【動画】「ちるらん新撰組鎮魂歌~京都決戦篇~」最終話予告映像
TBS×U-NEXT×THE SEVENによるグローバルプロジェクト「ちるらん 新撰組鎮魂歌」。U-NEXTでは、「江戸青春篇」に続いて「京都決戦篇」を独占配信中だ。5月1日(金)の「京都決戦篇」最終話配信に先がけて、本作の最終話プレミア上映イベントが4月29日に行われ、主演の山田裕貴、共演の細田佳央太、綾野剛が登壇。本作への思いや最終話の見どころ、舞台裏などについてトークを展開した。
■累計発行部数300万部超のコミックスを実写化
本作は、幕末の京都を舞台に、最強のサムライ集団・新撰組の志士たちの荒々しくも熱い生きざまを、ド派手なアクションと、史実に基づきながらも大胆な解釈で描いた累計発行部数300万部超の同名コミックス(原作:梅村真也、漫画:橋本エイジ/ゼノンコミックス)の実写化作品。
後に新選組副長となる土方歳三が近藤勇という“器”と出会い、沖田総司、斉藤一といった個性的な仲間たちと共に、歴史に名を刻む“新撰組”をいかにして作り上げていったのか。そして、激動の幕末を駆け抜けた若者たちの物語を、現代的かつ艶やかで魅力的なキャラクター造形と、史上最速とも評されるハイスピードな殺陣(たて)を交えて描く“ジャパニーズ・ソードアクション・エンターテインメント”だ。
主人公・土方を演じる山田裕貴の他、新撰組の志士役には、鈴木伸之、中村蒼、細田佳央太、上杉柊平、藤原季節、杉野遥亮、柳俊太郎、宮崎秋人、岩永ひひおら、強烈な個性と実力を兼ね備えた俳優陣が集結。
また、土方の宿敵であり盟友の「人斬り以蔵」こと岡田以蔵を中島健人、土方らに立ちはだかる“最強で最凶の宿敵”芹沢鴨を綾野剛が演じる他、奥野瑛太、高橋光臣、金子ノブアキ、安藤政信、桜井ユキら、多彩な俳優陣が作品を盛り上げてきた。
■山田裕貴、最終話をまさかの“リアルタイム視聴”宣言
4月のU-NEXT月間国内ドラマランキングでは、「京都決戦篇」が第1位、「江戸青春篇」が第2位となるなど話題を集めている本作。山田は「やっぱり僕らがどれだけ頑張っても、皆さんに作品を見てもらえないことには、僕たちはある意味何もなかった時間を過ごしたくらいの感覚になってしまうので。撮影を通して刻んだ僕たちの証を皆さんがしっかり見てくれているというのは、ものすごくありがたいことですし、めっちゃうれしいです」と喜びを。
ところが、最終話の感想を問われると「僕たちは(配信前に)完成した映像を見させていただくんですけど、なぜかウチのテレビとスマホのリンクがどうしても上手くいかなくて。それから皆さんと同じように、毎週金曜の配信を楽しみにするという見方に路線を変更させていただきまして。なので…まだ見てないんですよ(笑)」とまさかの告白。
その後も山田は「スマホサイズで見るのと、テレビのサイズで見るのと、今日皆さんがお越しの劇場のサイズで見るのって、体感がものすごく違うと思っていて。だから、今日来ている皆さんは本当にこのサイズで見れてめっちゃラッキーで。なんか言い訳みたいになってきたらあれなんですけど…」などと必死に弁明する。
そして「それぐらい大事な作品だということが伝わっていただければ。ちゃんと皆さんが見るサイズで見れる日を僕も毎日楽しみにしてるので。僕もお二人の話を聞くのが今日楽しみなんです」(山田)と明かし、一同の笑いを誘った。
同じく最終話の感想を問われた細田は、「すごくワクワクしながら見ていました。僕は剣を使ったアクションが今作がほぼ初めてだったんですけど、綾野さんだけでなくアクション部の皆さんにも引っ張っていただいて、アクションがすごく楽しかったんです。
普段自分の作品を見る時って、あんまり自信がないので目を覆い隠しながら見たいんですけど、今回見ていてワクワクしたってことは、自分の中での楽しさみたいなところが詰まっていたからなのかなと思いました。また、監督をはじめスタッフの皆さんがすごくかっこいい映像に仕上げてくださったので、視聴者の皆さんにかなり近い状態で楽しめたのはすごくうれしかったです」とコメントした。
■山田&綾野、最後の対戦を熱望も「なんでやれなかったんだろう」
綾野は、「とことん咲いてとことん散ったなと。この作品は制作プロダクションのSEVENさんと配信のU-NEXTさんという、これからのロールモデルとなるような新しい形、取り組みに対して旗を上げた人たちと僕たち(キャスト)は共に走っているわけですが、彼らに現場で会った時に、自分ができることのすべてを芹沢鴨を通して表現したいなと思ったんですよね。
『鴨の感性って一体何なのか』についてはいろんな考え方があるので、いろいろとご意見はあると思うんですが、今回の鴨に関しては『散ることで完成される』というか、鴨の“鎮魂”をちゃんと表現する。『死して完成するもの』を彼らに少しでも繋げられたらいいなという思いでやっていました」と、土方や沖田、近藤派の面々にとっての宿敵・芹沢を演じる上での意識について明かす。
