是枝裕和監督の最新作「箱の中の羊」の完成披露試写会が5月11日、都内で行われ、是枝監督をはじめ、夫婦役で共演する綾瀬はるかと「千鳥」大悟、出演者の桒木里夢、寛一郎、柊木陽太、野呂佳代が出席した。
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【動画】是枝裕和監督最新作「箱の中の羊」予告編
是枝監督が日本映画では「万引き家族」以来8年ぶりとなるオリジナル脚本を手掛け、そう遠くない未来を舞台に、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れた夫婦の物語を描き出す。
綾瀬は「最初はビックリしたんですけど、すぐに面白そうだなと思った」と、大悟が夫を演じることに対する第一印象を語る。「大悟さんは方言自由だった。私は広島出身で、大悟さんもほぼ広島(岡山県の北木島出身)なので、聞き馴染みある方言で最初からしっくり来ましたね」と共演を振り返った。
一方、大悟は「こっちの方がビックリだった」といい、「監督が『思うほど違和感ないですよ』って言ってくれていたが、今日取材をいっぱい受けてたら、監督が『あの違和感がいいんですよね』って。(違和感)あったんかい!」と鋭いツッコミも。方言に関しては「方言自由だった?僕だけ甘やかされたわけじゃない」と話していた。
綾瀬と是枝監督の映画タッグは、「海街diary」(15)以来。是枝監督は「今回は当て書きです」と明かし、「海街ではしっかり者の長女だったが、今回はもう少し多面的に、妻や母としてそれぞれの感情を複雑に表現できるかなと思った」。また、大悟のキャスティングについては「人間味ですね。最近の若い男の子が失っている人間くささを撮りたかった」と理由を説明した。
夫婦の亡き息子・翔とその姿をしたヒューマノイド役には、オーディションで200人以上の中から、桒木が大抜てきされた。「こんなすごい人たちと共演できるのは初なので、すごい体験だと思います。監督が自分らしくやればいいよと言ってくれたので、普通に自分らしく(演じた)」と振り返ると、大悟は「すごくよそ行きの発言(笑)。現場ではすぐにパパ、ママって言っていた」と目を細め、綾瀬も「よくあっち向いてホイをやったよね」と笑みを浮かべていた。
映画は2026年・第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品が決定しており、是枝監督、綾瀬と大悟、そして桒木が現地入りする。
初めてカンヌに降り立つ予定の大悟は、「レッドカーペットも歩くことになるでしょ?車から降りるときに、綾瀬さんに手を差し出せるのかどうか」「もし手を差し出せたら、大悟まだ冷静だなと思ってもらえれば。差し出せなかったら、ド緊張しているはず」と現地のエスコートに心配顔。一方、桒木は「ちょっと緊張しますけど、初めてのカンヌなので、ゆっくり見て覚えていたい」「飛行機も全然(大丈夫)。みんながいれば」と頼もしい返答だった。
「箱の中の羊」は、5月29日から公開される。
【作品情報】
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箱の中の羊
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