31年越しに遂に見つけた、両親殺しの「犯人」・飯尾和樹“津田”に、田鎖兄弟は復讐心をたぎらせる<田鎖ブラザーズ>

昏睡状態の津田をガラス越しに見つめる真(岡田将生)と稔(染谷将太)/(C)TBSスパークル/TBS

31年越しに遂に見つけた、両親殺しの「犯人」・飯尾和樹“津田”に、田鎖兄弟は復讐心をたぎらせる<田鎖ブラザーズ>

5月4日(月) 11:23

昏睡状態の津田をガラス越しに見つめる真(岡田将生)と稔(染谷将太)
【写真】石坂刑事役の宮近海斗

金曜ドラマ「田鎖ブラザーズ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第3話が5月1日に放送され、田鎖兄弟が“両親殺しの犯人”だと疑い続けて31年間行方を追ってきた男が遂に見つかった。だが、復讐の炎をたぎらせる2人にとって、残酷な展開が待ち受けていた…。(以下、内容のネタバレを含みます)

■時効になった両親殺害事件の真犯人を追うクライムサスペンス

本作は、時効が成立してしまった31年前の両親殺害事件の犯人を探すために警察官になった兄弟が、日々起こる凶悪事件事件と立ち向かいながら両親の事件の真相を追っていく、完全オリジナルのクライムサスペンスである。

■今すぐにでも津田を殺したい真

真(岡田将生)と稔(染谷将太)が、“両親を殺した男”として31年間行方を追っていたノンフィクション作家の津田雄二(飯尾和樹)が見つかった。津田は、田鎖兄弟の父・朔太郎(和田正人)から何かを聞き出そうと、彼を何度も訪ねていた男。そして、両親が殺された日の昼間にも来て「また夜に来る」と朔太郎に告げたのを、真は目撃している。当時、警察は津田にはアリバイがあると言ったが、事件直後に失踪したのは犯人だからだ、と田鎖兄弟は疑い続けていた。

田鎖兄弟は、津田が搬送された病院に駆けつけたが、彼はすい臓がんステージ4で敗血症性ショックを引き起こし、昏睡状態だった。医師によれば、津田の余命は半年。これまで治療を受けた痕跡が無く、意識が回復する可能性は低いとのことだった。

両親を殺して31年間逃げ続けた津田…。津田に復讐することだけを考えて生きてきた田鎖兄弟は、彼の息の根を止めるのは自分たちでなくてはならず、“病気なんか”に殺されることは許されないのだ。

昏睡状態の津田を前に、今すぐにでも殺してやりたい、と復讐心をたぎらせる真に、稔は「抗菌薬が効けば、意識が回復する可能性はゼロじゃない」と、津田から殺した動機を聞き出せるチャンスが残っていることを告げて、落ち着かせた。
昏睡状態の津田(飯尾和樹)


■茂木のつらい過去

そんな中、放火殺人事件が起き、真は捜査に向かったが、津田のことが頭から離れず、捜査に集中できないでいた。捜査がなかなか進まない中、真と稔が“もっちゃん”で事件について話していると、店主の茂木(山中崇)が話に入ってきた。だが、茂木は「放火事件」と聞いて、「火事は嫌いだ」と顔を曇らせるのだった。

31年前、茂木は先輩の辛島貞夫(長江英和)の妻・ふみ(仙道敦子)が山で事故に遭い車いすに乗るほどの大ケガを負った為、辛島の家に食事を作りに行っていた。そして、ある日の調理中に爆発を伴う大火事が起きてしまったのだった。

その日は、田鎖夫妻が殺された日だった。真が目を覚ました時に聞いたサイレンの音は、この事故の消火に向かう消防車のものだった。

真は、つらい過去を思い出した茂木に「もう忘れろよ」と言い、「こっちも、あと少しで終わるから」と、津田が見つかったことを告げた。
31年前の茂木(山中崇)


■稔の覚悟

そして、稔は津田が見つかったことを報告しに初めて晴子(井川遥)の質屋を訪れた。彼は「晴ちゃんには、ずいぶんと世話になった」と言い、腕を切られて入院していた幼い稔を両親の葬儀に連れて行ってくれたおかげで最期の別れをすることができたこと、その後も姉のように何かと面倒をみてくれたことに改めて感謝した。

