テレビアニメ「ワールド イズ ダンシング」に、櫻井孝宏、飛田展男、能登麻美子らの出演が決定した。メインPVやキービジュアル、オープニング主題歌情報なども公開されている。
三原和人による原作漫画は、「モーニング」(講談社刊)で2021~22年に連載され、能を大成させた世阿弥(ぜあみ)の半生を描いた。1374年、南朝と北朝ふたつの朝廷の争いが続く動乱の時代、後に世阿弥と呼ばれる少年・鬼夜叉(CV:花守ゆみり)が、「なぜ人は舞うのか」という疑問を抱きながら、ある日“よい”舞と出会ったことから、多くの人と出会い、笑い、泣き、自分の情けなさと向き合いながら、無常の世に生きる“新しい舞”を形作っていく。原作単行本は全6巻が発売中。
櫻井は大きな野心と高い矜持を持つ、室町幕府第三代将軍・足利義満、飛田は公家の元関白である歌人で、鬼夜叉の姿に心を奪われる二条良基、能登は穏やかな性格で鬼夜叉たちを見守る義満の正室・業子を担当する。また、アニメオリジナルキャラクターとして、猪丸の妹で、性別を理由に舞台へ上がることは諦めているが、舞の世界が好きな千晴を水瀬いのり、街の団子屋で働く隻腕の少女・サツキを瀬戸芭月が演じる。
メインPVには、衝撃的な舞や鬼夜叉と義満の出会いなどを収録。観世座の一員であり、鬼夜叉の理解者でもある石也(土屋神葉)、鬼夜叉の友達であるコガネ(内田真礼)らメインキャラクターに加え、アニメオリジナルの千晴、サツキ、犬王も登場する。
オープニング主題歌は、ロックバンド「マカロニえんぴつ」による「終宵」に決まった。鬼夜叉に共鳴した楽曲となっており、メインPVでも一部を試聴できる。
第1話は、7月2日午後10時からTOKYO MX、KBS京都でスタート。サンテレビ、HBC北海道放送、ミヤギテレビ、RCC中国放送、メ~テレ、TVQ九州放送、BS朝日でも順次放送を開始する。
6月21日に東京・新宿ピカデリーで第1~2話特別編集版の先行上映会が開催されることも決定した。上映後には、鬼夜叉役の花守、石也役の土屋、コガネ役の内田、義満役の櫻井、黒柳トシマサ監督による舞台挨拶も行われる。チケットの価格は2000円(税込み)。
櫻井ら追加キャスト、オープニング主題歌を歌唱する「マカロニえんぴつ」のはっとり、シリーズ構成・脚本を手掛ける川滿佐和子からのコメント全文は以下の通り。
【櫻井孝宏(足利義満役)】
歌舞伎の観劇経験はあるが能は未知の世界という人が多いのではないでしょうか。
私も御多分に洩れず、古典芸能の一つのジャンル程度の認識だったというのが正直なところです。
この「ワールド イズ ダンシング」はその能の起こりを目撃する作品です。
私のように知識がなくても幻想的なストーリーと美しいアニメーションで存分に楽しめます。
たくさんの方に観ていただきたいです。
【飛田展男(二条良基役)】
出だしからとにかくテンション高く、振り切って演ってください。
この方はヘンタイです!との注文を受け、推しへの愛と執着にハマりまくって突き進みました。
初登場の回の台本の表紙は二条さまのどアップで、いやがうえにも気持ちが上がりました。
地位も実力もあるお公家さまでありながら、生きる縁はただただ藤若!
己の想いに正直で、その夢を叶える為ならたとえ火の中水の中!ひたすらに頑張る……、でも……私が私であるように、鬼夜叉は鬼夜叉なのでありました。
嗚呼なんと切ない世の定め!
そんな二条良基様を楽しく演じさせていただきました。
このアニメ、見どころ、聴きどころ満載です。
お楽しみに!
【能登麻美子(業子役)】
業子役をやらせて頂きます能登麻美子です。
能の世界はあまり触れてこなかったのですが作品に関わり大変興味が湧きました。
キャラクターひとりひとりがそれぞれの場所で皆「生」をまっとうしている。
ヒリヒリするほどこちらの生身に伝わるすごい作品で、毎回収録の度に持ち帰るものが多かったです。
業子は物腰柔らかく優しい女性ですが、彼女の感性、大切にするもの、貫いてきたものが垣間見える時に、その奥にある強さや彼女の闘いを想像せずにはいられませんでした。
ワンカットの気付きのシーンや、短い台詞の中にも彼女のすてきな所が散りばめられていますのでご覧いただけると嬉しいです。
「ワールド イズ ダンシング」お楽しみに!
作品の中でぜひ皆さまの心の羽根も自由に舞わせてみてください。
【水瀬いのり(千晴役)】
本作でわたしが演じるのはオリジナルキャラクターの千晴です。
彼女は自分の性別や立場に悩みもがきながらも力強くたくましく生きて行きます。
日本の伝統芸能である能。お恥ずかしながら本作に関わるまでその歴史や在り方に細かく触れることなく生きてきました。
絶えず在り続けることの尊さ。伝承・継承していくことの難しさ。変わっていくことを受け入れる強さ。
現代を生きる我々にも発見や学びがある作品だと感じました。
ぜひたくさんの方に届きますように。
【瀬戸芭月(サツキ役)】
瀬戸芭月です。
まず伝えたいのが、今回のキャスティングに1番驚いているのは私です。
オーディション時点で黑柳監督作品というだけでもワクワクしていたのに、キャストの皆さまの豪華さを知った時は目玉が飛び出ました。
素晴らしい方々とごいっしょできたこと、そしてサツキちゃんに出会えたことを改めて嬉しく思います。
豊かな心を持ち、現実を軽やかに受け入れる強さが魅力的な彼女と、声で繋がれる幸せをかみ締めながら収録に臨みました。
「ワールド イズ ダンシング」が今を生きるあなたに届き、さらに遠く。どこまでも羽ばたくことを願っております。
【はっとり(「マカロニえんぴつ」(Vo.&Gt.)/オープニング主題歌アーティスト)】
素晴らしい作品に携われて光栄です。
舞台に生き様を捧ぐことにおける覚悟と苦悩、己の「良い」を創り出し貫く度胸、そしてそれらが認められた瞬間の悦び。
ひとつひとつに深く共鳴できたからこそ、呼吸を合わせて舞えたのだと思います。
ありがとうございます。
【川滿佐和子(シリーズ構成・脚本)】
三原先生、黑柳監督、溝口プロデューサー……皆さん「自由に楽しく書いてみてほしい」とおっしゃってくださり、その言葉をずっと心の支えにしていました。
あの言葉はただ気楽でいてほしいとか、愉快でいてほしいという意味では決してなく「あなたの舞を見せてほしいのだ!」ということだったのだと思います。
自分の歴史をすべて使って、必死に舞い続ける日々でした。
今もそれぞれの歴史を持つたくさんのクリエイターの方々が舞を続けています。
尊敬する皆さんとこの「ワールド イズ ダンシング」という作品の元に集えたこと、心から幸せです。
数百年前を生きた鬼夜叉たちの物語が今日を生きるあなたへ届き、咲き乱れますよう祈っています。
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(C)三原和人・講談社/『ワールド イズ ダンシング』製作委員会