エミリー・ブラントが「プラダを着た悪魔」(2006)で演じた第一秘書エミリーのモデルは自分だと、米セレブ御用達のスタイリスト、レスリー・フリーマーが米ヴォーグの公式ポッドキャスト「The Run-Through」で明かした。
「プラダを着た悪魔」といえば、ファッション誌の鬼編集長ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のもとで、新人アンディ(アン・ハサウェイ)が地獄の日々をくぐり抜ける痛快コメディだ。ミランダのモデルは米ヴォーグの伝説的編集長アナ・ウィンター、アンディのモデルは原作小説を書いたローレン・ワイズバーガー本人と、これまでも半ば公然の秘密だった。残るひとり、ミランダの第一秘書として君臨し、アンディに辛く当たる先輩エミリーだけが、長らく素性不明のままだった。続編「プラダを着た悪魔2」が今週末に全米公開されるタイミングで、20年隠れていた最後のピースがようやく明かされた格好だ。
フリーマーは当時、ウィンターの第一アシスタントとして米ヴォーグに勤めていた。自分の下に就くアシスタントとしてワイズバーガーを採用し、約8カ月間ともに働いた直属の上司にあたる。劇中でエミリーがアンディにきつい一発を放つ名セリフ「100万人の女の子が殺してでも欲しがる仕事よ」は、自分が実際に口にしていた言葉だったという。
「あれは間違いなく私が言っていたセリフです。本気でそう思っていましたし、彼女がここで働きたがっていないのもわかっていましたから」
小説が出版されることを知ったのは、すでに米ヴォーグを離れた後だった。ある日、ウィンターのオフィスから呼び出しを受けたときの恐怖を、フリーマーはこう振り返る。
「アナに『ローレン・ワイズバーガーって誰?』と聞かれて、『あなたの下に就いていたアシスタントの子です』と答えたら、『そう、あの子が私たちのことを書いた本を出したのよ。あなた、私よりひどく書かれてるわよ』と言われたんです」
初稿の内容は「かなり意地悪だった」が、出版される頃にはやや穏やかになっていたという。フリーマー自身は、ワイズバーガーが小説を書いていたことに当時はまったく気づいていなかった。
「私は当時、たぶん彼女に対してとてもきつくて、ピリピリしていたと思います。彼女のぶんの仕事まで自分がやらされている気がしていたので。あとから思えば、彼女はそこに座って小説を書いていて、仕事はそこまで真剣に受け止めていなかったのでしょう」
「プラダを着た悪魔2」では、ブラントがふたたびエミリーを演じている。5月1日から日米同時公開。
【作品情報】
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プラダを着た悪魔2
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Photo by Jamie McCarthy/WireImage/Getty Image