濱口竜介監督の最新作で、第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定している映画「急に具合が悪くなる」のメインビジュアル、本予告、場面写真が、このほど公開された。
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【動画】「急に具合が悪くなる」本予告
原作は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が交わした20通の手紙のやり取りを描く、宮野真生子・磯野真穂の同名小説。主人公マリー=ルーを演じるのは「ベネデッタ」のビルジニー・エフィラ、真理役をトップモデル“TAO”としても世界で活躍する岡本多緒、共演に長塚京三、黒崎煌代ら。
本予告映像は、「私、進行がんで余命半年って言われて……急に具合が悪くなるかもしれないって」という舞台演出家・真理の衝撃的な告白から幕を開ける。その言葉を客席から真剣な眼差しで見つめているのはマリー=ルーだ。続いて、主人公ふたりのコントラストを描き出す。理想の介護を追求するあまり、「現場の仕組みを変えないと、介護は変わらない」と施設内で孤軍奮闘するマリー=ルー。一方、マリー=ルーが思わず「余命わずかなんて信じられない」とこぼすほどに生命力を放つ、がんを抱えて生きる演出家・真理。ホワイトボードを前に「戦ってるものの正体をさ、もうちょっと詰めてみない?」と熱っぽくマリー=ルーに問いかける。
「それは運命的な出会いだった」。その言葉通り、ふたりは出会ってすぐに、国境や言葉の壁を越え、魂のレベルで深く共鳴していく。「あなたともっとたくさん話したい」と微笑む真理に対して、「怖い?……死ぬこと」と静かに問いかけるマリー=ルー。ふたりの穏やかな対話が、パリの美しい風景とともに切り取られていく。
しかし映像の後半、事態は急転する。真理が芝生の上に崩れ落ち、マリー=ルーが駆け寄る。「認知症、老い、死……どれも解決できない」という台詞と共に涙ぐむマリー=ルーと真理が映し出されたあとに、「我々が開くのはこの世界の新たな可能性だ」という長塚演じる俳優・清宮吾朗の力強いセリフが重なる。さらに、黒崎演じる自閉スペクトラム症の少年・窪寺智樹が穏やかな表情で空を見上げている姿も映し出される。夜の街で車椅子を押す真理が「悪あがきしようよ 一緒に」とつぶやき、マリー=ルーが「いいね」と静かに力強く答える。
ポスタービジュアルは、美しい夜の街明かりが煌めくセーヌ川沿いの水辺を背景に、マリー=ルーと真理が並んで佇む姿が切り取られ、「この魂の出会いが、世界を変える」という力強いキャッチコピーが並んでいる。ふたりの間に結ばれる深い絆を感じる美しいデザインとなっている。また、場面写真は、マリー=ルーが、ユマニチュードという介護技術を施設に浸透させるべく笑顔で入居者に接する姿、真理とマリー=ルーが静かに抱擁する姿、そしてマリー=ルーが、智樹の目をしっかりと見つめてなにかを伝えようとしている姿をとらえている。
「急に具合が悪くなる」は、6月19日から全国公開。
【作品情報】
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急に具合が悪くなる
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