てた腕を動かしながら)こう…ですよね?」「あ、そうそう」「こうで、こう!(片腕を移動)」「そうそう、あそこの…」「こう行って…」「あ、そうそう!…もうそれ以上はっ!(笑)」と、ノンバーバル・コミュニケーションで見事に一致させた様子。

これを受け、「10年兄妹を演ってきてよかった。通じなかったらどうしようかと。そこの深雪ちゃんの画が好き」とまとめた中村だが、「でもこれ(観客にとって)余計な情報な気がするんだよね。(該当シーンになって)あ~これか~!…いやこれじゃないんじゃないかな?ってなっちゃう。集中して見てくださいね」と笑顔で釘を指していた。

■中村悠一の意外な謝罪を斎藤千和が暴露早見沙織「珍しい~」

中村によると、収録は1年ほど前。今回、長台詞が非常に多い斎藤が「中村くんが、ド~ンと座って『頑張れー』って、私に言ってました」と暴露すると、中村は「言いましたけど。サボってるみたいじゃないですか。一緒に頑張ったでしょ?」と素直に認めつつ反論。

さらに「いやでも本当に斎藤さん、今までにないくらいめちゃくちゃしゃべるんですよ。10ページ分くらいほぼ1人で。その間に僕が何か『えっ?』くらいの短いセリフを入れるんですけど、本番で1ヶ所僕、トチっちゃって。本当にちょっとなのに。本っ当に申し訳ないと思って」とエピソードを披露。斎藤も「(中村の真似で)『本っ当にごめんね、本っ当にごめんね!!』って言って」と真剣な様子を伝えると、早見は「珍しい~」とポツリ。

斎藤は「達也さんって、ものすごくブレない方じゃないですか。今回、深雪ちゃんもいつもよりいろいろなお芝居があったからそうだと思うんだけど、中村さんがデ~ンと座って全くブレないからこそ、こっちは(心置きなく)ブレられるというか、幅を出しやすくて。その対比が出るからこそシーンが成り立つので、私はすごくやりやすかったです」と語って、早見も同意。

早見は「深雪さんの、内側ににじみ出てはいたけれどさらけ出してはいなかったような思いっていうのが今回スクリーンで、今までの深雪さんの枠組みよりももっとあふれてこぼれ出して、緩急や上下がすごくあったんですね。それに対して本当にお兄様がずっとブレないで居てくださるのが、見ていても安心感がありましたし、対比で、真夜様もそうだと思うんですけど、深雪さんも華やかに見えております」と語った。

■「作品を読み込むところから」LiSAの主題歌「YES」秘話に一同爆発

主題歌「YES」について、楽曲配信がスタートした際に「感慨深すぎて聞きながら号泣した」とSNSで明かしていたLiSA。背景について問われ「まず私は作品を読み込むところから始まるんですが、今回のこの『四葉継承編』は知らなかったみんなの心に触れるような、知らなかったみんな歴史を知るような場面が多くあって、そんな皆さん寄り添えるような、抱きしめてあげられるような、許してあげられるような楽曲になるといいなと思って制作しました」と告白。

同曲について、ジミー・ストーン監督からの「『YES』はもう、デモで頂いたときから素晴らしくて、感動的で、ずっと聞きながら、監督作業の後半戦を乗り切る原動力になりました。 感謝しかありません。演出家として言えばこの映画の全てが『YES』へ向けて在ると言っても過言ではありません。そのくらい力のある歌です」とコメントも紹介された。

そんな中、楽曲への感想を問われた出演者3人「もう…ちょっとね、言いたいんですけど、すごい」(早見)、「ネタバレできないって言ってんのに!」(中村)、「LiSAさんが歌ってて、この曲が重要じゃないところで流れるわけがないじゃないですか!!」(斎藤)と、フラストレーション爆発。

ひと通り爆発したところで、早見が「でも、歌詞にほんとに注目して聴いていただきたいですよね。やっぱり今回の物語的にもハッとするような言葉がたくさん入っていますし…」と言うと、斎藤も「何に対する『YES』なのか。いろいろな取り方がお話としてもできるし、楽曲としてもできるし…そこで流れるんだ!っていう」と感想を。

「ちょうどいいところでかかってくるよね」と同意した中村が、「どこでどういう場面で使うとかって事前に聞くんですか?」と質問すると、LiSAは「はい、絵コンテを頂いて、どのシーンから流れていくっていうのは。でも、イラスト(絵コンテ)でしか拝見してなかったので、『このシーンでこの言葉が来るといいな…』とか想像しながら作りました」と回答した。

そして「楽曲制作をする際にジミー監督が直接来てくださって、今回の映画に対する思いを伝えてくださって。とにかく今回は『この世界が終わってでも、貫きたい気持ち』というのをすごくおっしゃっていて、その意味の深さを。世界が終わってしまっても…ってジミー監督がおっしゃっていた理由がこの映画の中にたくさん詰まってるなと感じました」と振り返っていた。

■MC「最後にネタバレなしで見どころを」出演者「……」会場「(笑)」

終盤には、「お時間もどんどん迫ってきたので、最後に、ネタバレなしで見どころを…」とMCが振っただけで、会場からうっすら笑いが起こる状況に。「細かいところでもいいので…」という提案で、早いもの勝ちと譲り合いの様相を呈する中、早見が「あ、真夜様のアレを言ってもいいですか?」と斎藤に確認し、「いいよ!…どれ?」とテンポよく返される一幕も。

早見は「こちらにご注目ください…」と、おもむろに指先を優雅に動かす“真夜様の手のマネ”をしながら、「真夜様のお手々はですね、いろんな表現をしているので。雄弁なお手々をご覧ください。はい。ありがとうございます。…私からは以上です。現場にお返しします!!」と任務を達成。

