【写真】涼子(麻生久美子)は元恋人に似た青年と会って驚く
波瑠と麻生久美子がW主演を務めるドラマ「月夜行路 -答えは名作の中に-」(毎週水曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)の第4話が4月29日に放送された。ついに涼子(麻生)は元恋人が下した突然の別れの真相を知る。ルナ(波瑠)は彼の思いを名文学からひも解いた。(以下、ネタバレを含みます)
■バーのママ×専業主婦の異色バディによるミステリー
本作は、ミステリー作家・秋吉理香子氏の同名小説が原作の“痛快文学ロードミステリー”。
波瑠が演じるのは、重度の文学オタクである銀座のバー「マーキームーン」のママ・野宮ルナ。麻生は、仕事漬けの夫と反抗期の子どもにないがしろにされる主婦・沢辻涼子に扮(ふん)する。ひょんなことから出会った2人は、涼子の元恋人探しの旅に出て、そこで思いがけず事件に巻き込まれていく。
出演はほかに、涼子の学生時代の恋人・カズト役を作間龍斗、涼子の夫・菊雄役を田中直樹、ルナの同級生で大阪府警の刑事・田村徹矢役を柳俊太郎、田村の相棒・小湊弘樹役を渋川清彦が務める。
■カズトにそっくりな青年がルナと涼子の前に現れる
ルナと涼子のカズト探しは思いがけない展開を迎えた。カズトによく似た青年・奏(作間/二役)が現れたのだ。
ルナと涼子が訪れた飲食店で二人のことを偶然知った奏は、二人を自宅に連れて行く。そこで待っていたのは、かつて涼子がカズトに別れを告げられたときに、結婚相手として傍らにいた女性。その人は奏の母で、カズトの姉・貴和子(鈴木砂羽)だった。
貴和子が明かしたカズトのその後は、涼子との別れから4カ月後に亡くなったという。絶句する涼子は、さらなる驚きの真相を知る。別れの2カ月前、涼子のアパートが火事になり、カズトは命がけで助けてくれたのだが、そのときに負ったやけどで入院した病院で末期がんが判明し、余命半年が宣告されていた。
カズトは自分もその事実をなかなか受け入れられない中、病気のことを誰にも伝えないと決意。それは恋人である涼子にも。カズトは貴和子に恋人のふりを頼み、涼子に別れを告げたのだった。
■カズトが太宰治の本に残した思いにルナが気付き、涼子は号泣
別れた1週間後に「最後にもう一度会えないか」と電話がきたが、無視してしまった涼子。「本当の意味の“最期”だなんて、思わないじゃないですか」と、涼子の悲しみが募る。長く抱いていた後悔を清算し、前に進むためのカズト探しだったが、その後悔は取り返しのつかないものに。もともと数日前に体調を崩していた涼子は、カズトの仏壇の前で気を失ってしまった。
カズトの別れ方が文豪・太宰治の遺作となった「グッド・バイ」をモチーフにしていると気付いたルナ。カズトも文学好きで、特に太宰作品を愛読していたのだ。奏は、今も残されているカズトの部屋にあった「グッド・バイ」を読んだという。その本を手にしたルナは、カズトが“マルジナリア”といわれる本の余白に感想などを書き込むスタイルだったことを知る。
一晩かけてカズトの部屋にあった何十冊もの本を調べたルナ。最後に読んでいたのは太宰治の「パンドラの匣」と思われた。結核を患った青年が迫りくる死におびえながらも、明るく生きる話だ。そこに書き込まれていた、死に向かう自らの思いと涼子への愛ある言葉。涼子は、その中に「ありがとう、涼子」という一文を見つけ、こらえきれずに泣き声をあげた。
SNSには「予想外の展開」「涙なしには見られなかった」「苦しくて切なくてあたたかい回だったなぁ」「余韻がすごい」といった声が上がり、カズトと奏の2役を演じ分けた作間への称賛も寄せられた。
カズトの思いを知ることができた涼子は「カズトに会えてよかった。明日から前を向いて、ちゃんと生き直そうと思えた」と語り、ルナに感謝した。これでカズト探しは終わったが、ラストはルナと菊雄の密会が映し出された。謎めいた物語はまだまだ終わらない。
※柳俊太郎の柳は、「木」偏に「夘」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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