没後30年、マルグリット・デュラスの全19作品一挙上映「映画批評月間フランス映画の現在」6月7日から

マルグリット・デュラス(左)とデルフィーヌ・セリッグ

没後30年、マルグリット・デュラスの全19作品一挙上映「映画批評月間フランス映画の現在」6月7日から

5月7日(木) 17:00

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優れたフランス映画を紹介する映画祭「映画批評月間フランス映画の現在」が、6月7日から7月19日まで東京日仏学院エスパス・イマージュで開催される。

今年で7回目を迎える本映画祭「映画批評月間 フランス映画の現在」は、いま観るべきフランス映画(およびフランス共同製作作品)、そしてまだ知られざる名作を厳選し紹介するもの。本映画祭は、その上映にとどまらず、作り手、批評家、上映専門家、観客がともに映画を見つめ、語り合う場をひらくことで、映画の新たな魅力や意味を見出していくことを目指す。

最新作からのセレクションでは、フランスの批評家たちが推薦する日本未公開作品7本を紹介。ありふれた日常やささやかな出来事から、家族やコミュニティのかたちを繊細にほどく、カンヌ国際映画祭ACID部門で注目された新世代の監督たちによる「アヴァンチュール」や「風のままに、ローラン」。友情への力強い賛歌であり自然へとまなざしをひらく「マーク・ブラウンとの7つの散歩」。

そして、青春のきらめきと終わりなき夏の陶酔を濃密に描く、アブデラティフ・ケシシュの自伝的クロニクル最終章「メクトーブ, マイ・ラブ:第2章」。アメリカ大陸の先住民コミュニティの運命を軸に三章が響き合う、リサンドロ・アロンソの壮大で夢幻的な「エウレカ」。道徳と社会秩序の重圧がのしかかる世界における女性の欲望を、力強く描き出し、2025年ジャン・ビゴ賞を受賞したルイーズ・エモンの長編デビュー作「ガール・イン・ザ・スノウ」。ガザの惨状を背景に、主張や風刺に回収されることなく、いまの現実にふさわしい表現そのものを、熱に浮かされたように探し続けるナダブ・ラピッドの「イエス」など、選りすぐりの作品が並ぶ。

レトロスペクティブ部門では、没後30年を記念して、著名な小説家であるとともに、映画の可能性を切り拓き、一般的な映画の文法を大きく揺さぶった偉大な映画監督マルグリット・デュラスの19本全作品が一挙上映される。

ほか、日本公開作品と連動した企画として、デュラス作品にも多く出演してきた女優デルフィーヌ・セリッグの初長編監督作品「美しく、黙りなさい」の公開を記念し、デルフィーヌ・セリッグをめぐる特集を実施。また、濱口竜介監督「急に具合が悪くなる」に主演し、現代を生きる女性像を等身大の輝きでしなやかに体現してきたビルジニー・エフィラの特集も開催する。

会期中にはフランス、日本からのゲストによる講演会、ディスカッションほかトークショーも開催予定で、内容、ゲストの詳細は上映スケジュールとともに近日中に告知される。

【作品情報】
美しく、黙りなさい

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