【保育園の洗礼】子どもの発熱に咳…明日から登園できる? 医師の登園許可書が必要な場合と不要な場合

【保育園の洗礼】子どもの発熱に咳…明日から登園できる? 医師の登園許可書が必要な場合と不要な場合

【保育園の洗礼】子どもの発熱に咳…明日から登園できる? 医師の登園許可書が必要な場合と不要な場合

4月29日(水) 14:22

保育園や幼稚園に入園すると、子どもは初めての集団生活を経験します。同時に、さまざまな感染症にかかりやすくなる時期でもあります。「熱が出たけど、いつから登園できるの?」「医師の許可書は必要?」と迷う保護者も多いのではないでしょうか。
保育園はいつから登園できる?

子どもの体調が悪いとき、保育園や幼稚園にいつから行かせてよいのか悩みますね。一般的に、発熱、咳がある場合の登園基準は次のとおりです。
発熱しているときの登園基準は?
登園が可能な場合

・前日に38℃を超える発熱がなかった

・熱が37.5℃以下で、元気があり機嫌がよく顔色もよい

・食事や水分が摂れている

・発熱をともなう発疹が出ていない

・排尿の回数が減っていない

・深刻な咳や鼻水の症状がない

・24時間以内に解熱剤を使っていない

・夜、眠れている

登園を控えたほうがよい場合

・朝から37.5℃を超えた熱が出ているとともに、元気がなく機嫌が悪い

・食欲がなく朝食・水分が摂れていない

・24時間以内に38℃以上の発熱があった

・24時間以内に解熱剤を使用している

・1歳以下の場合は、上記に加えて平熱より1℃以上高いとき(38℃以上の発熱があるとき)

※発熱はあくまでも目安であり、それぞれの子どもの平熱に応じて個別判断が必要
咳があるときの登園基準は?
登園が可能な場合

・連続した咳がない

・喘鳴(呼吸のときにゼイゼイ、ヒューヒュー音がする)や呼吸困難がない

・呼吸が速くない

・37.5℃以上の発熱をともなっていない

・機嫌がよく、元気がある

・朝食や水分が摂れている

登園を控えたほうがよい場合

・咳のために夜間にしばしば起きてしまう

・喘鳴や呼吸困難がある

・呼吸が速い

・37.5℃以上の発熱をともなっている

・元気がなく機嫌が悪い

・食欲がなく朝食・水分が摂れない

・少し動いただけで咳が出る
保育園の登園再開のときに登園許可書は必要?
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」[*1]では、保育園での感染拡大を防ぐために登園の目安が示されています。子どもが感染症にかかったときには、感染症によっては医師が記入する「意見書」(登園許可書)や、保護者が記入する「登園届」が必要になることがあります。

ただし、ガイドラインに定められていない感染症であっても、園や自治体のルールによって登園許可書の提出が必要なことがあります。反対に、ガイドラインに定めがある感染症だから登園許可書が必ず必要なわけではありません。

実際に 登園許可書が必要かどうかは、保育園に直接確認しましょう。
医師が意見書(登園許可書)を記入することが考えられる感染症

麻しん(はしか)

登園の目安:解熱後3日を経過していること

インフルエンザ

登園の目安:発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(乳幼児では3日)を経過していること

風疹

登園の目安:発疹が消失していること

水痘(水ぼうそう)

登園の目安:すべての発疹がかさぶたになっていること

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

登園の目安:耳下腺・顎下腺・舌下腺の腫脹が発現してから5日を経過し、かつ全身状態が良好であること

結核

登園の目安:医師により感染のおそれがないと認められていること

咽頭結膜熱(プール熱)

登園の目安:主要症状が消失した後2日を経過していること

流行性角結膜炎(はやり目)

登園の目安:感染力が非常に強いため、結膜炎の症状が消失していること

百日咳

登園の目安:特有の咳が消失していることまたは、5日間の適正な抗菌薬療法が終了していること

腸管出血性大腸菌感染症(O157、O26、O111等)

登園の目安:医師により感染のおそれがないと認められること

(無症状病原体保有者で、排便習慣が確立している5歳以上の幼児は出席停止の必要なし。5歳未満は2回以上連続で便から菌が検出されなければ登園可能)

急性出血性結膜炎

登園の目安:医師により感染のおそれがないと認められていること

侵襲性髄膜炎菌感染症(髄膜炎菌性髄膜炎)

登園の目安:医師により感染のおそれがないと認められていること
医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症

溶連菌感染症

登園の目安:抗菌薬内服開始後24~48時間が経過していること

マイコプラズマ肺炎

登園の目安:発熱や激しい咳が治まっていること

手足口病

登園の目安:発熱や口の中の水ぶくれ・潰瘍が落ち着き、普段の食事がとれること

伝染性紅斑(りんご病)

登園の目安:全身状態が良いこと

ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルス等)

登園の目安:嘔吐・下痢の症状が治まり、普段の食事がとれること

ヘルパンギーナ

登園の目安:発熱や口の中の水ぶくれ・潰瘍が落ち着き、普段の食事がとれること

RSウイルス感染症

登園の目安:咳などの呼吸器症状が消失し、全身状態がよいこと

帯状疱疹

登園の目安:すべての発疹がかさぶたになっていること

突発性発疹

登園の目安:解熱し、機嫌や全身状態がよいこと
まとめ
子どもが感染症にかかったときにふたたび登園できるかどうかは、「熱が下がったか」だけでなく、機嫌・食事や水分がとれているか・睡眠・咳や呼吸の状態など、全体を見て判断することが大切です。登園許可書が必要かどうかは病気の種類によって異なり、医師の意見書が必要な場合と、保護者の登園届でよい場合があります。

ただし、園や自治体ごとに対応が違うため、最終的には通っている園への確認が安心です。

(文:マイナビ子育て編集部/監修:メディコレ 医師)
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▶新宿区の小学校で学年閉鎖。麻しん(はしか)の感染が拡大、いま起きていること

▶【医師監修】インフルエンザなど感染症の子供は、いつから登園できる?







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参考文献

[*1] 厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」

関連リンク
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マイナビウーマン

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