「プロジェクト・ヘイル・メアリー」でライアン・ゴズリングが着ているカーディガン、米国で空前のブーム

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」でライアン・ゴズリングが着ているカーディガン、米国で空前のブーム

5月5日(火) 12:00

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ライアン・ゴズリング主演のSF大作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」で主人公が着続けるカーディガンが、米国で空前のブームを呼んでいると、米ニューヨーク・タイムズが報じた。映画グッズとしては売り出されておらず、ファンが自ら毛糸を握って手編みで再現する動きが広がっているという。

カーディガンの絵柄は、カナダの家族経営ヤーン会社「メアリー・マキシム」が1950年代後半に発売し、いまも扱う編み物キット(毛糸と編み図のセット)に由来する。映画公開からわずか1週間で同キットは完売。映画に合わせて狼をキツネに変えた新版を出したが、こちらにも1000人を超える予約待ちが続いている。「手に入りにくいからこそ欲しがるのかもしれない」と、ミッチ・マクフェドラン社長(創業者のひ孫)は語る。

劇中のデザインの出どころも変わっている。衣装担当のグリン・ディロンが2024年、ロンドン北部の古物市で偶然見つけた手編み品をゴズリングの試着室に持ち込み、本人が一目で気に入ったのが始まりだ。ただし原型のキットの絵柄は「牙をむいた狼と、血まみれの足跡」で、「学校教師のキャラには強烈すぎる」として、衣装チームは狼をキツネに描き替え、専属の編み手を雇って劇中用に編み直したという。

ファンの動きは独特だ。TikTokやYouTubeでは、自ら毛糸を編んでいく数週間がかりの過程を中継する動画が続々と投稿され、再生数は数十万回に達している。

ロゴ入りTシャツを買うのではなく、編み物キットを取り寄せて自分の手で再現する。ブランドコンサルタントのクリストファー・モレンシーは、この現象を「商品を所有する」から「商品を取り囲むマイクロカルチャーに所属する」への変化と読み解いている。

「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は現在公開中。

【作品情報】
プロジェクト・ヘイル・メアリー

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