【写真】衝撃的な引退秘話でスタジオを沸かせた石川雄洋
4月27日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜10:00-11:00、BS10)。今回のゲストには読売ジャイアンツ、北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズで中継ぎとして活躍し現在は家業と解説業を両立する林昌範と、DeNA一筋で活躍後にアメリカンフットボールへ転向した異色の経歴を持つ石川雄洋だ。MCの平井理央と岡田圭右とともに、現役時代の裏話から引退後のリアルまで濃密なトークが繰り広げられた。
■「チャラチャラしてるんだろうな」林が語った石川の意外な素顔
林は石川の3歳上で先輩にあたる。巨人、日ハムを経て2012年からDeNAに加入した林に対し、石川はDeNAの顔として活躍していた。当時のDeNAは決して強いチームとはいえなかったため、林は石川に対して「チャラチャラやってるんだろうな」という印象を抱いていたという。
しかし、その認識はすぐに覆される。実際の石川は誰よりも勝利に貪欲で、コーチ陣にも臆することなく意見をぶつける熱血タイプ。試合中はもちろん練習中も常に大きな声を出し続ける姿に、林は大きなギャップを感じたと振り返った。
またDeNAの初代キャプテンとしてチームを率いた石川は、中畑清監督との距離の近さも印象的だった様子。「あれぐらいコミュニケーションをとった監督はいない」と語るほど、選手と首脳陣が一体となったチーム作りがおこなわれていたという。
一方で石川は嘘がつけない性格でもあるといい、監督やコーチ陣に対しても言いたいことをストレートに言ってしまうのだとか。その結果、当時の新聞や週刊誌では監督との確執が取り沙汰されたことも。石川は「オブラートに包めって言うじゃないですか。僕ね、オブラートが何かわからない」と天然ぶりを披露すると、スタジオが爆笑に包まれる場面もあった。
■「引退の話を2回されてるんですよ」天然ぶりが炸裂した石川の引退エピソード
番組中盤では、石川の引退にまつわる驚きのエピソードが披露された。シーズン終盤、球団関係者とのミーティングに呼ばれた石川は「来たな」と覚悟を決めて臨んだものの、1時間半にわたる会話の中で核心に触れる話はなかったそうだ。
しびれを切らした石川は自ら「クビの話でいいんですよね?」と確認するも明確な回答がなかったため、後日あらためてミーティングが設定されるという展開に。2回目のミーティングはわずか10分ほどで切り上げられ、明確に戦力外通告がなされる。石川は「引退の話を2回されてるんですよ」と振り返り、スタジオの笑いを誘う。
前代未聞の引退エピソードに、岡田は「(球団関係者も)ちゃんと言ってると思うよ」と球団側をフォロー。平井が「オブラートに包みすぎたんじゃないですか?」とツッコむと、石川は少し間を置いた後「あれ…わかんなかったですね」と冷静に返すとスタジオは再び笑いに包まれた。
■セカンドキャリアに見る“覚悟と情熱”のかたち
番組後半では、異色ともいえる2人のセカンドキャリアにもスポットが当たった。引退後は野球解説者や評論家、指導者など、野球に関連する仕事を選ぶ選手も多いが、林が選択したのは家業である自動車教習所。現在は経理業務を担当し現場を支えている。
野球一筋であったためパソコンを触ったことすらなかったというが、スクールに通いExcelやWord、簿記を学びゼロからの挑戦を続けている。それでも林は「野球の仕事をやるとモチベーションは上がります。体がついていく限りは自分のスタンスでやりたい」と本音を吐露。野球への想いと現実とのバランスを取る覚悟が感じられた。
一方の石川は、プロ野球引退後にアメリカンフットボールへ転向した異色の経歴をもつ。引退当時は「体自体はすごく動いていた」ためNPBが開幕する直前までトレーニングは欠かさず、どこかの球団から声がかかるのを待っていたという。
もともとアメフトに興味があった石川は、アリゾナでの自主トレでアメフトの選手とトレーニングをともにする機会があった。相模原ライズというアメフトチームのスポンサーがDeNAと同じであったため、GMへ直談判。石川の熱い想いが伝わり、アメフト選手としてのキャリアをスタートさせる。
当時34歳からの再スタートで周りは20代の選手ばかりだったが、2年にわたって打一線で活躍。平井は「次に向かう情熱がすごいですね」と語ると、石川も「情熱はやっぱりあるんです」と笑顔で語りスタジオを和ませた。
今回の放送を通じて感じられたのは、「キャリアの終わり方」もその後の生き方も決して1つではないということだ。林の堅実な選択と努力、石川の大胆な挑戦。そのどちらにも共通しているのは、自分の人生を自分で決めるという覚悟だろう。現役時代の実績だけでなく“その後の歩み”までもが魅力として映る2人の姿は、野球ファンならずとも心を動かされるのではないだろうか。
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