ドウェイン・ジョンソンが主演・プロデュースを務め、A24が製作、第82回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した「スマッシング・マシーン」。主人公のマーク・ケアー役のジョンソンとケアーの恋人役を演じたエミリー・ブラントによるインタビュー映像が公開された。
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日本中を熱狂の渦に巻いた総合格闘技の祭典「PRIDE」の創成期にあたる1997年から2000年にかけて活躍した、マーク・ケアーの知られざる軌跡を描くドラマ。当時日本で“霊長類ヒト科最強の男”と称されたほど、恵まれた体型に相応しい華やかな戦歴を誇り、キャリア絶頂期にあったケアー。しかし、やがて訪れたはじめての“敗北”が彼の人生に暗い影を落とす――。
“霊長類ヒト科最強の男” と呼ばれた実在の格闘家マーク・ケアーを演じるジョンソン。数々の作品で“無敵のヒーロー”像を演じてきたジョンソンがこれまでのイメージを封印し、屈強な男にのぞく繊細な一面を表現し、新境地を拓いた。監督は兄のジョシュ・サフディとともに共同監督を務めた「グッド・タイム」「アンカット・ダイヤモンド」などの監督として知られるベニー・サフディ。
このほど公開されたインタビュー映像で、切実な人間ドラマの純度について、ケアーの恋人ドーンを演じたエミリーは次のように分析した。「この映画は、たとえ格闘技とは対照的な世界に置き換えたとしても成り立つはずです。テーマである“苦悩”は変わらないはずですから。弱さや重圧を描いた人間ドラマの部分こそが、登場人物に深く入り込める理由なのです」。さらに、本作の視点の独自性について言及を続ける。「背景には90年代のマチズモや無敵さが描かれていて、マークのような肉体の人には共感できないと思うかもしれません。確かにリング上では相手を打ち負かしてきましたが、彼には人には見せない脆さがあります。総合格闘技のチャンピオンには共感できなくても、彼の苦悩には誰もが共感できるはず。それがこの作品の大きな違いです」と、本作が放つ普遍的なメッセージを明かした。
主演兼プロデューサーとして、並々ならぬ覚悟でマーク・ケアーを演じきったドウェインも、エミリーの言葉に深く頷きながら「総合格闘技の選手というのは、あくまで彼の職業に過ぎません」と断言。さらに「この映画は人間関係や愛、そしてその痛みを描いています。さらに、勝つための重圧や勝てなかった時の葛藤、すべてを失った時にどうなるのかということも描かれています。でも人生は続くから、心配はいらないのです」と語り、マーク・ケアーという一人の男の人生を通じて描かれる、誰もが直面しうる真実の物語であることを強調した。
「スマッシング・マシーン」は、5月15日から全国公開。
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スマッシング・マシーン
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