滋賀・大津の古刹で、歴史ロマンあふれる特別公開が実現する。西教寺では、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送を記念し、重要文化財「客殿」の内部を初めて一般公開する。期間は2026年4月25日〜5月10日(日)と、11月7日(土)~12月6日(日)まで。
【写真】西教寺の本堂。入母屋造で本瓦葺の屋根を持つ
■明智光秀が再建した歴史の舞台へ
同寺は、聖徳太子が618年に創建したと伝わる天台真盛宗の総本山。戦国時代に織田信長による比叡山焼き討ちで焼失したが、その後、坂本城主だった明智光秀により再建され、光秀の菩提寺としても知られている。
特別公開される客殿は、豊臣秀吉が晩年を過ごしたとされる伏見城から移築した貴重な建物。これまで公開されたことはなかったが、「将来につなげるため、クローズするのではなく開放しよう」という思いから、今回の一般公開に踏み切ったのだという。
■豪華絢爛!秀吉ゆかりの客殿を初公開
重要文化財でもある「客殿」内部には、狩野派による華やかな障壁画が残されており、桃山文化の豪華絢爛な世界を間近で体感できる。
東側にある「花鳥の間」の四面には、長寿を表す老松と鶴の図、さらに富貴の象徴である牡丹が描かれている。その奥には、客殿の主室で、実際に秀吉が座ったと言われている「上座(じょうざ)の間」がある。
「上座の間」内部の障壁には「帝鑑図」が描かれている。「帝鑑図」は中国の歴代皇帝の善政や悪政の故事を描き、為政者の模範とされた図で、天下人・秀吉が座するにふさわしい場となっている。
■現存する唯一の肖像画も特別公開
さらに期間中は、現存する唯一の明智光秀の肖像画(本徳所蔵)も特別公開。こちらは5月10日(日)までの公開で、歴史ファンにとっては見逃せない貴重な機会となっている。
戦国武将たちの足跡と美術が交差する特別公開。歴史の舞台に思いを馳せながら、普段は立ち入ることのできない空間を体感してみてはいかがだろうか。
重要文化財「客殿」内部一般公開
会期:2026年4月25日~5月10日(日)、11月7日(土)~12月6日(日)※明智光秀の肖像画公開は4月25日~5月10日(日)のみ
会場:天台真盛宗総本山・西教寺滋賀県大津市坂本5-13-1
電話:077-578-0013
時間:9時~17時(拝観受付16時30分終了)
料金:拝観料(大人500円)に含まれる
駐車場:110台
アクセス:JR湖西線「比叡山坂本」駅より徒歩約30分、京阪「坂本比叡山口」駅より徒歩約20分
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