LiSAが「セクシーなシーンもあります。皆さんこんなに(満席で)ギチギチに座られて見たら、ドキッとするかも」と助け舟を出すと、「確かに!「まぁ確かにね」「あのシーンのときポップコーン食べるとちょっと『お、おおお…』ってなるかも」「唾を飲み込む音すらね。気をつけてくださいね?」「でも今、ポップコーンをもぐもぐ食べてらっしゃるお子さんがそちら(2列目)に…」「大丈夫ですよ!食べてください」「坊主には刺激が強いかもな?」「かもしれない…」「お母様、安心してください、大丈夫ですよ」と観客を巻き込んで大盛り上がり(お子さんも嬉しそうな笑顔)。

斎藤は「真夜さんのシーンはもう本当に魂を削って演じたので見ていただきたいのはもちろんなんですが、今回はもう、深雪さんが本当にかわいい!本当にかわいいんですね」と熱弁。

「今まで彼女がこれだけ頑張って達也さんへの思いを閉じ込めてたんだっていうのが、それがあふれちゃう感じがもう愛おしくてかわいくて。自分であふれちゃうだけだから、達也さんに向けているわけじゃないんだけど、それを私たちだけは垣間見れるわけじゃないですか。達也さんの前では一生懸命いつもの淑女の深雪さんを演じているけど、何かもう1人になったときとかに『あぁ!!』みたいな感じになってる深雪さんがもうほんとにかわいくて、その沙織ちゃんのお芝居が素晴らしくて。深雪さんのことがすごいより好きになっちゃうんじゃないかなって思います。それが高まってきたときに、LiSAさんの歌が流れると、もう(涙が)ダーってなる感じがする」とジェスチャー付きで一気に語った。

その後、「さぁ、あとな~んだ」と斎藤に振られた中村は、「見どころっていうとちょっと違うのかもしれないんですけど、演じる達也としていろいろ(台本など)を見るわけですけど、最初台本を頂いて、家でこう構成を考えて、実際アフレコに臨んだときに。自分が思ってた表現だとちょっと違うんだなっていうことが分かったんですよね」と告白。

「今回は深雪にとって大事なお話ですが、達也にとっても大事なお話になってまして。(達也にも)抱えるものがある中でどう深雪と接するかっていうのが…。僕としては達也の苦悩や衝撃、弱いところみたいなのも少しはにじむのかな思っていたんですけど、それよりもやっぱり今、目の前にいる深雪に寄り添ってくれという演出が中心だったので。やっぱり達也はどこまで行っても深雪が一番大事な人間なんだなっていうのを、あらためて確認できてよかったです」と、こちらも任務を達成した様子だった。

■早見沙織の「50回見にきてください」に、中村悠一「いやぁ恐ろしい」

最後にLiSAから「期待しかしないでください!私自身、『魔法科』に関わらせていただくのは3作目なんですが、これまでのどの曲とも違った曲になっています。今回の『四葉継承編』は、本当に苦しいお話も、ホッコリするお話もいろいろあるんですが、そこに寄り添うような気持ちでお届けしています。ぜひ作品と一緒に楽しんでください」と挨拶。

斎藤は「私たちがどんな思いで曲やお芝居を作ったかっていうパッションみたいなものを皆さんに届けられていたら嬉しいです。私は見て、期待したものになっていると思いましたし、本当にいろんなことを教えてくれるお話でした。私は真夜様を演じておりますので真夜様のことをお話ししますと、本当に、ちょっとつらいお話もあります。ただ、彼女を作っている根幹みたいなものに少し触れられた気でおりますので、それが皆さんに伝わって、ちょっとでも真夜様の好感度が上がったら嬉しいなと。すごくボリュームがあり、体力を使う仕上がりですが、その分きっと、たくさん満足していただけると思います」とコメント。

早見は「『魔法科高校の劣等生』の中には…私は個人的には、静かで、知的で、深みがあって、そういうシーンが多いと思うんですけど、その裏側は本当に生々しくて、触れたらドキッとしてしまうような、そこに関わる人たちのリアルな感情だったりとか、言葉にしきれない思いを爆発しそうなぐらい抱えている登場人物も多いんじゃないかなと、今回あらためて思いました。深雪さんの心情もまさにそんなふうに描かれていくんですけど、深雪さんがずっと温めて育ててきた思いを、声で表現できるのは、今このマイクの前に立っている自分だけなんだっていう思いで、注ぎ込むようにアフレコをさせていただきました。ここからこの物語、始まりますので、見届けていただけると嬉しいなと思います」

中村は「これまでは学校が中心だったり、テロリストを懲らしめたりとか、そういうお話だったんですけれど、今回は身内のお話になりまして。外に対して『四葉』という存在がどういうものだったのか、これからどうしていくのかっていう核心に触れる、政治的な話になっていく序章になります。もし深雪が継承してしまったら、置かれる立場が全然変わってしまうので。ここを起点に、結構腹の探り合いとか、これまでになかったような展開も多く、またちょっと見え方が変わるので、ぜひ見逃すことなく見届けてください」と締め括った。

さらにMCから「何回も見に来ていただきたいですよね」と振られると、中村は「何回にします?」とノリノリ。「さっきの回に見にいらっしゃった方は15回来てくれると約束してくれたんで…」と早見に振ると、早見は穏やかに「じゃあ、50はどうでしょうか」とまさかの数字を。中村が「50ですか…いやぁ早見さん恐ろしい(笑)」と一瞬引きつつ「50回でお願いしまーす」と乗っかると、「まだ、始まったばかりですからね。イケる」と笑顔でダメ押ししていた。

◆取材・文=坂戸希和美




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