クリストファー・ノーラン監督が、最新作「オデュッセイア」の上映時間は前作「オッペンハイマー」(3時間)より短くなることを、AP通信のインタビューで明らかにした。
近年のノーラン作品は「インターステラー」2時間49分、「TENET テネット」2時間30分、「オッペンハイマー」3時間ちょうどと、長尺が続いてきた。「オデュッセイア」が3時間を超えないという話は、ノーランファンにとっては意外かもしれない。
背景には技術的な事情もある。「オデュッセイア」はハリウッドで初めて全編をIMAXカメラで撮影した長編作品で、IMAX映写機の物理的な制約から、上映時間は180分(3時間)が上限となる。題材が要求するスケールに見合った「叙事詩的な映画」だとノーランは強調しつつ、具体的な分数には触れず、「『オッペンハイマー』より短い」とだけ語っている。
ホメロスの古代ギリシャ叙事詩を映画化することについて、ノーランはプレッシャーをこう語っている。
「途方もないプレッシャーがある。『オデュッセイア』に挑む者は誰であれ、世界中の人々が壮大な映画に託してきた希望と夢を背負うことになる。それは計り知れない責任だ」
そう振り返ったうえで、「ダークナイト」三部作で「バットマン」という「愛されている題材」と向き合った経験が、今回の挑戦に役立ったとも語った。
「愛されてきた物語、愛されてきたキャラクターをめぐる映画に観客が求めるのは、力強く、誠実な解釈だ。作り手がそのために身を削ったかどうかを、観客は見ている。本当に、可能な限り最高の映画を作ろうとした」
「オデュッセイア」はトロイア戦争を終えたイタケーの王オデュッセウスが、故郷へ帰還するまでの10年の旅を描く。主演のマット・デイモンがオデュッセウスを演じ、妻ペネロペにアン・ハサウェイ、息子テレマコスにトム・ホランド、女神アテナにゼンデイヤ、アガメムノンにベニー・サフディ、メネラオスにジョン・バーンサル、女神カリプソにシャーリーズ・セロンが扮する。
全米は7月17日、日本では2026年に公開。
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オデュッセイア
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