それでも、「現場ではものすごいパワーなので、結局新撰組のメンバーに鴨っていう人物造形を作ってもらったなという感じがあります」(綾野)と、各キャストの演技によって引き出された面も多かった様子。クライマックスの戦いについて綾野が「歳三ともやりたかったなとは思います」と本音を覗かせると、すかさず山田も「やりたかったッスね~。なんでやれなかったんだろうな~」と共感を示す。
一方で山田は「でも、それが歳三の心に穴が開いてしまう理由でもあるし、歳三が“新たなる強者”を探してしまう理由にもなるので。もしあそこで鴨と戦えて、倒せちゃったら、土方は多分燃え尽きて、何もできなくなっていたと思うんですよね。本当に人生ってそういう“流れ”があるんだなっていうのをすごく感じました」と、土方の人生において不可欠な出来事だったという認識を語る。
綾野も「ちょっと子供っぽい言い方になってしまうかもしれませんが、『未完成であり続けることの魅力』というか。(土方は)完成を求めているのにずっと完成されない、鴨と戦えなかったことでも、一つ『未完の完成』があるっていう感じで僕は捉えていました」と、自身の考える土方像に言及した。
■細田佳央太、クライマックスでの自分の表情に「こんな顔してたんだ(笑)」
最終話最大の見どころとなるのは、沖田と芹沢による壮絶なアクションシーン。原作でも登場する「鬼子を克服する」描写の撮影について、細田は「原作の沖田の鬼子って目の色がちょっと変わって、ゾーンに入っている状態という描かれ方にすごく近くて。でも今回の鬼子に関しては、カラコンを入れるという案もあったんですが、監督からは結局目を赤くしないし、CGも使いませんと言われたんです。
『すべてこちらの表現に委ねられた感じなんだ』と思ってすごく怖かったんですけど、皆さんから引き出してもらった沖田像っていうのは絶対にあって。だからこそ、『綾野さんがやる鴨にだったら、この姿を晒してもいい』っていう感覚でできたのが鬼子となった沖田のシーンでした。
最後、『にしゃに会えてよかった総司』『僕もです、芹沢鴨さん』っていうやり取りの時の顔が、もう細田が綾野さんに対して『ありがとうございます』って言ってるようにしか見えなくて、『こんな顔してたんだ』と思って笑ってしまいました。そういったことが起こりうるのがすごく面白いなと思いましたし、役柄上の鬼子となる過程もあったからこそ、あそこにたどり着けたのかなと感じました」と、舞台裏を告白。
そんな細田と対峙していた綾野は、そのシーンで見せたある表情について「アクション練習も含めて細田くんが積んできたものを近くで見てきましたし、山田裕貴のこの作品に対する、熱狂と熱量みたいなものをずっと感じてきた中で、(沖田が)やっと自分の中にある鬼を食いきった。これを僕は、『ちゃんと自分を認めて、自分を愛すことを選択したんだ』と捉えたんです。
やっぱり(鴨としても)そんな男と戦いたいですし、そこに人間的な感動があったんです。そういうことをピュアに受け取れる男たちでなきゃいけないなと。
本当にみんな摂氏100℃ぐらいの熱さで芝居をしているので、例えば鈴木(伸之)くんお芝居を見ていると、ただただ元気をもらえるんですよね。彼が刀持って僕を斬ろうとする瞬間、『うお~っ!』ってやってる彼を僕は待っているんですけど、ただ『待ってる』じゃなくて、『ずっと見てたい』って感じなんです。
そんな『ずっと見続けたい』っていう最高到達点に、あの瞬間の細田くんが、沖田が存在していたというか。それを直で感じた瞬間に、『今日まで生きてて良かった』という思いとか、感謝とか、そして少しの恐怖がスパイスとなって、『たっまんねえな』っていう気持ちになったんだと思います」と、その真意を明かしてくれた。
■成長の足跡が刻みこまれた土方のアクションシーン
全篇を通して圧倒的なアクションシーンが目白押しだった本作。各キャラクターごとに手にする刀の種類や戦闘スタイルも多種多様だったが、アクションシーンを演じるにあたってはどのような工夫があったのだろうか。
山田は「土方は最初“バラガキ”の喧嘩殺法っていうところから、(中島健人演じる)岡田以蔵だったり(安藤政信演じる)田中新兵衛だったりいろんな戦いを通してどんどん武士になっていって。5話の(高橋光臣演じる)平山五郎戦あたりでは、完全に武士の型になっているというのをものすごく意識していました。
一方で、鴨は『お前はもっと、好きに暴れていいんだよ』っていう“暴力”の人なので、(土方の武士として洗練された型は)鴨からすると悲しく見えたらいいなっていうアクションなんです。土方にとって武士になることは、この幕末の世を生きるためには必要なことだったかもしれないけど、そんな武士の時代も変わろうとしていることを鴨はわかっていたので。