その上、津田のことも一緒に探してくれた晴子の時間をたくさん奪ってしまった、と稔は詫びたが、彼女は自分も津田に切りつけられたのだから謝る必要は無い、と告げた。そして、稔に「それが最後の仕事?」と尋ねた。それには答えず、帰ろうとする彼に「他に方法は無いの?」と、さらに尋ねる晴子。彼女は、稔が津田に復讐するつもりだということに気付いていた。稔は「時々、もっちゃんに会いに行ってあげてね。きっと寂しがるだろうから」と言って店を後にした。
稔が津田に復讐しようとしていることに気付いていた晴子(井川遥)


■目を覚ました津田

それから数日後。津田が目を覚ましたと連絡が来て、放火殺人事件の捜査を抜け出せない真を置いて、稔は1人で病院に向かった。すると、廊下に茂木が。心配でつい来てしまったようだ。

再び眠ってしまった津田をガラス越しに見ながら、茂木は稔に、津田から事件について聞けた後はどうするのか、と尋ねた。「わかってんだろ」と答えた稔に、茂木が動揺していると、「ただ、殺(や)るのはオレだ」と、彼は続けた。事件以来、人目を避けるようになって何もできなかった稔のことも含めて全部背負ってきた真に代わって、「最後は自分が背負う」と覚悟を決めた表情で稔は語り、「真には言うなよ」と、茂木を口止めした。

そんな稔を、茂木は「やりたいことも何もできなくなるぞ?」と、本当にそれでいいのかと心配した。だが稔は、医大を出て法医学者になるつもりだったが、時効が来た日に夢など全部捨てたのだと語った。そこへ医師が来て、津田は明日には話せると思う、と告げ、稔は明日また来ることにした。

その夜、帰宅した真が津田の様子を尋ねたが、稔は「まだ2~3日かかるらしい」とウソをついた…。
「津田への復讐は自分がする」と覚悟を決めていた稔(染谷将太)


■“復讐”の日…になるはずが…

そして翌日…稔が復讐を遂げる日がやって来た。稔は両親の仏壇に手を合わせ、津田の元へ向かおうとしたその時、病院から着信が。

津田が、死んだ…。

捜査中だった真も稔から連絡を受け、病院に急行。津田の遺体の前で立ち尽くしている稔に、「何か聞けたのか?」と尋ねたが、稔は、津田の顔にかかった白い布を取り、「フザケんな。何、勝手に死んでんだよ…」とつぶやいた。「死ぬなら、全部話してからにしろよ!何の為にオレたち30年以上も…」と、悔しさをにじませて津田を見下ろした。

津田を見つけ、復讐を果たすことで、真と稔の止まった時間は動き出すはずだった。2人はその為に警察官になり、“津田への復讐”だけが生きる意味だった。だが、もう津田は居ない。津田だけを追ってきた彼らの気持ちは、この先どこへ向かえばいいのか…。

さらに深い闇に突き落とされ、打ちひしがれる田鎖兄弟の元へ、看護師が津田の衣類と所持品を持ってきた。真は、何か手がかりがあるかもしれない、とそれらを調べ始めた。財布の中身は、小銭と小さなカギ、千円札1枚、そして古いチラシと何枚かのレシート…。その中に、数字のかかれたメモを見つけた。携帯番号のようだ。

真が、その番号に電話をかけてみると、女性が出た。「どちら様ですか?」と言ったその女性は、辛島ふみだった…。火事の時は車いすだったふみは、現在はヒールを履いて歩いていた。
両親殺しの犯人捜しは急展開を迎えた


■犯人のベクトルは、誰に向かう…?

津田とふみは、どのような関係なのだろう。彼女の夫・貞夫が営む“辛島金属工場”は、田鎖朔太郎の就職先だ。津田が調べていた“何か”は辛島も絡んでいるようだが、津田がふみの電話番号を持っていた理由は何なのか。頻繁に接触していたのか、これから接触しようとしていたのか、も現時点ではわからない。津田の所持品にはスマホが無かった。

両親殺しと辛島宅の火事が同日なのも、たぶん偶然ではないだろう。また、「明日には話せる」はずだった津田の死が容態急変なのかも、今はわからない。茂木が病院に来たことも怪しいし、津田の状況を知らせる電話を受けていた真を、警部補の小池(岸谷五朗)が鋭い目つきで見ていたのも気になる…。

とりあえず、稔も真も“人殺し”にならずに済んだことは不幸中の幸いだ。津田から話が聞けなくなったことは残念だが、彼が亡くなったことで、田鎖兄弟が考えていたのとは違った方向に事件の真相が動き出した。ここで終わりではない。彼らは、絶望している場合ではなくなった。

◆文=鳥居美保



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