【写真】寡黙キャラの真実と意外すぎる素顔を語った梶谷隆幸
5月4日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)。今回のゲストは、現役時代に横浜や巨人で活躍し2014年には盗塁王にも輝いた梶谷隆幸と、おなじみのレギュラーとなった五十嵐亮太が登場。MCの真中満、岡田圭右とともに、現役時代のエピソードから引退後の心境、さらにはAI判定を巡る議論まで普段は聞けないプロ野球の裏側を語り尽くした。
■梶谷が「人生のハイライト」と語った甲子園と監督の目を盗んだ土の記憶
島根県松江市出身の梶谷は、高校野球の名門・開成高校へ進学。中学時代から才能を見込まれていた梶谷のもとには、開成の名物監督である野々村監督が直々にスカウトに訪れ、「ワレ来るじゃろ」と声をかけられたという。その迫力に圧倒され即入学を決意したエピソードは、いかにも運命的な出会いを感じさせる。
強豪校に身を置きながらも地区大会での敗退が続くなか、最後の夏に甲子園出場を決めた経験を梶谷は「人生のハイライト」と振り返る。
甲子園といえば敗退チームの選手が土を持ち帰る姿が印象的だが、野々村監督は「あんな無様な姿を見せるな」とそれを禁止。しかし梶谷は、監督の目を盗みポケットに土を忍ばせて持ち帰ったという。少年らしい反骨心と、忘れられない夏への想いがにじむエピソードだ。
■“ガラスの天才”と寡黙キャラの真実知られざる素顔に迫る
現役時代は度重なるケガに苦しみ、“ガラスの天才”とも称された梶谷。五十嵐は「梶谷の場合は足が速いし、瞬発的に力を発揮する選手だから、ケガとは隣り合わせなのかなと思います」と、そのプレースタイルゆえの宿命を分析する。
そんな梶谷と五十嵐は対戦機会こそ多くなかったものの、同じマンションに住んでいたという意外な共通点も明かされた。五十嵐の引退時には、梶谷から長文のメッセージをしたためた手紙とプレゼントが贈られたという心温まるエピソードも。
現役時代の梶谷といえば寡黙な印象が強いが、本人から「(キャラを)完全に作ってました」と衝撃の告白が飛び出す。もともと喜怒哀楽が激しい性格であるため、プレーに影響を与えないようあえて感情を抑えたキャラクターを演じていたという。
これには岡田もすかさず「顔見たらわかる!やんちゃな顔してる」とイジり倒し、さらに「野球してなかったら?」と問いかけると梶谷は「あっちかどっちか?」と上手く煙に巻いてスタジオの笑いを誘った。
■引退後に見えた本当の楽しさとAI判定を巡る価値観の違い
番組中盤では、引退した今だからこそ語れる本音トークも展開。五十嵐は「抑えたときの快感というか、その日の夜に飲むお酒はめちゃくちゃ美味しかった。あのお酒に勝てるお酒は今のところない」と語り、現役時代の充実感を懐かしむ。一方で梶谷は「野球をやってるときの楽しいっていうのがあんまりなくて。達成感はあったんですけど」と語り、引退後の今のほうが楽しいと明かした。
プロ野球という勝負の世界では、試合が終わってもすぐに次を見据えなければならず、常にプレッシャーと隣り合わせ。その緊張から解放された現在は、肉体的にも精神的にも穏やかな日々を送れているという対照的な価値観が印象的だ。
また試合中の感情が爆発したエピソードとして、判定を巡って審判に詰め寄った経験も披露。自信をもって見逃した球がストライクと判定され、梶谷は感情を抑えきれなくなりヒートアップしてしまったという。審判とゼロ距離で対峙した際、「チューしそうでした」と梶谷が語ると岡田からは「ダチョウ倶楽部じゃないねん」というツッコミも。
その後はホセ・ロペスが仲裁に入って事なきを得たというが、五十嵐の「止めてもらったほうが落ち着く。引けないもんね」という言葉からは選手ならではの心理が垣間見える。
この話題に関連して、さらに議論はAIによる判定の是非へ。梶谷は「やっぱり人の心があったほうが…」と否定的な立場を示したのに対し、五十嵐は「だんだんそっちの方向に進んでいくと思います」と肯定的な意見を展開。すでにMLBではABS(自動ボール・ストライク判定)チャレンジシステムが導入されているが、その背景にはスポーツベッティングの存在など日本とは異なる事情があるという。技術と人間性の狭間で揺れる野球の未来に、真中と岡田も真剣に耳を傾けていた。
プロ野球という華やかな舞台の裏側には、常に結果と向き合い続ける厳しさと言葉にしづらい葛藤が存在する。だからこそ、引退した今だから語られる本音の一つひとつが、より深く胸に響くのかもしれない。
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