アクション監督の園村(健介)さんも、最初の道場破りのシーンで見せた荒々しい型から、土方が武士になっていく過程がはっきり見えるように作ってくださってたので、そこはずっと意識していました」と、武士としての成長が戦いごとに表現されていたことを明かす。
細田は「僕はやっぱり鬼子のところが明確に違うかなと思います。(鬼子のシーンは)ビデオコンテの時点ですでに普段の沖田にはない雑さみたいなものはあったんですけど、鬼子になった時はもっと動物的に動きたいなっていう思いがあって。
ただ、沖田が子どもの時すでに鬼子がいたことを考えると――この時代の人ってそもそも死との距離が物理的に違うので、達観していたり大人びていたりするのは大前提なんですが、その中でもどこか子どもから成長しきれてない要素が欲しかったんです。だから自分が思い通りに行かない時にかんしゃくを起こすように足をジタバタさせてみたり、人間っていう動物からさらに幼くなるようなところを意識して作りたいなと考えていました。
もし今後があるとするならば、芹沢への最後の一撃は沖田が担ったことを思うと、あの戦いの中にしかなかったものは沖田に残り続けると思います。鬼子をうまく取り入れたことを含めて、ここから沖田のアクションはどう変化していくんだろうという楽しみはあります」と、沖田の今後への期待ものぞかせた。
■芹沢鴨を取り合う男たちに「モテすぎてひたすらラブレターをもらうよう」
そんな二人のアクションに込めた思いを聞いていた綾野は、「あの時代から、令和の時代に歳三がタイムスリップして、『あの時代ってこうだったんですよ』って本当にあの場所にいたように話す山田裕貴を見ていると、目には見えないけど、画には映るパワーで鴨という人物は存在していたんだなっていうのをすごく感じて、もうたまらない気持ちになったというか」と万感の面持ちに。
さらに、「その上で言うと、(鴨のアクションシーンは)ただただラブシーンだったなって思うんですよね(笑)。モテすぎてひたすらラブレターをもらうような。みんなが『次は俺だ!』って」と、芹沢と近藤派の面々、さらには平山や新見に至るまで、誰もがその首を狙った芹沢鴨という男を絶妙な喩えで表現してみせる。
その言葉に山田は「アクションシーンでもラブシーンを表現できるっていうことがすごいですよね」と反応し、細田も「だって、『大嫌いです』って普通言わないですよね」と、沖田のツンデレ発言を引き合いに出し笑いを誘う。
そして綾野は、「(劇中で)裕貴と戦ってはいないですが、魂レベルで戦ってるんですよ。おセンチな言い方で申し訳ないんですが、話してるだけで(現場の様子が)蘇ってくるし、『やり切って良かったな』って改めて思います。彼らのために鴨を生きたと言っても過言ではないですし、皆さんが今日見ていただいて、この作品が育っている(のを感じた)ので、今日この日自体がとても感謝です」と語った。
■せっかくの共演シーンに「あれだけだったら嫌でしょ?(笑)」と呼びかけ
また、最終話で満を持して登場した、北村匠海演じる高杉晋作についての話題も。山田は「(芹沢が倒されたことで土方は)とにかくぽっかりと穴が開いているんだと思うんですよね。そこで現れた高杉晋作が、土方に『なんだこいつ』って思わせて、本当にかすかにですけど、ポッと火をつけてくれるんです。
俳優同士の目線で見させてもらうと、匠海くんは僕にとってものすごく信頼のあるというか、肩を預けられる存在でもあって。剛さんが鴨をやってくれたことで、僕たちにいろんな変化を及ぼしてくれたように、匠海くんが高杉晋作としていてくれることで、歳三としても、俳優本人としてももらうものがたくさんあると思います」と、盟友との共演に感慨もひとしおの様子。
その上で、「正直に言うとこれで終わりなので、あとはもう皆さんから沢山の声援がないと続きはないんです。皆さんのお力をお借りすることになるなとは思うんですけども、(この先が)楽しみです。だって匠海っち、あれだけだったら嫌でしょ?(笑)」と観客に問いかけ、続編を熱望した。
綾野も「そうだよね。とりあえず銃打っただけだから。頼むから続篇を」と乗っかり、本作で最終的に戦えなかった土方と芹沢の“幻の一戦”を回想シーンで行うなどの妄想を膨らませる場面も。山田は「原作は続いてますので、あとは本当に皆さんのお力を頼らせていただきたいと思っております」と、詰めかけた観客に重ねてアピールしていた。
※柳俊太郎の「柳」は旧字体が正式表記
※宮崎秋人の「崎」は「たつさき」が正式表記
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