メリル・ストリープ、「プラダを着た悪魔」出演料を倍増させた交渉術を明かす

前作のオファーを受けた際の裏話

メリル・ストリープ、「プラダを着た悪魔」出演料を倍増させた交渉術を明かす

5月1日(金) 16:00

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2006年に公開され、世界的なヒットを記録した「プラダを着た悪魔」。同作で冷徹なファッション誌編集長ミランダ・プリーストリーを演じたメリル・ストリープが、当時の出演交渉を振り返り、オファー時に出演料の希望額を2倍に引き上げていたことを明かした。

公開から20年を経て、続編「プラダを着た悪魔2」に出演するストリープは、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチとともに米Todayのインタビューに登場。前作の出演を決めた際について、「脚本を読んだら、すばらしかった。電話でオファーが来たので、『いいえ、やりません』と言ったんです」と語った。

ストリープは続けて、「これはヒットするとわかっていたので、自分の希望額を倍にしてみたかった。すると、すぐに『もちろん』と言われました」と回想。「私は50代から60代で、そんなことができると理解するまで、こんなに時間がかかったんです。彼らには私が必要だと感じていました。引退する覚悟もできていた。あれは教訓でした」と、当時の心境を明かした。

「プラダを着た悪魔」は、ローレン・ワイズバーガーの同名小説を映画化した作品。アン・ハサウェイ演じるジャーナリスト志望のアンディが、一流ファッション誌「Runway」の鬼編集長ミランダのもとで働きながら成長していく姿を描いた。全世界興行収入は3億2500万ドルを突破し、ストリープは同作でゴールデングローブ賞を受賞。アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。

続編の企画については、2009年ごろから話し合いがあったという。ストリープは「続編の話は出ていました。でも、私たちはいいアイデアが出るまで待っていたんです」と説明。前作でミランダの第1アシスタント、エミリー・チャールトンを演じたブラントも、「私たち全員がやる必要があったと思います。4人全員が戻ってこなければいけなかった。何年もうわさや話し合いはありました」と語った。

ストリープによれば、続編にふさわしい物語が生まれるには、現実の世界の変化が必要だったという。「たくさんのアイデアがありました。でも、アライン・ブロッシュ・マッケンナが納得できる新しいアイデアを得るには、世界そのものがそういうふうに変化する必要があったように思います。この人たちは、ジャーナリズムや出版、政治の世界で起きていることに向き合わなければならなかった。あらゆるものがひっくり返った。その中に物語が埋まっていたのは面白いことです」

「プラダを着た悪魔2」では、主要キャスト4人がそろって続投。物語の中心となるのは、メディアとジャーナリズムが大きく変化するなか、アンディが再び「Runway」に戻ってくるという展開だ。ミランダの右腕である編集者ナイジェルを演じるトゥッチは、「AIやテクノロジーは、物理的なものだけでなく、ジャーナリズムそのものを変えました。映画はまさにそこから始まります」と語る。

ストリープは、変化の時代に再びこのキャラクターたちを演じることについて、「誰もが新しい現実を乗りこなし、生き残る方法を見つけ、良識を保ち、良心を目覚めたまま生かしておく必要がありました。登場人物たちはそれぞれ違うやり方でそうします。多くの妥協もありますが、それでも最後には、全員である種の勝利をつかむのです」と説明した。
ストリープは、いまなお同作が多くの人に愛され続けていることについて、「誰にでも、あの映画をいつ見たかという“自分だけの原点”があるんです。とてもありがたいことですが、どこか不思議でもあります」と語った。

「プラダを着た悪魔2」は、5月1日全国公開。

【作品情報】
プラダを着た悪魔2

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Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images
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